蛭子能収「迷わず逃げていい」 悩んだときにヒントになる名言9選

2018.1.27
読者アンケートで、悩んだときに道しるべとなった言葉を調査。道に迷ったときのヒントとなった偉人たちの名言を一挙にご紹介いたします!
悩み

まず「本当は重要でも何でもない」1000のことに「ノー」と言う必要がある。(スティーブ・ジョブズ『Bloomberg Businessweek』)

ビジネスの才能にあふれたアップルの創始者、故スティーブ・ジョブズ流の優先順位のつけ方がわかる。「今、自分がやるべきことを導き出すためには、必要のないものを見極めていくという引き算の発想に感動。実践したら、TO DOリストが作りやすくなった」(30歳・マーケティング)

迷う、ということは、一種の欲望からきているように思う。(松下幸之助『物の見方 考え方』)

パナソニックを一代で築き上げた経営者が、目標を立てるのに迷った人に向けて綴った言葉。後には、自分の才能と、それに向く仕事を考えて進むことが非常に大事だと続く。「就職活動で職種を悩んでいたときに親が教えてくれた。おかげで今、楽しく仕事ができています」(26歳・営業)

自分探しの迷路は、「カネ」という視点を持てば、ぶっちぎれる。(西原理恵子『この世でいちばん大事な「カネ」の話』)

就職や転職、生き方を迷ったとき、「カネ」が道しるべの一つになると漫画家の西原理恵子さん。「生きるにはお金が必要という当然のことを、再認識させられた。本を読んだ当時、会社を辞めて歌手になろうか悩んでいたけど、到底、無理だと冷静になったのを覚えてます」(35歳・会社員)

人生をやり直さない限り一生わからないからです。(孫子)

戦争の勝敗は天運に左右されると考えられていた時代に、冷静な視点で勝利を導く兵法書を残した孫子。「“わからないものは考えても仕方ない”という割り切った考え方がクール。選ばなかったほうの結末は知ることができないとわかり、思い切って選択できるように」(27歳・広告)

人生はどちらかです。勇気をもって挑むか、棒にふるか。(ヘレン・ケラー)

「ゼロか100 か」というストイックな姿勢を提示するのは、奇跡の人ヘレン・ケラー。「三重苦を抱えた状態から、とてつもない努力と気力をもって一歩を踏み出した彼女だからこその、強い言葉です。選択をするときには、このくらいの覚悟も必要だと奮い立たされた」(24歳・会社員)

「ジワジワと」「ナアナアのうちに」変貌し、移ろうものがある。(田辺聖子『死なないで』)

小説家・田辺聖子の、ユーモアあふれるエッセイの一節。人生の変化は突然ではなくグラデーションで起こるものだから、すぐに決断しなくていいと声をかけてくれる感じがする。「即決できないところにこそ人間くささがあると言われた気がして、心がホッと落ち着きます」(33歳・編集)

自分の中で限界がきているようだったら、その時は迷わず逃げていいと思う。(蛭子能収『ひとりぼっちを笑うな』)

お悩み相談での独特な回答が人気の蛭子能収さんらしい、ひと味違う角度から投げられたフレーズ。「“逃げてもいい”というひと言を、仕事中いつも、お守りのように心のなかに置いています。そう思うだけで辛い気持ちが少し柔らかくなって、頑張れるようになる」(34歳・IT関連)

結婚も因数分解してみれば、人生のパートナーに選ぶべき相手が分かり、また、しないという選択も。(湯山玲子『四十路越え! 戦術篇』)

結婚に対する考えを整理できる言葉。因数分解することは、結婚だけでなく、あらゆるジャンルの選択時に役立つ。「婚活に疲れていた時期に読み、頭を殴られた気がしました。周りに流されて結婚したいと思い込んでいたと気づき、婚活をやめたら心がスッキリ晴れやかに!」(30歳・事務)

森の中で道が二手に分かれていた私は、人が通らない道を選んだ(ロバート・リー・フロスト「The road not taken」)

たとえ苦労をしたとしても、困難なものを選ぶことが、人生を豊かにすると教えてくれる。この詩はアメリカでは教科書に載っており、国民の多くが知っている有名なもの。「人に流されたりと、自分が楽な方向へ進もうとしていると気づいたときに思い出しています」(29歳・美容師)

※『anan』2018年1月31日号より。イラスト・山中玲奈 文・重信 綾

(by anan編集部)


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