出演の佐伯大地も共感! 男女のすれ違い解決の“脳科学映画”って?

2019.5.28
「男女間のすれ違いから起こるトラブルって、永遠のテーマですよね。しかもその舞台が結婚式ということで話題が尽きない作品です」 快活な口調でそう話すのは、ミュージカル『刀剣乱舞』やドラマ『崖っぷちホテル!』などで注目を集める佐伯大地さん。映画『女の機嫌の直し方』で演じたのは、新婦や母親の機嫌を損ね右往左往する新郎・悠。披露宴では、ほかにも男女間のさまざまなトラブルが多数発生。それを男性脳と女性脳の違いを分析した脳科学の見地から解決していく物語。
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「悠が、新婦に『全部君の好きにしていいよ』って言う場面があって、僕も同じ状況になったらきっと言いそうなんです。でも、女性側からすると“全然わかってない”んだそう。こっちは相手を思いやって言っているのに。こうやって男と女はすれ違うんだなって(笑)。でも、この映画を観たら、異性への向き合い方が変わってくる気がするんです。たとえ何か問題が起こったとしても、男性って、あるいは女性って、こういう考え方をしちゃうもんなんだって思えたら、少し大目にみられたりとか」

今作は、沖縄国際映画祭で最優秀作品に贈られる観客賞も受賞。

「男と女は、なかなかわかり合えずに揉めるけれど、違うからこそ惹かれ合う。ラストに早見(あかり)さんが言うセリフがあるんですが、それがすごく好きなんです。なるほどなって思わされましたし」

現在28歳。結婚願望はと尋ねると「あります!」と前向きな言葉が。

「うちの父が、マウンテンバイクとかスノボとか、小さい頃から連れていってくれる人だったんで、僕も若く動けるうちに、父みたいになりたいなって思うんです。そのためにも、まずはこの仕事で家族を支えられるだけのものを確立しないと、ですけれど」

活動の場が増えるに従い、あらためて演技の奥深さに気づき、ワークショップなどに積極的に通っている。

「俳優って、脚本を具現化する仕事で、どんな状況でも、あるかもしれない、と思わせるのが役割。例えば殺人犯の役だとして、そこに何でもない日常があれば、観る人が自分を役に重ね合わせるかもしれない。でも、そういうシーンって繊細な表現が必要で難しい。そこをリアルに見せられるようになりたいですね」

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『女の機嫌の直し方』 原案/黒川伊保子 監督/有田駿介 脚本/蛭田直美 脚本協力/横澤夏子 出演/早見あかり、平岡祐太、松井玲奈、佐伯大地ほか 6月15日(土)より全国順次公開。©2019「女の機嫌の直し方」製作委員会

さえき・だいち 1990年7月19日生まれ。東京都出身。ミュージカル『刀剣乱舞』岩融役で注目を集める。近作にドラマ『約束のステージ~時を駆けるふたりの歌~』など。

シャツ¥22,000(エンハーモニック タヴァーン/スタジオ・ファブワーク TEL:03・6438・9575) パンツ¥32,000(ウィーウィル/ウィーウィル ギンザ TEL:03・6264・4447) シューズ¥65,000(パラブーツ/パラブーツ青山店 TEL:03・5766・6688)

※『anan』2019年5月29日号より。写真・小笠原真紀 スタイリスト・藤長祥平 ヘア&メイク・石川尋美 インタビュー、文・望月リサ

(by anan編集部)

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