現役ハーバード大生も! インターナショナルな4人組・INTERSECTION

写真・大内香織 取材、文・かわむらあみり — 2019.8.20
音楽をこよなく愛する、ライター・エディター・コラムニストのかわむらあみりです。【音楽通信】第3回目に登場するのは、日本・アメリカ・キューバといった国際色豊かなカルチャーをまとう、橋爪ミカさん、青山ウィリアムさん、ミッチェル和馬さん、モリアティー慶怜(ケーレン)さんの4人からなるボーイズグループ・INTERSECTION(インターセクション)!

個性豊かなINTERSECTION

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写真左からミカ、ウィリアム、ケーレン、カズマ

【音楽通信】Vol. 3

2018年10月に限定配信された1stシングル「Heart of Gold」でデビュー後、グループだけでなく、ソロ活動も行っている、18歳から20歳で構成されたINTERSECTION。取材中もフレッシュな感性を輝かせ、何よりみなさん楽しそう。8月21日に配信される1stアルバム『INTERSECTION』について、お話をうかがいました。

ーー『ananweb』初登場ですね。結成のいきさつを教えてください。

カズマ みんなスカウトされて、その後に歌のオーディションを受けて集まりました。最初にウィリアムがいて、ぼくはその次に加わりました。そしてふたり(ケーレン、ミカ)が入り、4人でレッスンを重ねて、グループとしての絆も深まりデビューすることができました。

ーーそうしてグループが形作られてきたわけですが、それぞれのキャラクターはいかがでしょう。

ケーレン ぼくは弟キャラです。常にポジティブで、エネルギーがあるので、ずっと話しています(笑)。あとアートが好きで、クリエイティブな一面もあるんですよ。

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モリアティー慶怜(ケーレン)。2001年4月12日キューバ生まれ。グループの最年少メンバー。

カズマ ぼくはまとめ役ですね。みんなのいろいろな個性をぼくが仕切る感じ。こうして日本語を話す機会とか、ビジネス的なこととか、日本のファンのみなさんと話すときも、メンバーの意見を聞いてぼくがリーダーシップを取っている感じがあります。

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ミッチェル和馬。2000年5月15日ニューヨーク生まれ。現役ハーバード大生でモデル。

ミカ ほかのメンバーにとって、ぼくは兄のような存在。みんなの悩みを聞きます。まわりに合わせることも得意ですね。

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橋爪ミカ。1998年12月21日ハワイ生まれ。グループのリーダー。

ウィリアム とにかく音楽が好きで、音楽を作っています。メンバーによると、ぼくはクールでミステリアスな感じらしいです。

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青山ウィリアム。2000年5月19日カリフォルニア生まれ。グループの作曲担当。

多面的な音楽性を見せていく

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ーーカズマさんとミカさんはソロ・シングルも配信されていますが、ソロとグループでは意気込みは違いますか。

カズマ そうですね。小さい頃からクラシックの楽器をやっていて、ジャズが好きで、ソロではそういう要素を出していきたいと思っていて。グループは、聴いてくれているみなさんが好きな音楽とか、いまはやっている音楽とかも全部取り入れて作っているものという違いがありますね。

ミカ グループでの音楽は、ファンのみなさんに、自分たちのいろいろな面を見せられる機会だと思っています。ソロの音楽では、それぞれのメンバーの個性を知ってもらえたらと。

ーー楽曲では、普段みなさんが使われている英語のほうがのびのびと歌っている印象ですが、日本語だと歌いづらいこともあるのでしょうか。

ケーレン 最初は日本語が難しくて苦戦しましたが、練習やパフォーマンスを繰り返すうちに、歌詞の意味を考えて感情を込めて歌えるようになりました。

ウィリアム ぼくは普段の生活で日本語もよく使っているのですが、歌になるとなぜかイントネーションがおかしくなっちゃって、レコーディングでは何度も録り直しました。でも、これからもっと日本語の曲も歌っていきたいと思っています。

ーーアルバムでは英語の歌詞が多い中、収録曲の「One Step Closer」は日本語で歌われているナンバーです。日本の女の子にも届きやすい歌かと思いますが、そのあたりは意識して作っているのですか。

ウィリアム 日本とアメリカのふたつのカルチャーを持っているので、両方からの要素を音楽へと引き出せたらいいなと。この曲は(現在放送中の)アニメ『フルーツバスケット』(テレビ東京 金曜深夜1:23)のエンディングテーマで、原作の漫画も読んで、世界観に合う、日本の女の子にも届くようなものを書いています。

ーー難しくなかったですか?

ウィリアム 難しかったです。

ケーレン 天才!(と隣りに座るウィリアムさんを指差す)

ウィリアム 自分で曲を作ったり、歌詞を書いたりするときはだいたい英語で、日本語の歌詞を書くのは2回目です。英語と日本語はフロウが違って曲にはめづらくて。日本語のボキャブラリーが豊富じゃないということもあるんですけど、伝えたいことと、音のバランスを取るのがとくに難しかったんですよね。

ーーアルバムリリースの後に、ツアーのご予定は?

