今旅行しやすい海外3選! ハワイ、サイパン、オーストラリア「グルメ新常識」

文・椎原茜 — 2022.7.18
2022年の夏は、久しぶりに海外に行く気分が盛り上がっています。まずは比較的行きやすいリゾート地から出かけてみるのもよいのでは? ケアンズ(オーストラリア)、ハワイ、サイパンのトレンドグルメをご紹介します。

行きやすい海外の国はどこ? 出発前検査不要の3つのエリア!

今年の夏は、海外旅行に出かけたいと考えている人もいるのでは? でも入国手続き、事前検査などが大変なイメージがありますよね。そんな中、簡単な手続きやワクチン接種の証明書の提示をすれば、日本での出発前の検査と陰性証明書が不要な国もあります。

そこで今回は、比較的、入国しやすいリゾート地、ケアンズ(オーストラリア)、ハワイ、サイパンをご紹介!

現時点では、入国のためにはパスポートの他に下記準備が必要です(2022年7月15日時点)。

ケアンズ(オーストラリア):ビザの取得など。(デジタル旅客申告書や予防接種の状況を証明する書類等の提出は不要)

ハワイ:旅行目的の短期滞在(90日以内)であればビザの取得は不要、ESTAの取得、海外渡航用ワクチン接種証明書、宣誓書など

サイパン:旅行目的の短期滞在(45日以内)であればビザ・ESTAの取得は不要、新型コロナウイルスワクチン接種証明書、入国カードなど

状況は変化しますので、必ず事前に最新情報を確認してくださいね。
今回は、3つのエリアのトレンドグルメ情報をお届けします。海外への行き先に迷ったらぜひ候補に入れてみてください。

この夏行きたい海外リゾート地3選

1. ケアンズ(オーストラリア)

オーストラリアのケアンズといえば、一年中、常夏の都市。世界自然遺産の「グレートバリアリーフ」の玄関口として知られる、シュノーケリングやダイビングなどのアクティビティを楽しめる場所です。

日本とケアンズをつなぐ直行便がコロナ禍で運休となっていたところ、今年7月中旬から再開することから、行きやすくなっています。

ケアンズのトレンドグルメ

「スマッシュド・アボカド」

「スマッシュド・アボカド」

そんなケアンズでは、こんなグルメがトレンド! ケアンズ観光局から得た最新情報をお届けします。

スマッシュドアボカド
ケアンズの西、アサートン高原はアボカドを含むフルーツや農産物の一大産地。フレッシュなアボカドをつぶし、パンにたっぷりとのせるトースト「スマッシュド・アボカド」はケアンズのカフェの定番メニューだそう。どこのカフェに行っても、必ず違うスマッシュドアボカドが出てくるのがお楽しみ!

ヘルシーメニュー
現地ではグルテンフリーやビーガンメニューなどのヘルシーメニューがトレンド。もはや普通のレストランやカフェでは一般的なメニューになっているそう。アレルギーが心配な方の接客に慣れているお店が多いので、カフェやレストランで「ナッツを抜いて」など気軽にスタッフに頼めるそうですよ。

ケアンズ3大グルメも外さずに!
ケアンズ3大グルメのオージービーフ、シーフード、イタリアンも必食! まず、オーストラリアといえばオージービーフ。なかでも人気は熱い石にお肉をジュージュー焼いて食べる石焼ステーキ。シーフードは、新鮮なエビやバグ(ウチワエビ)、マッドクラブなど豊富で、シーフードプラターという盛り合わせは数人でワイワイ食べるのも美味しいそう。そしてケアンズはイタリア系の移民が多いこともあり、彼らが経営するカフェやジェラート屋さん、イタリアンレストランでは本場の味が味わえるのも魅力です。

2. ハワイのトレンドグルメ

続いては、ハワイ! 最近は、どんなトピックスがあるのでしょうか?

ハワイ州観光局によれば、近年、環境保全や旅行者の安全のために、混雑する観光スポットに、オンラインでの事前予約制が導入されたそうです。ダイヤモンドヘッド山頂への登山や、コロナ禍に海水透明度が高まったハナウマ湾自然保護区でのシュノーケルなどを楽しむために出かける際には、ぜひ押さえておきましょう!

