角 佑宇子

胴長短足に見えそう!…失敗しやすい「トレンドの重ね着NGコーデ」

2021.1.22
昨シーズンから今シーズンにかけて、かなりの需要を見せているレイヤードコーデ。ニットにロング丈のシャツを組み合わせた重ね着など、街中でもよく見かけますよね。しかし、重ね着って本当にバランスが大事! 間違ってしまうと悲惨なスタイルになってしまうので気をつけましょう。そこで今回は、失敗しがちなレイヤードのNGコーデ2パターンをご紹介します。

短すぎニット、長すぎインナー、ゆったりボトム

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レイヤードの基本は、トップス、インナー、ボトムスの3つの重なり方のバランスを整えることです。一番上の服であるニットは丈を短くする、インナーはニットよりも長くするのはみなさんもご存知ですよね。

しかし、失敗しているレイヤードはとにかくそれぞれの丈のバランスが絶妙に悪い…! とくに胴長短足に見えやすいのは、ニットが短すぎ、インナーのシャツやカットソーが長すぎ、加えてボトムスがゆったりしすぎたシルエットの組み合わせですね。

一概にこれが正解! という決まりはありませんが、スタイルがよく見えるレイヤードコーデの比率としてはニット:インナー:ボトムス=3:2:5。この比率を意識して丈のバランスを整えると良いでしょう。そして、ボトムスはできるだけゆったりし過ぎず、適度に細身のほうがスタイリッシュですので、ストレートパンツやナロースカートを合わせてみてくださいね。

ニットとインナーのシルエットがミスマッチ

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レイヤードコーデをするうえで、もう1つの注意ポイントがニットとインナーのサイズ合わせです。例えば、ニットが小さく裾や袖がキュッと絞られているようなデザインに対して、インナーの身幅がワイドでゆったりしたデザインだと、重ね着をした時に変にシワが寄ってしまって美しくありません。

重ね着に適したニットは身幅がワイドなもの、裾や袖の絞りがキツすぎないもの、丈がやや短いもの(裾が下腹部あたりの位置にあるものがオススメ)、薄手すぎないものです。このようなニットであれば、ゆったりしたインナーでもシワが寄ることなくキレイに着こなせますよ。

立体感のある小物をプラスすると、さらにGood!

トレンドのレイヤードコーデは、ゆったりとしたシルエットが基本となっているので、どうしてもコーデ全体が表面的でのっぺりとしたイメージがつきやすいです。丈のバランスを整えることでスタイリッシュさは出ますが、さらにワンポイントのアクセントが必要。

ふっくらと厚みのあるマフラーを巻く、冬素材の帽子を取り入れる、メタリック系の大ぶりアクセを1点入れるなど、立体感を表現できる小物を最低1つは取り入れましょう。そうすると一気に褒められコーデへと進化します。ぜひ今回ご紹介したポイントを参考にオシャレなレイヤードコーデを試してみてくださいね。


イラスト、文・角佑宇子