田代 わこ

【ガテン系好きに】働く姿に胸キュン♡ 『土木展』

2016.6.30
六本木の21_21 DESIGN SIGHTではじまった『土木展』。なかなかインパクトのあるタイトルですが、いったい何が展示されているのでしょう? プレスビューにお邪魔してきましたので、さっそくレポートいたします!

『土木展』とは?

土木入口

【女子的アートナビ】vol.28

道路や鉄道、ダムや上下水道など、私たちの暮らしに欠かせない“土木”。でも、あまり意識したことがないジャンルですよね。そんな陰の立役者にスポットを当てた本展では、専門家とアーティストが力を合わせ、土木に関するさまざまな作品を紹介。楽しい土木ワールドを体感できます。

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土木オーケストラ

ユニークな展示品がいろいろありますが、オススメは工事現場の記録映像を映したドローイングアンドマニュアルによる作品「土木オーケストラ」。工事音をコラージュした『ボレロ』の曲が会場内に響き渡り、なんともドラマチック! 日本の高度経済成長期を支えてきた土木作業員たちの力強い姿に、鳥肌が立ちました。

土木道具

この展示室では、工事現場で使う道具や素材も展示されています。「暮らしのすべてが土木とかかわっている」と本展ディレクターの西村浩さんが解説されていましたが、普段なにげなく利用している駅や道路が、人の力で作られていることを改めて実感できます。

楽しい体験型も♪

土木つむ

土木の行為「ためる」「ほる」「つむ」「はかる」「ささえる」をテーマに制作された作品も見どころのひとつ。例えば、こちらは建築設計事務所『403architecture [dajiba]』による体験型作品「つむ:ライト・アーチ・ボリューム」。石積みアーチ橋の構造を学べるもので、実際にビニールのブロックを使ったアーチ橋作りにもトライできます。

土木渋谷2

こちらは建築家の田村圭介氏と昭和女子大学環境デザイン学科 田村研究室が制作した「つなぐ:渋谷駅(2013年)構内模型」。複雑な構造の渋谷駅も、模型で見ると美しいですね!

土木愛♡

「土木を愛する」と題するセクションでは、土木をさまざまな視点で紹介しています。

土木ガテン系

こちらは、株式会社 感電社と写真家の菊池茂夫氏による作品「現場で働く人たち」。土木作業員たちの働く姿が映画のワンシーンのように写し出され、超クール! ガテン系好きにはたまりません!

土木カレーたくさん

また、「ダムとカレーと私」のコーナーも見逃せません。ここでは、国内のダム近くにあるレストランで食べられる「ダムカレー」の模型が展示されています。

土木ダムカレーアップ

ごはんがダムの形になっているのが特徴のダムカレー、こんなに種類があるなんて知りませんでした!

WOWによる映像インスタレーション作品「まもる:キミのためにボクがいる。」
WOWによる映像インスタレーション作品「まもる:キミのためにボクがいる。」

これまで道路工事ぐらいしか知らなかった土木の世界が、本展を通してグッと身近に感じられるようになりました。

「マグネトラフィックン」はマグネット式が1,201円(税込)、標識版が 1,601円(税込)、別売りのポールは2,000円(税込)です!
「マグネトラフィックン」はマグネット式が1,201円(税込)、標識版が 1,601円(税込)、別売りのポールは2,000円(税込)です!

館内のショップにはユニークな商品が多数並んでいるので、土木愛に目覚めた人はぜひこの機会にマニアックなグッズを買い揃えましょう。

土木会場風景

暮らしや街全体をデザインするための土台となっている土木。その魅力をたっぷり味わえるこの展覧会に、ぜひ足を運んでみてくださいね!

Information

会期:~9月25日(日) ※休館日は火曜日(8月23日は特別開館10:00~17:00)
時間:10:00 ~ 19:00 ※入場は30分前まで
会場:21_21 DESIGN SIGHT(東京ミッドタウン・ガーデン内)
料金:一般 1,100円/大学生 800円/高校生 500円/中学生以下無料

http://www.2121designsight.jp