あの“モンスター”の弟も登場 年末は世界タイトル戦がアツい!!

2018.12.28
すっかり恒例となった年末の世界タイトルマッチ開催。今回予定されている中から、注目選手をご紹介。『ボクシング・ビート』編集長の島篤史さんに見どころを伺った。

まずは初の世界戦に挑む井上拓真。現WBAバンタム級王者“モンスター”井上尚弥の弟だ。

「兄が世界的にもずぬけた存在なので、プロデビュー時から注目されていましたが、もちろん実力もあり、勝つ可能性も高いと思います。同じ階級で同時期に兄弟で世界王者というのはあまり前例がないですね」

次は、井岡一翔。’17年大晦日の電撃引退から、’18年7月に現役復帰を発表。9月、復帰戦に勝利し、今回2戦目で4階級制覇に挑む。

「階級を上げて通用するにはテクニックがないと難しいのですが、復帰戦でも、さすが井岡という技術の高さ。スキルは全然錆びてなかった。体格的にもフィットしていましたし、4階級制覇、期待していいのでは」

最後はメイウェザー。元世界最強の王者が総合格闘技「RIZIN」のリングで、キックボクサーの那須川天心とエキシビションマッチを行う。二人に体重差がある時点で、ボクシングからは逸脱と前置きした上で、「那須川選手がメイウェザーに当てられるか? そこに注目して観るファンも多いのでは」と、島さん。

井上拓真
念願の世界戦初挑戦、兄弟王者なるか!?

ボクシング

WBC世界バンタム級4位。12戦12勝。今回は、同級2位のペッチ・CP フレッシュマートと対戦。当初、2 年前にデビュー9戦目で世界戦が予定されていたが怪我で中止に。

WBC世界バンタム級暫定王座決定戦。12/30 19:00~フジテレビ。

井岡一翔
現役復帰2戦目で世界戦、日本人初の4階級制覇へ!

ボクシング

WBC世界スーパーフライ級シルバー王者。24戦23勝。元WBC・WBA世界ミニマム級統一王者。さらに、ライトフライ級、フライ級の3階級を日本人最速で制覇した。

WBO 世界スーパーフライ級王座決定戦。12/31 18:00~TBS。

フロイド・メイウェザー
伝説の最強ボクサーが総合格闘技のリングに

総合格闘技

元WBC世界スーパーフェザー級、同ライト級、同スーパーライト級、同ウェルター級、同スーパーウェルター級王者。50戦無敗で5階級制覇を達成した伝説のボクサー。©ロイター

「RIZIN.14」12/31 18:00~フジテレビ。

※『anan』2019年1月2・9日号より。写真・アフロ

(by anan編集部)

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