西田 彩花

丸顔さんは縦を強調…あなたに合ったテクがわかる「顔型別メイク診断」

2017.12.12
丸顔、面長、ベース型…。さまざまな顔型の人がいます。そして、コンプレックスを持っているという方も多いでしょう。あなたはメイクをするとき、自分の顔型のことを考えていますか? もし考えていないのだとしたら、コンプレックスをカバーできていない可能性が…! 雑誌やサイトで目に留まったメイクをまねするのではなく、本当にあなたに合ったメイクをしていきましょう。

あなたの魅力を引き出すためには、顔型別メイクが必須だった!?

アイキャッチ1修正済

雑誌やサイトを見ると、試してみたくなるメイクがたくさん…。でも、さっそくまねしてみても、なんだかしっくり来なかったり浮いてしまったりということがありませんか? 実はそれ、あなたの顔型を考慮していないからかも。

顔型といえば、丸顔や面長など、さまざまなかたちを思い浮かべますよね。いろいろな顔型の方がいますが、理想のかたちは卵型だといわれています。バランスが良く、どんなメイクでも似合いやすいのです。しかし、現実にはキレイな卵型だという方はそんなに多くありません。そこで、自分の顔型を卵型に近づけるようなメイクをすると、理想的な美人に近づけるのです。

このようなメイク方法を ”修正メイク” と呼ぶことがあります。誰しもが持っているコンプレックスをカバーし、より美しくなれるメイク術です。修正メイクには、ハイライトとシェーディング、チークを使います。さらに、眉も整えると完璧! 顔型別メイクをマスターして、理想に近づいちゃいましょう。

自分がどの顔型かわからない人はこちらで簡単セルフチェック!
わかりやすい「顔のかたち診断」
https://ananweb.jp/anew/145068/

まずは基本から! 卵型のメイク方法を知って、ハイライトやシェーディングの役割を理解

卵

理想とされる卵型の方が基本的に入れるといいハイライトやシェーディング、チークの位置を知っておきましょう。これを知っておくと、メイクのひと手間の大切さがわかるはず。

ハイライトは明るい膨張色でできていますよね。これを塗ることによって、その部分に光を集めて立体的に見せる効果があります。逆にシェーディングは暗い収縮色。影を作り奥行きを出したりシャープさを出したりします。

ハイライトは明るく見せたいところ、広く見せたいところ、高く見せたいところに塗ります。額に丸く塗って、そのまま鼻筋へ。額の丸みや高さを強調し、高くて長い鼻に見せるのです。鼻先に塗ると団子鼻に見えてしまうことがあるので鼻の中央部分程度までにとどめます。

また、目の下の三角ゾーンにも塗りましょう。ここにハイライトを塗ると、目もと周辺が明るく見えて、若々しさやフレッシュさを出せますよ。さらに、顎先にも塗ってください。ここが高く見えると顔の立体感が増し、ふっくら唇も演出できます。

シェーディングは、基本的にはスッキリと見せたい部分に入れます。肌色よりもワントーン暗めのものを選ぶのがポイント。塗る場所は、髪の毛の生え際と、側面から顎のフェイスラインに沿ってです。ここに塗ると、顔に奥行きができるだけでなく、小顔にも見えるのです。

顔の縦・横それぞれの余分な部分を影にしてしまうのですね。フェイスラインのシェーディングはしっかりとボカすのを忘れずに。ボカし足りないと、不自然になったり不健康に見えたりしてしまいますよ。

チークは入れる場所によって、顔の縦幅や横幅をカムフラージュできます。卵型さんの基本は、瞳孔からまっすぐ下におろしたラインが一番内側になり、顔の輪郭から2本指を置いたラインが一番外側になるように塗ります。頬骨下のラインに沿って塗ると良いですよ。

以上が卵型さんの基本的なメイク方法です。他の顔型の方は、卵型に見えるような修正メイクをしていきます。

丸形・面長は縦横幅を修正! バランスを整えて見せる

まる・面長jpg修正済

丸顔や面長の方は、顔の縦幅や横幅の長さに悩みを持ちやすいでしょう。卵型に近づけるメイクをすることで、そういった幅が気になりにくくなります。

丸顔の方は、顔の縦幅を強調するメイクで大人っぽさを演出。太って見えたり幼く見られたりという悩みをカバーすることができます。額〜鼻筋のハイライトは、卵型のメイクと同様。ただし、目の下の三角ゾーンと顎先のハイライトを縦長にします。さらに、シェーディングは側面に塗るようにしてみてください。

