山口、島根で即買いの“3つの手みやげ”は…わっふる、マーマレード、むしどら

2020.11.12
本州の最も西のエリア、中国地方。この地域の手みやげの推薦者は、山口市内でコーヒー店『カピン珈琲』を営む亀谷千晴さん。

愛らしく素朴な和菓子と、地元の果物の魅力を。

「地元で昔から愛されていて、そして職人さんが作っている。そんな味を、外の方々におみやげにしたいな、と思っています。『吉冨幸進堂』のわっふるは、クリームの懐かしい味が大好き。少し軽めの口当たりは、思わず2つ目に手が伸びる美味しさです。若い世代の方に差し上げたら、“ワッフルといえばベルギーワッフルしか知らない!”と言われたのが、最近の驚きでした(笑)。ファミリーへの手みやげにいいのが、山口県萩市の名産の夏みかんを使った『光國本店』のマーマレード。パッケージの素敵さに反応してくれると嬉しいです。『三松堂』のむしどらは、コーヒー豆と一緒にお持ちすることが多いです。蒸し生地と甘さ控えめな粒あんが、ブラックコーヒーにぴったり。手みやげを買いに行ったはずなのに、毎回自分にも買ってしまいます(笑)」

吉冨幸進堂 わっふる(クリーム)

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優しい柔らかさと甘さ。地元で愛される懐かしい味。
長門市の温泉街に店を構えるこちらは、明治期に創業した、地元に愛される和菓子店。わっふるは1番人気のお菓子だそう。手焼きのワッフル生地に、生クリームとカスタードを合わせたクリームをたっぷり挟めばできあがり。「クリーム以外に、まっ茶やつぶあんなどの種類もあり、いずれも甘さがちょうどいい。でも一番好きなのはクリーム! 名称がひらがななところも好きです」。1個¥130(税込み)●山口県長門市深川湯本1031-2 TEL:0837・25・3971 不定休 7:30~18:30 通販なし。

光國本店 夏みかんマーマレード

Food

夏みかんと砂糖、水飴のみ。萩の名産果実を味わって。
明治9年萩に初めて木が植えられて以来、萩市の名産品である夏みかん。実と皮の両方を使った「夏みかんマーマレード」は、果実の風味が味わえる極上の一缶。「サラッとした質感と素朴な甘さが魅力。“こんなパンにのせたいよね”“あれに合わせたら美味しそう”など、マーマレード談議が広がるのも楽しいです」。370g¥850●山口県萩市大字熊谷町41 TEL:0838・22・0239 9:00~17:00 不定休 電話、FAX(0838・22・0241)にて取り寄せ可。https://www.mitsukuni-honten.com/

和菓子処 三松堂 むしどら(黒糖)

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衝撃のふんわり感と上質な甘さ。コーヒーにも合う逸品。
小麦粉と黒糖を混ぜた生地を蒸し上げ、粒あんを挟んだ、蒸しどらやき。ふわふわの口当たりと、備中産の大納言を使ったあんの上品な甘さのバランスが最高。「『三松堂』のあんこは、本当に本当に美味しい。ちなみに私のお店『カピン珈琲』でも、羊羹を作っていただいています。ある程度の数を買うと箱詰めにもできるので、贈り物感もアップ」。1 個¥240(税込み)●島根県鹿足郡津和野町森村ハ19-5 TEL:0865・72・0174 8:00~18:30 無休 Webで購入可。https://sanshodou.co.jp/

亀谷千晴さん 山口市内に店舗を構え、自家焙煎、オリジナルの道具の製作販売をする『カピン珈琲』を、夫婦で営む。国内外で出張喫茶も。http://capime-coffee.com/

※『anan』2020年11月18日号より。写真・高杉 純 スタイリスト・西崎弥沙

(by anan編集部)