ハワイのトレンドグルメ

「ホーリー・グレイル・ドーナツ」写真提供:ハワイ州観光局

「ホーリー・グレイル・ドーナツ」のドーナツ 写真提供:ハワイ州観光局

そんなハワイでは、こんなトレンドグルメが注目だそう! ハワイ州観光局に聞いてみました。

ファーマーズマーケットで新鮮な食材と出逢う!
ワイキキ周辺では、毎日どこかで、地元産の新鮮な果物や食事を楽しめるファーマーズマーケットが開催されているそう。今が旬のハワイフードを食するにはココに訪れたほうが早そうです。最近は、メイドインハワイのアートなどを販売するクラフトマーケットといったイベントも始まり、とてもにぎわっているそうですよ。

地域貢献に取り組むサステナブルなレストランで社会貢献!
近年、ハワイではコロナ禍でダメージを受けた地元経済を支援するための取り組みや、海洋環境に配慮したサステナブルな取り組みなどを行う、地域社会に貢献するレストランが共感を呼んでいるとのこと。

例えば、2021年12月にワイキキでオープンしたレストラン「ナチュール・ワイキキ」は、地産地消を超えたサステナブルなレストラン。農場支援と輸送効率の点から食材は可能な限り地元産を使用したり、環境に負担をかける肉や動物性食品は減らし、30%はプラントベースのものを使用したりしているそうです。ぜひ訪れてみたいですね。

プラントベースのカフェ&レストランで健康に
コロナ禍で健康への意識が高まったというハワイ。動物性の原料を使用せず、植物由来の原料で作ったプラントベースを取り入れたカフェやレストラン、メニューも増えているといいます。例えば、「ホーリー・グレイル・ドーナツ」は、カウアイ島生まれのドーナツ店。ドーナツ生地にはタロイモから作られたポイを使用し、オーガニックココナッツオイルで揚げているというプラントベースなドーナツです。マイルドな風味とサクサクした食感を楽しむことができ、ヘルシーに楽しめるそうですよ。

3. サイパンのトレンドグルメ

最後は、マリアナ諸島のひとつ、サイパン。一年中、常夏の島で、マリンアクティビティ、ダイビング、ゴルフを楽しめます。大自然と戯れながら過ごすことができるのが魅力です。

マリアナ政府観光局によれば、2022年1月に全面リニューアルオープンした「コーラルオーシャンリゾートサイパン」が大注目とのこと! サイパン国際空港から5分のウェルネス・リトリート・リゾートで、朝はゴルフで汗をかき、昼はプールでのんびりと、夜はビーチクラブでにぎやかに。そんな最高の時間を体験できる場所だそう。ぜひ押さえておきたいですね。

サイパンのトレンドグルメ

写真左) 「サイハイポケ」/右) 「フィッシュタコス」

左)「サイハイポケ」/右)「フィッシュタコス」

そんなサイパンでは、こんなグルメがトレンド! おすすめ店から注目のグルメをご紹介します。

ファッシュタコスとサイハイポケ
「クリスティアノスキッチン」は、サイパンの繁華街ガラパンにて2021年にオープンした、ハンバーガーやタコス、フライ、そしてポケが美味しいお店。ハワイ出身のマーリンとフィラデルフィア出身のクリスが、フードトレーラーの移動販売から始めたお店で、現在はフードトレーラーに加え店舗もあるそう。

おすすめは「フィッシュタコス」と「サイハイポケ」。フィッシュタコスは、地元で採れた白身のお魚をビールに漬け込み揚げた、ふわふわの食感がたまらない美味しさ。サイハイポケは、サイパンとハワイのフュージョン料理で、特製マヨネーズであえたポケに揚げたてのナチョスが絶妙な美味しさ。どちらもビールにもってこいの味だそうですよ。

贅沢リゾートホテルのビュッフェ
最近、話題のオールインクルーシブタイプのホテル「ケンジントンホテル サイパン」は、朝昼夕のすべての食事付きで、プールやアクティビティ、スパやフィットネスなども兼ね備えた全滞在型の豪華リゾートです。
なかでも、ホテルダイニングの一つ「LORIA」で夕食時に提供されるインターナショナルビュッフェが大注目! 和洋中だけでなく韓国、イタリアン、フレンチなどさまざまな料理が並び、どれもがビュッフェとは思えないほどの美味しさだそう。一流のホテルサービスを受けながら贅沢なひとときを味わえそうです。


いずれも気になるグルメばかりでしたね。各国への入国方法は、随時更新されています。この夏、出かけたいと思ったら、ぜひ最新情報に当たって、海外への計画を立てましょう。

Information

ケアンズ観光局
ハワイ州観光局
マリアナ政府観光局