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体臭が気にならない?…食べるだけでニオイを防ぐ「お助けフード」

文・大久保愛 — 2020.5.28
気温が上昇し、湿気の多い季節となりました。汗をかくことが多くなり、体臭を気にする人も多いでしょう。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生が、体のにおいを防ぐ食べ物をご紹介します。体臭予防だけでなく、整腸作用やむくみ、だるさの改善にも役立ちます!

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 59

体臭が気になりませんか?

少しずつ気温が上がり、脇や背中にじんわり汗をかく日が増えましたよね。ただ、暑いだけではなく湿度も高くなり、かいた汗はすぐに乾かずにじんわりと汗臭さを漂わせます。ただでさえ、洋服が生乾きになることも多い季節になっていくので、においを気にする機会が増えていきますね。

消臭スプレーや香水などで一時的に臭いを消すこともよいかもしれませんが、体の中から湧いてくる体臭対策をするためには、食べ物の内容に注目してあげることも効果的です。そこで今週は、体臭が気になる人のための食薬習慣を紹介します。

自然の変化が体調に影響している

漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 1か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

今週は、体臭が気になる人のための食薬習慣

体臭の遠因には、食べ物の内容が関係することをご存じですか? 体臭は、食事の内容、常在菌の種類や量、汗に混ざった皮脂や老廃物の量、ホルモンバランス、持病の有無、ストレス、胃腸の状態、衛生状態、年齢、生活習慣などさまざまな要因で決まります。

このなかで、簡単に対策できるものといえば、食事内容、衛生状態の見直しではないでしょうか。ただ、衛生的状態が悪いということはあまりないと思うので、食事を変化させることが、体臭予防の近道となります。

漢方医学では、この体臭の原因となるものを「湿熱」と表しますが、これを作りだす原因として、偏った食事内容があります。体臭が気になる人は、無意識に食べているものをやめることから始めてみましょう。そして、同時に「湿熱」を取り除く食薬を取り入れていくことをおすすめします。今週食べるとよい食材は、【フェンネルシード×カブを使ったピクルス】です。

今週食べるとよい食材・料理:フェンネルシード×カブを使ったピクルス

臭いを発生させる食に関わる行動として、早食い、食物繊維の不足、肉を食べる機会が多い、アルコールをよく飲むことなどがあります。消化不良や腸内環境の悪化、肝機能が低下したりすることで体臭がきつくなります。においが気になるときには、消化に負担をかけないようにし、デトックスする意識が大切です。

フェンネルシード

フェンネルは、漢方で茴香(ういきょう)と呼ばれています。抗菌作用や抗炎症作用があるので、においの原因となる雑菌に働き「湿熱」の除去に役立ちます。また、「理気」という気の巡りを改善する働きがあると言われています。お腹の張り、食べ過ぎ、腹痛など消化器系の不調を整える働きがあります。また、体を温め、むくみやだるさの改善にも役立ちます。

カブ

腸や肝臓の炎症を改善する「イソチオシアネート」、消化を助ける「ジアスターゼ」も含まれています。体にたまる『痰湿』の排泄を促し、体臭の改善に役立ちます。

おすすめの献立は、フェンネルを使ったピクルス。いつものピクルス液にフェンネルシードをいれるだけでOK。そのときに、フェンネルシード水を作っておくと便利です。2Lのペットボトルの水にフェンネルシードを大さじ1-2杯いれて一晩おくと、フェンネルシード水ができます。そのまま、フェンネルシード水として飲むこともおすすめですが、これに同量のお酢を入れてひと煮たちするとピクルス液ができるので、これを使いピクルスを作ると便利です。

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大久保 愛 先生
アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。
昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

https://aika-inc.co.jp/

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著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。
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