注目の若手×J・ロバーツ 映画『ベン・イズ・バック』の見どころ

2019.5.27
映画評論ユニット「お杉とB子」が今回おすすめするのは『ベン・イズ・バック』。
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我が子を守る、母の愛は海より深し!

お杉:注目の若手ルーカス・ヘッジズが、大物女優ジュリア・ロバーツと共演よ。クリスマス・イブに突然帰省した長男ベンと母親ホリーの深い絆で感動させるの。

B子:前作『ある少年の告白』では、ニコール・キッドマンが母親役だったわね。オスカー女優のお眼鏡にかなう実力派ってことよ。

お杉:もちろん、私のお目当てもルーカス。演じるベンは薬物依存症の治療施設に入っているの。過去にも帰省のたびに問題を起こしていたので義父と妹は、不信感でいっぱい。

B子:でも、ホリーは大喜び。不安を抱えつつ、楽しいクリスマスにしようと努力するんだけれど…。

お杉:ある事件が起こっちゃうんだな。そこからのホリーの行動がすごい! まさに肝っ玉かあさん。

B子:我が子を守ろうとする母の強さと愛の深さに、リアリティがある。ほとんどすっぴんに見えるのがすごいよね。

お杉:それはハリウッドのメイク術の賜物でしょ?

B子:そうだけどさー。どんな役でも美人に見えなきゃ気がすまないスター女優っているじゃない。

お杉:彼女は、まさに“母親”になりきってた。ルーカス目当てだったのに、「ジュリア、すごいなあ」と思いながら観てたわ。しかも、その演技がこれ見よがしじゃないんだよね。オスカー女優さまの実力を見せつけられたわ。

B子:ジュリアが出ることで作品のグレードが3ランクぐらいアップしてる。

お杉:集客力もね。監督は、ルーカスの父親ピーター・ヘッジズ。『ギルバート・グレイプ』の脚本を手掛けた実力派。父と息子の手作り作品っぽい佳作のはずが、ジュリアのおかげで世界の注目が高まるわけ。スターは、作品選びの目も確かね!

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『ベン・イズ・バック』 監督・脚本・製作/ピーター・ヘッジズ 出演/ジュリア・ロバーツ、ルーカス・ヘッジズほか 5月24日よりTOHOシネマズ シャンテほか全国公開。©2018- BBP WEST BIB, LLC

お杉とB子 ジャック・ロウデン目当てのドラマ『戦争と平和』で、ジェームズ・ノートンにもときめく。ダンケルク効果は続く。(お杉)クラウドファンディングで公開決定の『台北セブンラブ』(5月25日公開)。台湾の恋愛&デザイン事情は必見よ。(B子)

※『anan』2019年5月29日号より。

(by anan編集部)

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