ウィリアム 来年の春くらいにやれたら良いですね。

デビューしてから応援してくれる人が増えた

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ーーみなさん、歌うときに気をつけていることはありますか。

カズマ お水をたくさん飲むようにしていて、みんなも、毎日発声の練習をしていますね。

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ミカ 風邪をひきやすいので、ビタミンを毎日採るようにしています。

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ケーレン 熱いお茶をたくさん飲んでいますね。まだ変声期なので、ときどき喉をマッサージしてほぐすことも。

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ーーデビューしてから現在までの約1年間、みなさんの中でファンの方からの手応えのようなものは感じていますか。

ミカ パフォーマンスを何度かしていく中でファンの人たちがだんだん増えてきて、前回のライブのときにも来てくれていた人たちが毎回来てくれているんだと思うと、グッときて感動しました。

ケーレン 家の近くの飲食店で、従業員の人に「サインが欲しい」と声をかけられました。

ウィリアム ぼくたちの音楽がぼくたちの知らないところで広がっていってくれて、ライブを観に来てくれる人が増えたり、コメントが増えていったりしているのを見るととてもうれしいし、充実した気持ちになります。

ーーインスタなどでも発信されていますが、女性ファンのかたも多いんでしょうか。

カズマ そうですね。

ケーレン インスタでファンが作ってくれたアートとかを見て、喜んでいます。

世界中で活躍していきたい

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ーーみなさん、普段はどのように過ごしていますか。

カズマ 最近は音楽活動のほかに、AbemaTV『オオカミちゃんには騙されない』(女子高生の70%が観ているという恋愛リアリティ番組)の収録などが入っていて、ほぼ休みなくがんばっています。(笑)

ーー観させていただいています。女子がキュンキュンする番組ですよね。

カズマ (照れながら)ありがとうございます。それとか、雑誌の撮影などがほとんどです。たまにある休日は、映画を観ています。

ーーどんな映画をご覧になるのですか。

カズマ 『天気の子』という映画を観ました。めちゃくちゃ良かったです、感動しました。

ウィリアム 音楽作りに没頭しながら、大学が始まるのでその準備もしています。

ケーレン 友達や家族と過ごしたり、映画を観たり、食べたり、ダンスしたり、音楽聴いたり。

ミカ とりあえずやってること全部言ってるよね。(笑)

ケーレン (笑)フォトショップで写真を加工したり。アートが好きだから。

ーーいつか個展などをされるかもしれませんね。

ケーレン そうですね! やるしかないです。アートのために、フォトショップで写真を加工するんですけど、おもにギャグの写真で(笑)。ギャグと、真剣なアートのふたつです。

ミカ いつも予定を立てて、外に出ます。ジムに行ったり、家族と過ごしたり、時間があったら旅行やサーフィンも。

カズマ 楽屋では、みんなでゲームをすることもあります。あとは漫画を読みますね。

ーーそうなんですね。では、みなさんの好きな女性のタイプはありますか。

カズマ かわいいストリートファッションとか着ていて、自分のスタイルがある人。あとメッセージの返信が早い人ですね。

ウィリアム ぼくの世話をしてくれる人。基本的に自分のことばかりしているので、それをわかってくれる人。

ミカ 自分のプライオリティがきちんとしている、自立している人がいいです。そこから自分も学べるから。

ケーレン ファッションも大事だし、一緒にいてノリがいい人も。でも一番は、信頼してくれる人。信頼関係が一番大事ですね。あと、かわいい子です。(笑)

ーー(笑)わかりました。INTERSECTIONとしての今後の目標を教えてください。

カズマ ぼくたちのベーシックな考えとして、日本とそのほかの海外を隔てて考えていないので、世界中にファンを広げられたらいいなと思っているし、ワールドツアーもできたら最高だなって思っています。

ケーレン 好きなアーティストともコラボしたい。ジャスティン・ビーバー、リアーナ、ONE OK ROCK……。

ウィリアム この間、タイの番組に出させていただくことがあったのですが、今後タイでファンクラブイベントも定期的にやっていきたいですし、日本だけでなく、アジアからもファンを広げていきたいですね。

ーー最後に、『ananweb』を読んでいるみなさんにメッセージをお願いします。

ウィリアム 自分たちでも楽曲をいっぱい作っているので、ぼくたちの世界観やアイデンティティに注目してほしいです。そして、これからINTERSECTIONをよろしくお願いします。

カズマ 『ananweb』の読者のみなさん、ぼくたちの記事を読んでくれてありがとうございます。これからもたくさん活動を続けていきたいと思うので、ぼくたちの音楽を聴いてもらって、応援よろしくお願いします!

取材後記

普段は英語で交流しているINTERSECTION。インタビューでは、日本語も得意なカズマさんが、難しい日本語をほかのメンバーに通訳してくださって、取材がスムーズに進行できました。そんなカズマさん、ウィリアムさん、ミカさん、ケーレンさんは、今後、東京から世界へと羽ばたいていくはず。まずは1stアルバムをチェックしてみてくださいね。

【INTERSECTION PROFILE】

橋爪ミカ、青山ウィリアム、ミッチェル和馬、モリアティー慶怜の4人からなるボーイズグループ。2018年10月に配信限定の1stシングル「Heart of Gold」でデビュー。これまで配信シングルを合計5作、カズマとミカそれぞれがソロを2作発表、イベントなどにも参加しパフォーマンスを磨く。今夏は「SUMMER SONIC」や「a-nation 2019」など大型フェスに出演した。

ヘアメイク・向井大輔/スタイリスト・百瀬豪
衣装協力・ALMOSTBLACK/DELUXE

Information

INTERSECTION:ALBUM

New Release

『INTERSECTION』
1. You’re The Reason
2. Body Language
3. Falling
4. Lost Boy
5. Who Do You Love
6. Hot Water
7. Love Alone
8. Heart of Gold
9. Twisted
10. One Step Closer
11. Starting Over

8月21日配信リリース
¥ 2,000(税込)

INTERSECTION オフィシャルサイト

https://intersection-tokyo.jp/

https://www.instagram.com/intersection_tokyo/

https://twitter.com/intersectiontyo