新木優子「なんで今、私がここにいるんだろう」小栗旬、西島秀俊との共演で緊張!

2017.4.12
『ゼクシィ』や『ガスト』のCMモデルに起用されるたび「あの美少女は誰!?」と巷で話題沸騰。最近ではドラマや映画のヒロインに次々と抜擢されるなど、着実に活躍の幅を広げている新木優子さん。
新木優子

現在放送中のドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』では、主要キャストに選ばれ、アクションシーンにも初挑戦。本格派女優としての階段を駆け上がる新木さんに、仕事に懸ける熱い想いやプライベートなお話まで聞いてきました。

モデルを始めてからやっと自分に自信を持てるようになった。

――最初に『CRISIS~』の出演オファーを受けたときは、どんなお気持ちでしたか?

新木:脚本家の金城一紀さんとプロデューサーの方にお会いするところから始まりました。ストーリーはもちろん、今まで挑戦したことのないアクションシーンがあるというお話も聞いて、すごくワクワクしていました!

――実際に顔合わせされたときは、緊張しませんでしたか?

新木:緊張しました…! 演じる役についての前情報がなかったので、私は本当にイメージに合ってるんだろうかと考えちゃって。前情報があれば、それっぽく振る舞ったりもできそうですけど(笑)、それがまったくなかったので、素の自分を見ていただくしかなくて…。私もそこでお二人の作品に懸ける熱意を感じて、ますます作品への気持ちが強くなったんです。だから台本をいただいたときは、すごく嬉しかったです!

――アクションシーンの準備はどうされたんですか?

新木:撮影前に基礎のカラダ作りだけはしておきたくて、半年前からジムに通いました。実際にアクションの稽古が始まったのはインする3か月前で、カリというフィリピン武術を習ったんですけど、初めての経験で楽しかったです。

――それにしても小栗旬さんや西島秀俊さんなど、共演者の方々が超豪華。その中で演じるのは、プレッシャーも大きかったはずです。

新木:撮影に入るまではすごく緊張してました。始まっても、なんで今、私がここにいるんだろう…って思うこともありましたし。でも、共演者の方やスタッフさんが私に気を使ってくださっていたので、少しずつ緊張がほぐれていきました。得たものもすごく多かったですし、充実した撮影期間でしたね。クランクアップが本当に寂しかった…。

――新木さんにとって思い出深い作品になったんですね。

新木:そうですね。23歳でこの役をいただけたのは大きかったと思います。同級生は社会人1年目で、いろんなことを学んでいる時期。私も大学を卒業して、初めて仕事だけに向き合ってるときに撮った作品だったので、そういう意味でも大きかったなって思います。

――お仕事一本になってから、心境の変化はありましたか?

新木:あまり変わらないですね。今までも仕事をやってきて、そこにプラス学生生活があることのほうがどちらかというと違和感があったんですよ。いつの間にか、学生生活よりも仕事のほうが重みを増していたというか。だからお仕事一本になって、今とてもしっくりきています。

新木優子2

――もともとスカウトで芸能界入りされたんですよね?

新木:そうです。小学生のとき、親戚のおじさんに連れていってもらった原宿の竹下通りで。

――その前から、このお仕事に興味があったんですか?

新木:私が小学生の頃は『天才てれびくん』が流行っていて、それに出ているコを見て、楽しそうだなって思ったりはしてました。でも、自分から何かに応募したりってことはなかったですね。

――スカウトされて、興味が?

新木:そうですね。声を掛けていただいたってことは、自分にもできるかもしれないなって。だったらやってみたいなって。それで私から親に事務所に電話してって頼んだんです。

――このお仕事、自分に合ってるなって思いますか?

新木:やっぱり演じていて楽しいし、なかなかできないことをお仕事としてできるということが嬉しいんです。そんな自分の性格を存分に発揮できるお仕事なので、すごく自分には合ってると思いますね。

――では、今までの活動の中で、挫折を感じたり、辞めたいって思うこともなかったですか?

新木:うーん、高校生くらいまではよく辞めたいって思ってたかも…。

――その理由は?

新木:ライバルが多いなあと思っていて。同世代で自分より活躍しているコを見ると、羨ましいなぁとか、自分の何がダメなんだろうって悲観的に考えることが多かったんですよね。そんなふうに考えちゃう自分もイヤで。でも大学生くらいの頃から、どうしてこのコはこんなに注目を浴びてるんだろうってことを真剣に考えるようになったんです。そうすると自分の足りない部分だったり、逆に自分の個性だったりが見えてくるようになって、少しずつお仕事がいただけるようになっていきました。

――転機になったようなお仕事はありますか?

新木:モデルのお仕事を始めたことです。事務所に入りたての頃は演技レッスンを受けていたので、漠然と自分は女優さんになるんだろうなぁって思ってたんですよ。でも中学生になって周りがファッション誌を読み始めるようになると、私もこういうかっこいいお仕事にチャレンジしてみたいなぁって思うようになって。それで、自分の意思で事務所にモデルの仕事をやってみたいってことを伝えて、鏡の前でポージングの練習をしたりしてました。

――モデルを始めて、何が大きく変わりましたか?

新木:自分のことを知っていただく機会が増えたことで、自分がこういう仕事をしてるってことを、胸を張って言えるようになったんですよね。なんていうか、自分に自信を持てるようになったんです。

あらき・ゆうこ 1993年12月15日生まれ、東京都出身。『non‐no』専属モデルやゼクシィ8代目CMガールを務めるなど、CMに多数出演して話題に。4月13日スタートのテレビ東京系ドラマ『100万円の女たち』(毎週木曜25:00~)にも開菜々果役で出演。

トップス¥18,000 ボトムス¥18,000(共にザ デイズ トウキョウ/ザ デイズ トウキョウ 渋谷店 TEL:03・3477・5705) その他はスタイリスト私物

直木賞作家・金城一紀さんが原案、脚本を手掛けたドラマ『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』は毎週火曜21:00~フジテレビ系にて放送中。新木さんは特捜班メンバーでサイバー情報分析に秀でる凄腕の元ハッカー・大山玲を演じている。同じ特捜班のメンバーを演じるのは小栗旬さん、西島秀俊さん、田中哲司さん、野間口徹さん。

※『anan』2017年4月19日号より。写真・内山めぐみ インタビュー、文・菅野綾子

(by anan編集部)


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