田代 わこ

【布フェチ必見!】フランス布にうっとり♡ 『西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展』

2016.6.22
布好き女子にオススメの展覧会、『西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展』が渋谷のBunkamuraザ・ミュージアムではじまりました。“西洋更紗(さらさ)” が主役の展示会場には、すてきな図柄のコットンプリントやタペストリーがいっぱい♡ 洗練されたフランス布の世界を楽しんでみませんか?

『西洋更紗 トワル・ド・ジュイ展』とは?

【女子的アートナビ】vol.27

本展のタイトル、ちょっと耳慣れない言葉が並んでいますよね。まず、“更紗” とは、動物や花などの模様を染めた木綿の布のこと。そして、“トワル・ド・ジュイ(ジュイの布)” とは、ヴェルサイユ近郊の村、ジュイ=アン=ジョザスの工場で作られたプリント布地を指します。この工場は、1760年、ドイツ人技師オーベルカンプにより設立されました。ジュイで製造された美しい西洋更紗はヨーロッパで一世を風靡。今でもフランスの優美なデザインプリントは、世界中で愛されています。

トワル美術館

本展では、フランスのトワル・ド・ジュイ美術館が所蔵する美しいコットンプリントを中心に、中世のタペストリーやインド更紗、絵画などを多数展示。エレガントな布の魅力をたっぷり楽しめます。

オススメは木版プリント!

イチオシは、木版プリントによる布地。さすがフランス! バラやライラック、パイナップルなどがデコレーションされたコットンプリントは、とってもエレガント。これらのデザインは、当時ヨーロッパで流行していたボタニカル・アートの影響も受けているとのこと。フランスの花々だけでなく、オーストラリアのエキゾチックな植物まで描かれているので、ひとつひとつの花をチェックしてみるのも楽しいですよ。

トワル・ド・ジュイは、あのマリー・アントワネットも愛用していたとのことで、王妃が着用したドレスの断片も特別に展示されています。内覧会では、本展の公式サポーターを務め、舞台でマリー・アントワネット役を演じた大地真央さんが登場し、トワル・ド・ジュイの魅力を語ってくださいました。

アンティーク好きには銅版プリント♡

アンティークが好きな人には、銅版プリントで製作されたテキスタイルがオススメ。神話や文学などさまざまなテーマが描かれています。そのなかでも、画家のジャン=バティスト・ユエがデザインした田園風景はうっとりする美しさ。アンティークな雰囲気漂う布でクッションカバーなどを作れたら、ステキですね☆

ショップもチェック!

トワルショップ布

美しい布の世界を堪能したら、ぜひミュージアムショップへ。ここには女子の心をわしづかみにするグッズが勢ぞろい。まず目に飛び込んできたのは、アンティーク布。こちら、なんとトワル・ド・ジュイ美術館とフェリシモ・クチュリエの特別コラボレーションで誕生したトワル・ド・ジュイの復刻版なんです! 結構大きめのカットクロスなので、クッションも作れます♪ 

トワルIMG_2839 (640x427)

ほかにも、おしゃれなデザインのコンフィチュールや紅茶、さまざまな雑貨もあり、見ているだけでも楽しめます。

布好きにはたまらない展覧会は7月31日まで。どうぞお見逃しなく!

Information

会期:~ 7月31日(日)※会期中無休
時間:10:00 ~ 19:00(金・土曜日は21:00まで) ※入館は30分前まで
会場:Bunkamuraザ・ミュージアム
料金:一般 1,400円/大学生・高校生 1,000円/中学生・小学生 700円

http://toiledejouy.jp/