anew writer harako

【ビジネスツールを大切に】“名刺” 作りで意識したポイント。楽しみながらキャリアアップ♪#5

2016.11.20
フリーランスで活動するライター&コラムニストharakoが自身の経験で学んだ、女性の働き方についての連載です。5回目はフリーランスならではのオリジナル名刺について考えてみたいと思います。

何度作り変えたかわからない名刺たち

名刺作成も仕事のひとつです。
名刺作成も仕事のひとつです。

【楽しみながらキャリアアップ♪】vol. 5

フリーランスは、ビジネスツールである名刺を自分で用意する必要があります。企業に属している場合は会社から配布されたり、ビジネスマナーを含めて指導があるのではないでしょうか。

何を隠そう私は一般的な就職というものをしたことがないので、名刺を使うような企業にいたこともなければ名刺交換マナーすら何も知りませんでした。今思えばもうちょっと社会経験をしてもよかったと思いますが、私は自分のやりたいことや想いを変に貫き通すクセ(?)があって、属すのがどうやら苦手なようです。逆に言いかえれば「自分で自由にやってもいい」ということに楽しみを感じる私は、より良くなるためにまずは自分の名刺から見直すことにしました。「名刺=自分の顔」とよく表現されますが、本当にその通り。

初めての顔合わせのときに、名刺を出すとやはりデザインや色合い、紙質などで印象が変わることがあります。いろいろな人の名刺を参考にしながら、自分なりに何度名刺を作り変えたかわかりません。作っては変えて、作っては変えて。なんでそんなに何度も作り変えるの?と両親に聞かれるたびに、「なんか違う気がする」。そんな言葉しか出ませんでした。

オシャレすぎる名刺は不評……?

“私” が伝わるかな。
“私” が伝わるかな。

今は一番しっくりきているものを使っていますが、過去に作った名刺を振り返ってダメなものを考えてみたいと思います。

それは ズバリ “おしゃれすぎる” 名刺。よくショップカードなどに多くみられる、紙質やデザインにこだわりまくった名刺は意外と仕事に繋がっていきません。私も箔押しにしたり、エンボス加工にしたり、すごいおしゃれなフォントで工夫したデザインのものを何度か作ったことがありました。しかし、盲点としてはオシャレなのはわかるけど、「で?あなたは何者?」ということ。フリーランスの1番のポイントは、あなたが誰でどんな仕事で何が売りなのかがわかりやすくないと相手には伝わらないと思うんです。

逆に考えると「なんかオシャレなのはわかるけど」と、相手にクエスチョンを浮かばせてしまったらそれで話は終わってしまいます。名刺は、自分の魅せ方として重要なツールのひとつ。まずは、自分の伝えたいことを、シンプルに整理することがスタートではないでしょうか。

わかりやすさが第一優先

わかりやすく!
わかりやすく!

アレコレ名刺をさまよった結果、たどり着いた答え。それは「わかりやすさ命」ということです。今私が使っている名刺には、自分の写真を入れて、まずはどんな雰囲気の人間なのか?そして肩書きや情報をわかりやすく整理し、色もカラフルにしすぎないで統一感を出しています。フォントもオシャレすぎるものは避けて、なるべく見やすく。「シンプルイズベスト」ってこれのことか!と、変に納得している私です。自分がしたいことより、相手が見てどう思うか?を先に考えることが大切な気がします。

Compassion!