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こんな時期こそメンタル安定!…「不安や孤独感が和らぐ」簡単習慣 #76

文・大久保愛 — 2020.10.2
夏から秋へ、季節が移りゆくいまは、妙に切なく不安を感じるときがありますよね。漢方薬剤師の大久保愛先生によると、秋の始まりはまさにメンタルを崩しやすい時期なのだそう。そこで愛先生がメンタルを安定させる方法をお伝えします! 免疫も高まるのでぜひ試してくださいね。

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 76

メンタルが弱っていませんか?

メンタル 不安感 

夜風が気持ち良い季節になりましたね。とはいえ、日中はまだ半袖を着ていたい日やエアコンをつけていたい日もあり、安定しない気温の中で季節の移り変わりを感じますよね。夏が終わり秋になる今の時期は、どこか切なくなったり、少し早めに一年の終わりを感じたりもします。

漢方では、これからの時期は、アクティブに過ごすよりも個人的に何かをコツコツと自分磨きや新しいことに取り組んでいくことが向いているとされています。ただ、急に自信がなくなったり、悲しくなったり、落ち込んだりとひとりで悩みを抱え込んでしまいやすい季節でもあるのです。

そこで、読書の秋、趣味の秋などと言われるこの過ごしやすい季節に、メンタルが安定し、有意義な時間を過ごせるような食薬(※)習慣を紹介していきます。ということで、今週はメンタルを整える食薬です。

今週は、メンタルを弱らせないための食薬習慣

メンタル 不安感

徐々に冷たく乾燥した空気になるこの時期。お肌や口や喉の粘膜が乾燥するのに加え、涼しくなり水分の摂取が減っている人は腸の水分も不足して全身的に潤いの不足を感じているかもしれません。粘膜の乾燥はバリア機能が低下し、細菌やウイルスなどの感染リスクを高めてしまうこともあります。さらに腸の乾燥は便秘をまねき腸内環境を悪化させます。

日照時間が徐々に短くなったり、腸内環境が悪化したりすると起こるのが、心の安定に必要なセロトニンの不足です。これにより、この時期には悲しさや切なさなどを感じ易くなっています。これを漢方では、「肺陰虚」といいます。そして、「肺」を潤していくことは、免疫とメンタルの強化の両方に役立ちます。

そこで今週は「肺」に『陰』を補う食薬習慣をお伝えします。食べると良いのは【高野豆腐入り豚キムチ煮込み】です。

今週食べるとよい食材:高野豆腐入り大根豚キムチ煮込み

メンタル 不安感

高野豆腐、大根、豚肉、ニラを具材にしてキムチ煮込みにして食べるのがおすすめです。発酵食品×食物繊維の組み合わせで腸内環境を整えていきます。

食べるとよい食材:高野豆腐

                        
豆腐を一度凍らせて解凍し、脱水したものが高野豆腐です。乾物で常備しやすく豆腐の代わりにも、すりおろしてハンバーグなどにも使える栄養満点な便利な食材です。食物繊維、タンパク質、ミネラル、ビタミンがギュッと凝縮してあります。

食べると良い食材・メニュー:大根豚キムチ

まず、大根は消化を助け胃腸の働きを整えます。そして、キムチは発酵食品であり食物繊維も多く含むため腸内環境を整えることに役立ちます。また、キムチにはニンニクが含まれていますが、ニンニクに含まれるアリシンは、豚肉に含まれているビタミンBの効果を高めてくれます。そして、豚肉は『陰』を補うことに役立ちます。

最近落ち込みがちで前向きになれない人は、秋の気候の変化に負けてしまっています。食薬を使ってちょっと前向きな自分を取り戻してみましょうね。

※食薬とは…
漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 1か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

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大久保 愛 先生
漢方薬剤師、国際中医師、国際中医美容師、漢方カウンセラー。アイカ製薬株式会社代表取締役。秋田県出身。昭和大学薬学部生薬学・植物薬品化学研究室卒業。秋田の豊かな自然の中で、薬草や山菜を採りながら暮らす幼少期を過ごし、漢方や食に興味を持つ。薬剤師になり、北京中医薬大学で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び、日本人で初めて国際中医美容師資格を取得。漢方薬局、調剤薬局、エステなどの経営を経て、漢方・薬膳をはじめとした医療と美容の専門家として活躍。おうちで食薬を手軽に楽しめる「あいかこまち」を開発。漢方カウンセラーとして、年間2000人以上の悩みに応えてきた実績を持つ。著書『1週間に1つずつ心がバテない食薬習慣(ディスカヴァー・トゥエンティワン)』は発売一ヶ月で七万部突破。『心と体が強くなる!食薬ごはん(宝島社)』、近著に『女性の「なんとなく不調」に効く食薬事典(KADOKAWA)』がある。
公式LINEアカウント@aika

https://aika-inc.co.jp/

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