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足のむくみ解消に!…老廃物をスッキリ流す「お助けフード」

文・大久保愛 — 2020.5.14
おうち時間が増えて以前よりも活動量が減り、足のむくみやお腹のもたつきが気になる人もいるでしょう。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生が、むくみ解消につながる食べ物をご紹介します!

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 57

足がむくんでいませんか?

突然ですが、毎日何歩、歩いていますか? 地域によっては徐々に自粛が緩和されていますが、一日の移動距離や階段の昇り降りが減ったり、日用品を買いにスーパーに出かける回数が少なくなったりと足腰を使う機会が減ると感じ始めるのが、下半身のむくみや太った感覚ではないでしょうか。

ここ数日、夏のように暑い日が続いていますが、そうすると外出時にはパンツスタイルより、スカートを選ぶこともありますよね。そして、春はおしゃれが楽しい季節でもあります。いつもの感覚でおしゃれなスカートを履くと、スカートの裾からは立派な大根足が…なんて自分のコンプレックスがひとつ増えてしまうこともあるかもしれません。そんなことにならないよう、今週は、足のむくみを解消しデトックスを促す食薬習慣を紹介します。

自然の変化が体調に影響している

漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 一か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

今週は、足のむくみを解消しデトックスを促す食薬習慣

なかなか解除されない自粛生活で、一日の運動量が減り、足のむくみや体の歪みなどを感じる人も多いのではないでしょうか。毎日のおこもりを楽しむために、動画を観たり、オンライン飲み会をしたりしながら、動かずに飲んだり食べたりしていると、当然人間はむくみ、太ります。このままだと、自粛明けにひと回り大きくなった姿が定着してしまう人も増えることでしょう。

自粛による焦りはありつつも、今を大切に楽しむ新たな価値観を見出してくれたこの数か月。少なからず、得るものもあったと思います。ただ、体がむくんだり、太ってしまうような生活習慣は、自粛後まで引きずってはいけないことです。

そして、五月の気候の特徴は、少し風が強く吹くこともありますが、過ごしやすいポカポカ陽気です。自粛がなければ漢方では、『肝風(かんぷう)』といって『肝』の働きにダメージのかかる頭痛やめまいなどの起こりやすいときと考えます。

しかし、今年はそこまで活発に活動することもないと思うので、気候よりも生活習慣からなるむくみの解消を中心に対策していくことをおすすめします。そこで今週は、『肝』の働きを支えながらも、水分代謝をあげ老廃物の排泄を促す『脾腎(ひじん)』の働きも支える食薬習慣を紹介します。今週食べるとよい食材は、【えのき×薬味】です。

今週食べるとよい食材:えのき×薬味

春に採れる山菜は、デトックス作用が高いと言われていますよね。春には、フキノトウ、たけのこ、わらび、こごみ、うどなど山の幸をたくさんいただくことができます。ただ、アクを抜いて調理して、となんだかハードルの高いイメージもあるのではないでしょうか。そこで、その代用として、むくみやデトックスに役立つ食材が、えのきです。むくみが気になる人は、お味噌汁や炒め物などさまざまな料理に活用してみてくださいね。

えのき

えのきは、むくみの解消につながるカリウムが豊富です。また、糖質や脂質の代謝に必要なビタミンB群、免疫を強化するビタミンD、腸を整える食物繊維などの栄養が豊富です。体をデトックスしながら代謝をアップさせてくれる、『脾腎』を支えてくれる食材です。

薬味

薬味には、ショウガ、ニンニク、コショウ、唐辛子、ワサビなどがありますよね。どれか一つは家庭にあると思います。これらの食材は『肝』の働きを支え『肝風』の症状の緩和につながります。また、薬味には抗菌作用、抗ウイルス作用、抗炎症作用などあるため、免疫力に自信のない人にもおすすめです。

おすすめ献立は、エノキとショウガたっぷりの切り干し大根です。材料は、切り干し大根30g、エノキ1束、油揚げ4枚、鰹節3つかみ、白ごま大さじ3、ショウガ2かけ、調味料は醤油、みりん、お酢をそれぞれ大さじ2ずつです。作り方は材料をすべて細かく刻んで、調味料を加え炒めて、最後にすりおろしたショウガと鰹節、白ごまを加えて混ぜたら完成です。

今はまだ活発に動くことはできませんが、今後のために食薬を使って体の中からむくみや老廃物の排泄を促し、ケアをはじめていきましょうね。

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大久保 愛 先生
アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。
昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

https://aika-inc.co.jp/

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著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。
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