角 佑宇子

給料3か月分はもう古い…!? 「 結婚・婚約指輪」の相場は…|リアルな夫婦生活 #14

2018.6.6
長いお付き合いの末のゴールイン! プロポーズ後は夢にまでみた彼からの婚約指輪のプレゼント♡ 女性にとってこの時こそが人生最高の至福となる瞬間ですよね。 でもこんなドラマのようにトントン拍子に指輪が贈られることって実際には少ないのだとか…。 指輪を貰うタイミングは?デザインは?費用は? 経験がないからこそ、戸惑うブライダルリングについてのさまざまな問題。 今回はそんな指輪に関連した実情と相場価格についてご紹介します!

婚約指輪は欲しい or いらない?

【リアルな夫婦生活】vol. 14

実は筆者は婚約指輪を彼からプレゼントされるにあたって大きなケンカをしました。というのも、昨今では経済的な問題もあり、婚約指輪を贈らずに結婚指輪で済ますカップルも多いそうで夫もどこからかその話を聞いて「婚約指輪ってないとダメ?」と私に軽く打診をしたのです。

私ももともと、婚約指輪の必要性も感じていなかったのですが、「婚約指輪、なくていいよね?」と言われると何だか自分を大事にされていないような気持ちになり、貰えないことがとてもショックでつい拗ねてしまいました。

このように、いらないと思っていてもいざその時になると本当は欲しかったことに気づいたり、下手に遠慮してもらわずにいたらすごく後悔したという話も聞きます。結婚にかかる費用は大小さまざま、お金をどこにかけようか、ここだけは譲れない!と事前にシミュレーションしておくことは大事ですね。相手も同じように考えているとは限らないので、後悔しないためにもご自身で考えを整理しておくのが一番!

指輪の相場価格って?

さて指輪をもらうとなった場合、気になるのがその価格帯。一時は “男の給料3か月分が婚約指輪” と言われていましたが、現代でそこまで指輪にお金をかけている人は実際ほとんどいません。およその相場価格として一番妥当なのが男性のお給料1か月分の20万~30万円が婚約指輪、それよりひと回り価格帯が下がって10万~20万円が結婚指輪の価格帯というデータがあります。

なるほど、結構実現的な値段ですよね。とはいえ、数十万円の婚約指輪を頂くなんて彼の負担はとにかく大きいものです。結婚指輪はともかくとして、婚約指輪は夫の “頑張れる範囲の値段” を基準にふたりで相談するのが良いかもしれません。

「友達の〇〇ちゃんは〇〇万だった!」など人と比べることは絶対NG! ふたりの問題をふたりで解決する姿勢こそが夫婦の在り方なのですから。また、指輪の費用を負担するのは男性であるのが一般的ですが、結婚指輪にあたっては互いに贈るものとして女性側も負担するという意見も多くあります。

もらうタイミング・デザインについて

一般的に広く知られる指輪をもらうタイミングとしては、プロポーズ後から両家の顔合わせ前が婚約指輪、挙式の3か月前までに用意するのが結婚指輪とされています。

ただし、これも決まった手順があるワケではありません。カップルによっては経済的なタイミング、一緒に見に行く時間がないなどさまざまなケースがあります。筆者の場合は、両家の顔合わせも既に済んだ後で、挙式3か月前に婚約指輪をもらうという歩みの遅い状況でした。この場合は合わせて結婚指輪も一緒に購入する方が手間も省けて良いですね。

また、個人的におすすめなのが1月2月の冬のタイミングはブライダルフェアを百貨店各地で開催されていますので、このフェア期間中に購入すること。大きな特典がついてきますので、時期が重なっている方はお早めに!

デザインについては、婚約指輪の定番はひと粒ダイヤの指輪、結婚指輪はシンプルで長く使えるタイプのデザインを選び重ねづけする方も多いのだとか。感性に合ったものを選ぶのが一番ですが、迷う場合は婚約指輪はよりきらめきがあるデザインを、結婚指輪は使い勝手の良さを基準に選ばれると失敗が少なくなるかもしれません。

ひとつひとつの選択が夫婦仲を深める

婚約指輪に関してケンカをした結果、私は夫から愛情のある指輪を頂くことになりましたが、今回それ以上に得られたのが夫婦ふたりで何が大切かを都度話し合い、決めることでいっそう仲が深まるということでした。

指輪だけではなく、挙式はどうするか、今後の生活のやりくりや家事の分担など、一緒に生活を重ねるうえで私の一存で決めきれないことはたくさんやってきます。そうした選択を要されたときに、夫婦で会話を重ねて、夫婦で答えを出して行く。

これこそが生活を共にするということなのでしょう。ぜひ、婚約指輪・結婚指輪についてご自身で深く考え、夫との話し合いを重ねた結果、お二人にとって良い選択を選ばれてくださいね。