チークも頬骨よりも縦長に。これで、顔の横幅をカバーしながら縦幅を出すメイクができます。眉はキリッと鋭角にして、長めにすると良いですよ。

いっぽう面長は、顔の縦幅が気になるでしょう。そこで、シェーディングを髪の生え際やフェイスライン〜顎先までに塗って、縦幅を削るようにします。顔の側面にはシェーディングを入れません。額と目の下の三角ゾーンのハイライトを、横広めに塗ってみて。

さらに、チークを横長に入れてください。顎先のハイライトは塗りません。縦幅をカバーできる、太めの並行眉がオススメ。

逆三角形・ひし形はシャープさを和らげるメイクで

逆三・ひし形修正済

フェイスラインがスッキリとしていて、シャープな印象の逆三角形・ひし形の方。優しげに見えるメイクをしてみましょう。

額の横幅が広い、逆三角形。対して顎は細い輪郭です。そこで、額の両側面にシェーディングを広めに入れ、フェイスラインにハイライトを入れてみましょう。額の横幅をカバーして、頬をふっくらと見せるのです。

顎先のハイライトはやや横長に。額〜鼻筋のハイライトは卵型と変わりませんが、目の下の三角ゾーンは縦長になるよう意識してみてください。チークは縦幅を広めにしてかわいらしさを強調しましょう。眉は優しげな短めアーチ型がよく合いますよ。

ひし形の方は、こめかみのラインが気になりやすいです。そこで、耳の縦幅を目安に、こめかみ部分にのみシェーディングを塗ってみてください。フェイスラインがスッキリしているのは逆三角形の方同様なので、ここにはハイライトをオン。顎先のハイライトは横長にしてください。

額のハイライトも横長に入れると、こめかみ部分がカムフラージュできますよ。目の下の三角ゾーンはやや縦長になるよう意識して、チークは横長にスッキリと入れましょう。程よく顔の縦幅が出ます。若干太めのアーチ眉にすると、柔らかい雰囲気に。

ベース型・八角形はエラをカバーして女性らしさアピール

ベース・八角形

ベース型や八角形の方に共通しているのは、エラが張っているということ。バイタリティあふれる顔型ですが、コンプレックスに思う方も多いよう。そこで、エラをカバーするようなメイクをしてみましょう。男性的に見られがちな輪郭ですが、女性らしさを出すよう意識してみて。

ベース型の方は、額のハイライトを横長に入れてふっくら感を出します。目の下の三角ゾーンは、縦横比が同じになるようにしてください。顎先は縦長に入れ、口もとに近い位置に塗ります。シェーディングは、髪の生え際は卵型と同じです。フェイスラインを広めに入れるのがコツ。エラ部分はしっかりと塗り、カバーしましょう。ただし、丁寧にボカすのを忘れないようにしないと、不自然な仕上がりになってしまいますよ。

チークは縦幅を広めに塗って、キュートさを出します。眉は山を作らずなだらかに。長めにすると、エラをカムフラージュできます。

八角形の方も、ベース型の方とあまり変わりません。ただし、全体的に四角っぽい輪郭に見えるので、髪の生え際には若干広めにシェーディングを入れます。また、直線的な顎のラインも気になりやすいので、顎先にもシェーディングを塗りましょう。

額のハイライトはやや横長程度。顎先のハイライトは縦長ですが、顎に入れたシェーディングに近くなる位置に塗りましょう。目の下の三角ゾーンは、ベース型同様縦横比が同じになるようにしてください、チークもベース型と同じ。縦幅を広めにし、愛らしさを強調します。眉は長めのアーチ型にしましょう。角張った輪郭をカバーできますよ。

明日からは顔型を考えて! 自分に合ったメイクで理想の美人に

このように、顔のかたちによってメイク方法は全く異なってきます。やってみたいな、と目に留まったメイクをまねしてもしっくりこないのは、顔型を考慮していないからかも。顔型のコンプレックスをカバーできると、きっと理想の美人像に近づけます。

さまざまなメイク方法がありますが、まずは自分に合った基本的なメイクをマスターするところから始めてみませんか? 理想に近づけると、きっとよりメイクが楽しくなるはずですよ。