濱田 文恵

乾燥肌の原因と欲張り東西美養ケア 宮廷式美養 #1

2019.11.24
3000人もの美女がいた古代中国の宮廷で、皇帝からの寵愛を一身に受けていたとされる宮廷美女・楊貴妃。多くの妃は、彼女のように美しくなりたいと美養生を日夜研究し、ひと時も手を抜かずに行なっていました。そこで、日中美容研究家であるわたし濱田文恵が、現代のセルフ美容に古代宮廷での美養生をMIXさせた「宮廷式美養」をお届けします。第1回目は、この時期から気になってくる肌の乾燥に関する美養生です。

美を追求した宮廷美女たちの保湿ケアとは?

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【宮廷式美養】vol. 1

宮廷美女たちが暮らしていた中国は陸続きのため、島国である日本の女性に比べて肌が乾燥しやすかったと言われています。

そんな環境下でも、妃たちはたったひとりの皇帝に愛されるため、あらゆる保湿ケアを取り入れていました。そこで、いつものスキンケアにプラスして取り入れてほしい宮廷式の美養生をご紹介したいと思います。

時代問わず、美女の魅力を下げるカサカサ肌の要因は

肌がカサカサになる原因としては、肌表面に存在する角質細胞が、湿度の低下や間違ったスキンケアなどで水分を保つことができなくなってしまうために乾燥状態になり、カサカサしてしまうと考えられます。

一方で、宮廷式美容では、湿度の低下や間違ったスキンケアなどの外的な要因に加え、体内の状態によっても肌はカサカサすると考えられていました。

【宮廷式】肌が乾燥する要因1

肺といえば、"皮膚呼吸"という言葉があるように、皮膚とつながっているとされています。その「肺」は、臓器のなかでも、口を通じて外気に最も触れやすい場所にあり、乾燥が苦手です。

そのため「肺」が乾燥すると、肌も乾燥しカサカサしてくると言われ、湿度が低くなる秋冬はスキンケアに合わせて体内から肺を潤わせる美養生が必要なのです。

【宮廷式】肌が乾燥する要因2

乾燥に負けない肌というのは、健やかな角質細胞を作れるかどうかと言っても過言ではありません。そのためには、血液によって新鮮な酸素と十分な栄養が絶え間なく運ばれてくる必要があります。

現代風に言うと、整ったターンオーバーです。ということは、肌がカサカサにならないためには、体内の血の巡りがきちんと整っていなくてはいけません。

日頃から、貧血気味の方や、生理痛の重い方、また慢性的に冷えがある方は、この血の巡りが乱れている可能性があります。スキンケアをする時にセルフマッサージを取り入れて血の巡りを促しましょう。

カサカサ肌のための和漢コスメで外側ケア

秀くりーむ / あきゅらいず
秀くりーむ / あきゅらいず

「乾燥を防ぐために、保湿ケアをしている」という女性が多いですが、実際に正しく保湿ケアができている方は割と少ない印象です。潤い肌に必要なのはたっぷりの水分と適度な油分。

そこで、オススメしたいのがあきゅらいずの美養品「秀(しゅう)くりーむ」です。こちらは、中国に現存する保湿成分の和漢ハーブ10種類を独自にブレンドし"草根木皮(そうこんもくひ)たまり"というエキスを開発。このエキスをベースに、肌にもともと備わっている大切な天然保湿因子であるセラミドやコラーゲンを配合した和漢コスメです。

本来は、これ一本で化粧水、乳液、美容液まで完結してしまうオールインワンクリームですが、私は手持ちの化粧水のあとに、この「秀くりーむ」をたっぷり肌に広げて、ググッとハンドラッピングして外側からの美養生をしています。

【宮廷式美養生】カサカサ肌のための潤いデザートで内側ケア

白木耳

肺の乾燥に良い代表的な薬膳食材といえば、「白キクラゲ」。白キクラゲには、肺を潤わせ、体(肌)の乾燥に働きかける役割があります。古代宮廷だけでなく、現代の中国でも日頃よく食べられているポピュラーな食材。今日は、この「白キクラゲ」を使った潤いデザートをご紹介します。

材料

材料 (1人分)

乾燥した白キクラゲ 10g
なつめ 3粒
ハチミツ お好み

作り方

1. 白キクラゲとなつめを10分ほど水につけて柔らかくする。
2. 沸騰したお湯1Lに白キクラゲを入れ、鍋の水が半量になるまで煮込む。
3. なつめを入れて10分ほど弱火で煮込む。
4. ハチミツでお好みの甘さに整えたら完成。

完成図

温かいまま食べても、冷蔵庫で冷やしてから食べても◎。白キクラゲとハチミツが肌と肺を潤し、なつめが血巡りに働いてくれますよ。

カサカサとした肌でお悩みの方は、いつものスキンケアにプラスして、宮廷美女たちのように外側からの保湿美養に合わせて、内側からもおいしい保湿美養をしていきましょう!

Information

・ご紹介コスメ
秀くりーむ / あきゅらいず
https://es.akyrise.jp/item/index.cgi?s=1611