共感したらどうする? 二階堂ふみ「別にしない…かも?(笑)」

2017.2.19
ドラマ『住住(すむすむ)』は、同じマンションに住む升野英知(バカリズム)さん、二階堂ふみさん、オードリー・若林正恭さんが一つの部屋に集い、それぞれが自分自身を演じるシチュエーションドラマ。“パンを食べるタイミング”や“冷蔵庫の音”など、日々のちょっとしたことでシンクロしたり、微妙にズレたりしながら会話が展開していく。
往往

共演中の3人に、“共感”との上手な付き合い方をお聞きしました。

――お互いに共感したり、逆に、意思疎通がはかれず戸惑うシーンが多く登場し、魅力のひとつとなっています。皆さんは撮影中、互いに共感したことはありますか?

升野:若林くんとは元々仲が良くて、似てるところもあるのかなと。ふみちゃんは共感というより、新しいものを教えてくれることが多くて新鮮でした。

若林:とあるシーンに対する“何かおかしい”と思う瞬間が3人ぴったり合うときがあって。その面白さはありましたね。

二階堂:好きな漫画はかぶってましたね。あと、人前に出て自分の声や体で表現する仕事という点は同じ。特にお二人は芸人さんなので、“ここでこうしたらウケるだろうな”と考えていらして、見ていて勉強になりました。

――そんなふうに誰かに共感したときは、相手に伝えますか?

二階堂:別にしない…かも?(笑)

升野:同じ漫画が好きな人に「どのキャラが好き?」と聞くことはあるけど、わざわざ伝えはしないかな。共感って無意識にしてますし。

若林:コントロールできないですからね。でも、あまりにも共感できなくて逆に、興味がわいて、話を聞きたくなることはありますね。

升野:若林くんが、ゴルフを始めたらしくて。そんな人じゃないのに。でも共感したい気持ちはあるから、「なんで?」とは聞きますよね。

若林:升野さんにも勧めたんですけど、魅力が届かなかったですね~。この人、どれだけ扉の奥のほうにいるんだって(笑)。共感してもらおうと思ったら、プレゼン力が必要なのかもしれないですね。構成力や論理力を求められるというか。

――特に、相手が異性の場合は、共感している気持ちを伝えることがより難しいように思うのですが。

二階堂:私の場合は、異性だからこうしよう、というのはないですね。でも、同じものを好きだとわかったときに、男性は「これも好きじゃない?」と、同じジャンルには他にも“こういうものがある”ことを教えてくれて、深みをもたせてくれることが多い気がします。対して女性は、もっと広がりをもたせる提案をしてくれます。たとえば「ピンクが好き」と言ったら「こういうピンクもあるよ」と言うのが男性で、「ピンクが好きならこの色も好きなんじゃない?」と言うのが女性という感じ。

ますの・ひでとも 芸人。ドラマの脚本やナレーションも手がける。『EXD44』(テレビ朝日)、『バズリズム』(日本テレビ)、『テストの花道 ニューベンゼミ』(NHK Eテレ)などレギュラー番組多数。

にかいどう・ふみ 女優。昨年だけでも『何者』『SCOOP!』『ふきげんな過去』など数多くの映画に出演。開催中のデヴィッド・ボウイ展の公式サポーターに就任するなど、幅広く活動している。

わかばやし・まさやす 芸人。『しくじり先生 俺みたいになるな!!』(テレビ朝日)、『ヒルナンデス!』(日本テレビ)などにレギュラー出演中。俳優としてドラマや映画、雑誌連載など多彩に活躍。

『住住』とは? 都内の某マンションの同じ階に住む、バカリズムとオードリー若林。さらに女優の二階堂ふみも同じマンションに住んでいることが発覚し、芸能人仲良し3人組が誕生する。毎週火曜25:29~、日本テレビで放送中。

※『anan』2017年2月22日号より。写真・小笠原真紀 取材、文・重信 綾

(by anan編集部)


【人気記事】
乙女の恥じらいは捨てるべし! もしもの時の優先順位とは?
もしも就寝中に地震がきたら? 無事の確率を上げる二つのポイント
ごぼう1本使った“食物繊維”鍋でデトックス♪ 冬の定番「太らない鍋」