理想は競歩のフォーム? “正しいウォーキング”で免疫力UP!

2020.4.19
免疫力を高めるためには何をすれば良い? ここでは、自然治癒力をUPさせる“ウォーキング”に注目。正しいウォーキングができているか、さっそくチェックしてみましょう。

正しい歩行習慣は、すべてを上向きに導く。

「適度な運動を行うと、NK細胞(免疫細胞)が活性化され、免疫力が上がるといわれています。最も身近な“適度な運動”といえば、ウォーキングです」

医師の長尾和宏先生によると、ウォーキングにはメリットだらけ。

「歩くと胃腸の調子が良くなるので、便秘が解消され、食欲も出ます。さらに適度に体が疲れるので、熟睡できるようになり、睡眠の質が上がる。そして歩くことは脳内のホルモンバランスの調整の手伝いもしてくれるので、メンタルも向上。まずは、距離や時間にとらわれず、ちょこちょこでも歩く習慣をつけましょう。合ったシューズと正しいフォームで、ぜひ皆さんも歩いてください!」

シューズ選び

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□ かかとをつけたとき、足のカーブに合うか
□ 横幅が窮屈でないか
□ つま先が当たっていないか
□ 指が曲がっていないか
□ 甲が圧迫されていないか
□ くるぶしが当たらないか
□ 土踏まずのアーチラインが合っているか

正しい歩き方をマスターしよう!

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1本線の上を歩くイメージで、体にひねりが加わる。お尻を左右に振るように歩いて!

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OK:軽く肘を曲げまっすぐ後ろに引くよう腕を振る。肩甲骨の周囲の筋肉を動かして。理想は競歩の選手のフォーム。

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NG:肘を90度近くも曲げ、ぶんぶん振り回すように上げ下げするのは、間違った腕振り。

ながお・かずひろ 医学博士、長尾クリニック院長。著書に『歩くだけで「生活習慣病」が9割治る!』(大洋図書)など。

※『anan』2020年4月22日号より。イラスト・別府麻衣 取材、文・河野友紀

(by anan編集部)