田代 わこ

【憧れのブランドがズラリ】『PARIS オートクチュール』展でエレガントな女子になる!

2016.4.5
女子憧れのラグジュアリーブランドが勢ぞろいする展覧会、『PARIS オートクチュール ―世界に一つだけの服』が東京・丸の内の三菱一号館美術館で開かれています。展示されているのは、シャネルやディオール、バレンシアガなど高級ブランドファッションばかり。見ているだけでエレガントな女子になれそうな展覧会、ぜひチェックしてみて!

パリでも大好評!『PARIS オートクチュール ―世界に一つだけの服』展

オート入口

【女子的アートナビ】vol.14

この展覧会では、19世紀後半にパリで誕生したオートクチュールの歴史を、約130点のドレスや小物などにより紹介。ドキドキするほど美しいドレスたちが、まるで彫刻作品のようにズラリと並んでいます。

本展は、2013年にパリ市庁舎で開かれ人気を博した展覧会を再構成したもの。パリ・モードの殿堂、ガリエラ宮パリ市立モード美術館が監修しています。

オートクチュールって?

オートは『高い・高級』、クチュールは『縫製・仕立て』を意味するフランス語。一般的には『高級衣装店・高級注文服』などと訳されています。フランスでは、パリのクチュール組合から承認された数少ないブランド店だけが『オートクチュール』を名乗れるとのこと。その条件も厳しく、例えば「年2回以上オリジナルデザインの型をパリで発表すること」など、さまざまな規定があるようです。

ため息が出る美しさ

デザイナー主導で創り上げていく “一点もの” のドレスは、生地やデザイン、縫製などすべてが超一流。どれもため息が出るほどステキです。

オート図録

特にオススメは、本展の図録表紙にも使われているバレンシアガの『イヴニング・ドレスとペティコートのアンサンブル』。実物を見たとき、あまりの華麗さに絶句しました。ピンクのワンピースは前の部分がカットされた大胆なデザインで、スカート部分の表面にはダチョウの羽毛が使われ、美しいアート作品のようです。

展示されているのは華やかなイヴニング・ドレスが中心ですが、ウェディングドレスやテーラード・スーツもあり、また制作年代も19世紀後半から現代のものまでさまざま。さらに、繊細な羽根細工やコサージュなど、世界最高峰の職人たちが手がけた小物類のほか、デザイン画や写真なども楽しめます。

気品あふれるドレスたちを間近で見れば、女子力がアップすること間違いなし! ぜひ丸の内へ足を運んでみて。

Information

会期:~ 5月22日(日) 
※休館日は月曜日(ただし、祝日と5月2日、16日は開館)
時間:10:00 ~ 18:00(祝日を除く金曜日、会期最終週平日は 10:00~20:00)※入館は閉館の30分前まで
会場:三菱一号館美術館
料金:一般 1,700円/大学生・高校生 1,000円/中学生・小学生 500円

http://mimt.jp/paris-hc/