韓国ドラマを見て「真似したい」と思う人が増加!? 変形インテリア5選

2022.11.10
ananトレンド大賞2022“LIFE STYLE”。ここでは、甘すぎず個性的な、部屋が華やぐインテリアの新テイスト“変形インテリア”をご紹介します。

変形インテリア

曲線が作り出すユニークなデザイン。

ぐにゃぐにゃしたアウトラインや、丸みを帯びたフォルムが特徴的で、私たちの目を惹きつける変形インテリア。

「ファッションほど目まぐるしくないインテリアのトレンドにおいて、2年前くらいに突如現れ、光の速さで急激に流行り始めたイメージがあります。これまでにない新しいテイストだと思いました。鏡をはじめ、フラワーベースや小物を入れるトレイ、持ち手が波打っているグラス、また、ぐねぐねと変形したグラフィックが描かれた食器なども人気です。曲線が多いけど甘くなりすぎないところや、個性的ながら部屋に馴染むところが魅力で、取り入れると殺風景な部屋が一気に華やぎます。韓国ドラマなどを見て真似したいと思う人が多かったのか、最初はインスタグラムで目にする機会が多く、次第に街でも見かけるようになりました。今や、インテリアのテイストの一つとして定着した感じがします」(プロップスタイリスト・大島有華さん)

手軽に購入できるところもポイント。

「『ザ・コンランショップ』『HAY』などのインテリアショップだけでなく、『スリーコインズ』など価格帯の安いショップでも買えます。しかも、リーズナブルながらチープには見えず、クオリティが高いところが魅力です。逆に言うと、そのくらいの値段で買える商品が発売されるほど人気があるテイストということ。流行っている証拠だと思います」

部屋に取り入れる時、ビギナーは小物からスタートするのが正解。

「大きいものだと勇気がいるし、スペースの問題もあります。まずは“これだ”と思うお気に入りの小物を買って部屋に置き、イメージを膨らませていくといいと思います。また、変形インテリアには、ベーシックで取り入れやすい落ち着いたカラーもあれば、日本ではあまり目にしない奇抜な色も。前者は北欧系などナチュラルなテイストに、後者は攻めたファッションが好きな人に挑戦してほしいです。初めて買う人は自身の部屋のトーンに合うものを選ぶと失敗しにくいですが、慣れてきたら、いろいろな色を組み合わせて楽しむことがおすすめです。可愛さが無限に広がっていきますよ」

Lifestyle

1、ぐにゃっと不思議な曲線を描くミラーは“変形インテリア”の代表的アイテム。存在感抜群の姿見サイズは、1点でお部屋の表情をおしゃれに底上げ。壁掛けが難しければ、床置きで立て掛けても見栄えは◎。受注生産品。Pond Mirror‐Large‐Dark Chrome W63.5×D1.5×H110cm¥61,600(ferm LIVING/KOZLIFE TEL:03・6435・2234)

チャイナジャケット¥26,400 キャミソールワンピース¥39,600(共にフィルメランジェ TEL:03・3473・8611) 中に着たタートルネックトップス¥8,580(ビューティ&ユース ユナイテッドアローズ) スライダー¥16,940(モヒ) 共にビューティ&ユース ユナイテッドアローズ 丸の内店 TEL:03・6212・1500

Lifestyle

2、デンマークのクリエイティブ集団「101 COPENHAGEN」によるフラワーベース。クラフトを感じる温かな風合いと、モダンなシルエットが共存。スフィア ベース バブルメディオ テラコッタ¥9,300(ワンオーワン コペンハーゲン/グリニッチ 代官山 TEL:03・6416・5650)

37

3、無駄なくつるんと気持ちの良い輪郭。ウッドプレートなので周りの家具との相性も間違いなし。プラトーサイドテーブル W44×D32×H40cm¥55,000(フェスト アムステルダム/シボネ TEL:03・6712・5301) 

Lifestyle

4、Duralex(R)社のピカルディーグラスを再溶解して作った、遊び心満載のシェイプ。一点一点形が異なるので、お気に入りの曲がり具合を見つけて。ブルー、アンバーのカラーもあり。ティプシーグラス 各¥3,190(ロリス&リヴィア/シボネ)

Lifestyle

5、おもわず愛でたくなるポップなキャンドルは、飾るだけでもオブジェに。¥4,950(フェスト アムステルダム/シボネ)

大島有華さん プロップスタイリスト。コスメや雑貨、インテリア、料理などスタイリングは多岐にわたる。小誌をはじめ雑誌や『紙バンドでつくる 暮らしに役立つ美しいかご』(河出書房新社)など書籍を中心に活躍。

※『anan』2022年11月16日号より。写真・山口 明 スタイリスト・野崎未菜美 ヘア&メイク・伏屋陽子(ESPER) モデル・片山友希(テイクオフ) 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)