雨宮 あゆみ

BMIは古い!? ダイエットがより成功しやすくなる指標、BFIって?

2017.7.25
ダイエットの時に指標としているBMI、実は数字だけを見るため肥満度は計れないそうなんです。そこで今、体の各部位の皮下脂肪や筋肉量がしっかりと計れるBFIが注目されています。自分の体を知ることでトレーニングやダイエットにも役立つ♪ スポーツ選手はじめ数ある著名人も計測しているBFIの測定体験をしてきたのでレポートします。

BMIの指標は完全ではない

私も常にダイエット中で、体重計で体脂肪やBMIを計っています。そしてそれを信頼して体脂肪が減れば一喜一憂していましたが、実は体重計で計測する体脂肪率やBMIは整った体型を目指すうえで完璧な指標ではないそうなんです。例えば、お風呂上がりで体に水分がついていると体脂肪率が正確に計れないとか。また、BMI[体重(kg)]÷[身長(m)の2乗]も上の写真のように同じBMIなのに片方は肥満体型ということに。数字で試算するだけなので筋肉量などは含まれず、あまり当てにはできないですよね。

そこで、いま注目されているのが、BFI(Body Fat Index)という指標。全体の肥満度しか計れないBMIに対して、こちらは特殊な機械で部分的な皮下脂肪の厚さや脂肪率を測定し「部分皮下脂肪指数」をだすことができます。そのため、体のどこをひきしめなければいけないかがすぐにわかり、効果的な運動、ダイエットプログラムを作ることができるのです。いったいどのように計測し、具体的にどんなことがわかるのか、体験してみました!

これが、部分の脂肪の厚さを計る測定器

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こちらがBFIメジャーです。横浜クリニック院長 青木晃先生が開発した世界初の測定器で、超音波により体の組成分析を行います。サッカー選手の三浦知良選手やバスケットボールの田臥勇太選手もこの測定器で脂肪や筋肉量を実際にはかり、トレーニングに活かしたそうです。また、各企業のダイエットサプリメント開発の際もこの測定器を使用してビフォアー・アフターが計られているとのこと。まずは、この測定器を脂肪の厚さや脂肪率を計りたいところにあてます。私の場合はダイエットにいかしたい……。ということで計測です。

脂肪の質までわかる

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まずは、太もも。結果がパソコンにすぐに出ます。脂肪が14mm(平均が10mm)。筋肉が31mm(15-25mm)でした。残念ながら脂肪が平均オーバー! ただ、筋肉量はほどよくあるため、このオーバーした脂肪を落とすことが必要になります。そしてこの測定器のすごいところは脂肪の質までわかることです。上の超音波で写された写真が私の太ももの分析です。青い部分が脂肪、その下が筋肉、骨の写真になります。この青色は柔らかい脂肪という結果なので落としやすい脂肪です。そしてちょこちょこ見える黄色い脂肪は硬くなってしまっているのでなかなか落としづらい頑固な脂肪だそう。

私の場合、少し黄色も多いので落とすのに少し時間がかかる! とのことです。セルライトにもなりやすいのでなるべく冷やさないように。そして揉みほぐすマッサージを取り入れるようにとアドバイスいただきました。

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さらに、二の腕を測定してもらいます。脂肪が11mm(平均10mm)。筋肉18mm(平均8-18mm)。平均ですかね(笑)。でも、超音波の写真にだいぶ黄色の部分があり、これは落としづらい脂肪が多くてピンチです。たしかに私の二の腕はぷにぷにしているというより、ちょっとしっかりしているな~とは思っていたのですが、実際に見えると危機感を覚えます。手遅れにならないようにこれから日々、揉みほぐそうと強く思いました。また、平均値もでるので今の自分の状態と比較できてとてもわかりやすいです。

こうやって各部位の脂肪の厚さや質を知ることで、体重が少なくても部分肥満である部分がわかり、どのようにケアすべきかを知ることができるのでプロポーション作りにとても役立ちます。

ほぐして体を整え、痩せやすく! 体のゆがみ・コリの改善ポイント

体について知った後はほぐして伸ばして代謝やスタイルアップしたいですよね。BFIで測定した後に自分の体に見合ったエステ(ほぐし)とパーソナルトレーニング(引き締め)を融合させた効率的なコースなども今のエステでは提供されているそうです。融合することで効率的に理想的なボディーラインに近づけます。それでは、トレーナーに教わったほぐすポイントを少しご紹介しましょう。

足やせしたい

ヒールを履く人は前モモの上が張ってしまうので、太ももを細くしようとトレーニングするとさらに足が太くなるそうです。前ももを伸ばしたりもみほぐして柔らかくするのが痩せやすいポイントです。

姿勢の悪さが気になる

内ももの硬さは後ろに引っ張られてしまうので反り腰の原因に。もし姿勢が気になる方は内ももを柔らかく伸ばして下さい。

デスクワークばかりで運動不足

座りっぱなしの人はむくみ以外にも、ももの後ろが硬くなっているそう。ここを柔らかくしないで急に運動を始めたりすると肉離れの原因にもなるのでしっかりもみほぐし、伸ばしてからトレーニングをスタートして下さい。

姿勢&バストアップしたい

脇の下の筋肉をほぐすことで四十肩の防止にもなるそうです。また猫背の防止やバストアップにも効果的だそうです。

自分の体のバランスを知ることで健康に

BFIから、私の脂肪はややかためで落としにくいことがわかりました。ポイントとして「冷やさない」「自宅でマッサージでもみほぐす」この2点を気をつけることにしました。自分の体を知ることでどこをほぐして、のばして、トレーニングすればいいのかがわかり、理想のプロポーションに効果的に近づけるのがとてもいいですよね。みなさんも、ただがむしゃらにダイエットするのではなく、一度自分の体を分析してみてはいかがでしょうか。素敵なプロポーションへの近道かもしれません♪

Information

■BFI計測可能なジム&サロン

MORE REGIME(モアレジーム)
http://www.moreregi.jp

加圧ビューティーテラス
https://www.kaatsu-omotesando.com/menu/bfi.html

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