スター・ウォーズはまだ終わらない! 2つのエピソードを繋ぐ物語

2016.12.15
オネエ系映画ライター・よしひろまさみちさんの映画評。今回はスター・ウォーズの世界の新たなストーリー『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』です。
ディエゴ・ルナ 1979年12月29日、メキシコシティ生まれ。2001年の『天国の口、終りの楽園。』で注目を浴びる。以後、監督、プロデューサーとしてもラテンアメリカを代表する映画人に。

昨年のこの時期にお祭り状態だったSWこと“スター・ウォーズ”シリーズ。その『~フォースの覚醒』は、世界中で大ヒットしたけど、じつは今年もSWがあるのよ。でもね、続編じゃないの~。エピソード3と4の間で何が起きてたかってことを描く、アナザーストーリー。それが『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』なの。いまいちよくわからないから、イケメンキャストのディエゴ・ルナ(個人的オシメン)に直撃しちゃいました!

「僕が演じるキャシアンは、反乱軍の将校。帝国軍の暴挙を阻止するために結成された無法者集団が“ローグ・ワン”。そのお目付け役として、彼らと行動を共にする役柄なんだ。これはみんな知ってる2つのエピソードをつなぐ話だし、描かれているのは自由や希望、変革といったポジティブなテーマで、とても現代的な物語になっているんだ」

ディエゴが演じるのは、荒くれ集団の中で唯一の良心(というかお目付け役)といえる将校。だからこそ、妙にかっこよく映るんですけど~!

スター・ウォーズ・サーガで唯一抜けていたEP3と4の間の時代を補完するアナザーストーリー。監督・ギャレス・エドワーズ 出演・フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナほか 12月16日より全国ロードショー。(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

「アハハ。世界中の女性がこのキャラに喜んでくれると密かに期待しているんだ。でも、今誰よりも一番興奮しているのは、僕の息子なんだけどね(笑)。僕も小さいころに『~新たなる希望』を観て、最高にスリリングな世界に熱中したんだ。子供心に“自分がもしあの世界にいたら…”なんて考えたことあったけど、そのまさかが起きたんだよ。まったく夢のような話だよね(笑)」

SWの世界にいるって実感したのは「セットに入った瞬間」っていうディエゴ。感慨深いわよね。

「だって、目の前にダース・ベイダーいるわ、帝国軍の基地のセットがあるわ、もうビックリ。一ファンからキャストに切り替えるのが大変だったくらいだよ。僕自身も映画を製作することがあるから、宝のような経験の連続だったね。特にリアルを追求する姿勢には感動したよ」

ナイショごとが多いこの作品。最後までやさしい彼は「ごめんよ~。言うと怒られちゃうからみんな本編を楽しみにしてて!」とな。スクリーンで会いましょ!

ディエゴ・ルナ 1979年12月29日、メキシコシティ生まれ。2001年の『天国の口、終りの楽園。』で注目を浴びる。以後、監督、プロデューサーとしてもラテンアメリカを代表する映画人に。

スター・ウォーズ・サーガで唯一抜けていたEP3と4の間の時代を補完するアナザーストーリー。監督・ギャレス・エドワーズ 出演・フェリシティ・ジョーンズ、ディエゴ・ルナほか 12月16日より全国ロードショー。(C)2016 Lucasfilm Ltd. All Rights Reserved.

※『anan』2016年12月21日号より。文・よしひろ まさみち(オネエ系映画ライター)

(by anan編集部)