志村 昌美

桐山漣さんが主演作「コードネームミラージュ」でゼロから挑戦したことは?

2017.4.6
眠れない夜はどうやって過ごしていますか? そんなときこそ欠かせないものといえば、やっぱり深夜ドラマ。そこで、4月よりスタートする話題の新感覚ドラマをご紹介したいと思います。気分が高まってますます眠れなくなりそうな作品とは……。

スタイリッシュ・アクションドラマ「コードネームミラージュ」!

【映画、ときどき私】 vol. 85

凶悪犯罪に脅かされている日本は、諜報機関が存在しない国だけに、国内外の凶悪犯罪集団が蔓延する事態に陥っていた。そこで、警察庁内に「K13」と呼ばれる部隊が結成。犯罪だけでなく、政治的や社会的に表立って解決することのできない問題も秘密裏に処理する任務を担うことに。しかし、次第に「K13」を巻き込んだ巨大な陰謀が明らかになっていくのだった。

本作には個性豊かなキャストが集結していますが、そのなかでもトップエージェントを務めているある方に、放送に先駆けて見どころや舞台裏を教えてもらいました。そこで……。

主人公のミラージュこと森山真一を演じている桐山漣さんを直撃!

「仮面ライダーW」の主役で一躍ブレイクした桐山さんは、連続ドラマ「傘をもたない蟻たちは」や映画『新宿スワンⅡ』など、話題作にも次々と出演しており、いま注目の実力派俳優。

まずは、今回の役どころについて教えてください。

桐山さん 特殊工作員のなかでも簡単にいうと殺し屋なんですけど、作品のテイストが最新CGを駆使した本格的なアクションドラマということで、今回の売りはアクションです。だから、自分のアクションに説得力を持たせるためにきちんと準備しないとだめだなと思ったので、撮影の1か月くらい前から、アクション監督のところでほぼ毎日みっちりと基礎からやりました。

いままでにアクションの作品もやったことはあるんですけど、今回はゼロからのスタートという気持ちで取り組んできたので、そこは手ごたえを感じながら現場でも演じられています。

この作品で意識していることはありますか?

桐山さん 深夜にやっているドラマというよりも、海外ドラマのようなところは僕たちも意識していますね。あと、映像も映画っぽくドローンを使っていたり、CGも最新のもので作ってくださったりしているので、よくあるアクションドラマという見方ができないようなとても夢と可能性に満ちた作品だなと思っています。

役作りでこだわっていることは?

桐山さん 僕はほとんどしゃべらないので、見て欲しいのは目ですね。あとは、ミラージュがセリフを言わないときや殺したあとにある「……」という間にも命かけてます! 口数は少ないですけど、彼の生きざまや何を思っていて、何を抱えているのかというミラージュの放つ空気感を目から感じとってもらえればうれしいです。そうでないと、ただの殺しているだけの人になってしまうので、そういう風には見せたくないなというのがありますね。

現場の雰囲気はどんな感じですか?

桐山さん すごく豪華なみなさんにお集まりいただいて感謝していますが、僕はだいたいひとりのシーンばかりなので、とにかく孤独です(笑)。しかも、あまりしゃべらないので、マイクもつけてもらえなかったりして、本当にさみしいんですよ! 

でも、キャストとスタッフには本当に恵まれているなと思います。今回は2クールなので、普通のドラマよりも2倍の時間を一緒にいるわけですけど、モチベーションが高い方々と一緒にお仕事できているので、絶対におもしろくするという気持ちが伝わってきますね。だから、自分もその思いに負けないように、ひっぱっていかなきゃと思いながら、やらせてもらっているところです。視聴者の方にとって、次の1週間が楽しみになるような作品にしていきたいなと思っています。

近未来の要素もありますが、注目して欲しいアイテムは?

桐山さん 今回は近未来もテーマなので、かけているメガネが特殊だったり、車がしゃべったりするので、不可能を可能にするスタイリッシュさがありますよね。あと、ネクタイにもあるすごい機能がついているんですけど、ミラージュはネクタイが嫌いで、実は僕もネクタイが苦手なので、そこはスッと役の気持ちに入れました。ネクタイを変更して欲しい気持ちもありますけど、もしコナンの蝶ネクタイみたいになったらちょっと嫌ですね(笑)。

忙しい毎日だと思いますが、リラックスするためにしていることは?

桐山さん 実は、最近「おじさんになったな」と思うことがひとつあります(笑)。というのも、晩ごはんを食べる前にお風呂に入るのが好きなんです。それまでは寝る前だったんですけど、入ってみたら、意外といいなと。あんまり長く浸かるのは苦手なんですけど、お風呂でミカンを食べたりしています(笑)。

お気に入りの休日の過ごし方があれば教えてください。

桐山さん あんまり家にいるのが好きではなくて、ベースを弾いたり、車でどこかに出かけたりしますね。家ではお風呂に入って寝るくらいでいいので、基本的には外に出るのが好きです。

現在32歳ということで、30代に入ってから感じることはありますか?

桐山さん 誰かのようになりたいとかって、その人のまねごとになってしまうから、あんまりそういうのは作らないようにはしているんですけど、まずは現状にきちんと感謝できる人でありたいなと。そうでないと、その先へは進めないと思うので、そういうふうに思いながら生きていますね。

同じくアラサーのananweb読者にエールをお願いします!

桐山さん 僕が最近思っているのは、「辛いことがあったとしても、それすらも楽しみのひとつに変えてしまおう」ということ。なぜかというと、いいことばっかりだと本当にいいことがあったときに喜びが少ないんですよ。

でも、嫌なことがあったときにいいことがあれば、何倍も喜べるんだという考え方なので、先のことを考えすぎてしまうときもあるかもしれないですけど、失敗を恐れずにいろいろなことに挑戦して欲しいですね。若いときのチャレンジと30代のチャレンジって絶対違うと思うので。年齢とかを気にせず、プライドも全部捨てて取り組むとけっこういいことがあるかもしれないと思っています。

インタビューを終えてみて……。

無口で冷徹な殺し屋を演じているとは思えないほど、ステキな笑顔と物腰が柔らかい雰囲気の桐山さん。読者へのアドバイスもひと言ひと言を大切に答えてくれる真剣な姿を見ていて、多くの女子たちを虜にしてしまうのもうなずけました。そんな桐山さんがみせるクールな一面と渾身のアクションシーンは必見です!

毎週金曜の深夜はテレビの前で釘付け!

映像もストーリーも、深夜ドラマとは思えないクオリティで、男女問わず楽しませてくれること間違いなしの「コードネームミラージュ」。全25話あるので、先の読めない展開に毎回ハラハラドキドキしながら、この世界観にどっぶりハマってみては?

ひと足先に体感できる特報映像はこちら!

作品情報

「コードネームミラージュ」
テレビ東京ほかにて4月7日(金)深夜1時23分より放送スタート!
出演:桐山漣、要潤、佐野ひなこ、駿河太郎、祐真キキ、武田真治、萩原聖人、石丸謙二郎、 朴璐美(声の出演)ほか
制作:東北新社、オムニバスジャパン
©2017 広井王子/「コードネームミラージュ」製作委員会

http://code-mirage.jp/