いつも恋愛中? 『オオカミちゃん』で注目のラッパーRude-α

2020.2.24
23歳の若きラッパー、Rude-α。2月8日に誕生日を迎えた彼が、1stアルバム『23』をリリースする。

恋愛、夢、地元への思い…。23歳の“今”が詰まったアルバム。

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「インディーズの頃も含めて、アルバムを出すのは初めて。この中には、今までやってきたことであったり、今の自分であったり、23歳の等身大のRude-αが詰まっている。コンセプトとか統一性というより、自由にやらせてもらった感じです」

なかでも多数を占めるのが、恋愛にまつわる楽曲。“等身大”ということは、目下、恋愛モード!?

「そんなことないんですけど、自分でもアルバム1枚通して聴いてみて、ラブソングが多いなって思いました(笑)。今後、“ラブソング系の人”みたいな路線で攻めていこうかな」

と、いたずらっぽく答えるなど、会話の端々に親しみやすい人柄が感じられるRude-α。昨年は、真実の恋がしたい男女の中に恋愛をしない“嘘つきオオカミちゃん”が紛れているAbemaTVの恋愛リアリティ番組『オオカミちゃんには騙されない』に出演し、女子高生からも注目を集める存在に。収録曲「It’s only love」には、番組出演時の経験が綴られている。

「『オオカミちゃん』って、男の子たちは騙される側ですけど、騙す側のオオカミちゃんのほうが、実はすごく辛いんじゃないかなって思ったんです。そういう思いを曲にすることで、少しでも伝わることがあるといいなと思って書きました。あの番組では僕が最年長だったので、何か問題があった時には、僕がフォローしないと。そう思えるようになったことが、自分の中ではデカかったですね」

一方で、表題曲でもある「23」は、自伝的なストーリーテリングで、自らや周りを鼓舞するような楽曲だ。

「23歳って、地元ではみんな結婚していたり、就職していたり。そんな中でも僕は、いまだに夢を追い続けているというか。でも僕の姿を見て、『俺もがんばる』って言ってくれる友達がいる。みんなが大人になっていく中で、そいつらを熱くさせる曲が作りたい。そう思ったんです」

Rude-αの根底にあるのは、誰かの希望になりたい、という思い。

「音楽を始める理由は、お金を稼ぎたいとか、有名になりたいとかいろいろあると思うんですけど、僕が一番に思っているのは、“人の夢になりたい”ということ。今年中に『武道館でライブをします』って発表できたらいいなって思っています」

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『23』【初回生産限定盤】¥3,409 【通常盤】¥2,727 3月4日発売。2月8日に配信されたニューシングル「アイスクリーム」や、韻シストのBASIとコラボした「ハレルヤ」など全14曲。(ソニーミュージック)

ルード・アルファ 1997年2月8日生まれ、沖縄県出身。高校2年からラップを始め、「第6回高校生ラップ選手権」で準優勝。2019年、メジャーデビューEP『22』リリース。3月から、1stアルバムリリース全国ツアー開催。

※『anan』2020年2月26日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・山田陵太 ヘアメイク・佐々木渚香 取材、文・保手濱奈美

(by anan編集部)

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