一生でたったスプーン1杯分!? “女性ホルモン”の秘密

2020.3.18
「頑張れば動けるけれど、調子が悪い」「なんだかだるい」「わけもなくイライラする」……その不調、女性ホルモンのバランスの崩れが原因かも。でも本来は、私たちの心とカラダを元気にしてくれる強い味方。そんな“女性ホルモン”とは何なのか、迫ります。

女性ホルモンという名前は知っていても、その役割や私たちの体に及ぼす影響を、きちんと理解していない人も多いのでは。

「私たちの体には、成長を促進したり、骨に働きかけるなど、健康な体を維持する役割を担うさまざまなホルモンが存在しています。その一つが卵巣から分泌される女性ホルモンで、主に卵胞ホルモンと黄体ホルモンの2種類があります。一生の分泌量はティースプーン1杯分と微量ながら、排卵と月経をおこし、妊娠をはじめ、体や心に大きな影響を及ぼします」(産婦人科医・対馬ルリ子先生)

気づかないうちに女性ホルモンのバランスがくずれ、不調につながることも多いという。

「ホルモンの分泌を司る視床下部はストレスの影響を受けやすい部位です。また、冷えや不規則な生活も大敵なので注意しましょう」

女性ホルモンに関する正しい知識を身につけて上手く付き合っていくことが、健やかな体になる第一歩。まずはマンガでお勉強を!

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※このマンガは、体内でおきていることをデフォルメした表現となっております。

つしま・るりこ 産婦人科医師、医学博士。「対馬ルリ子女性ライフクリニック」院長。NPO法人「女性医療ネットワーク」を設立し、啓発活動や政策提言を行っている。

※『anan』2020年3月25日号より。監修・対馬ルリ子 マンガ・鈴木衣津子 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)