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マスクの肌荒れに効く!…しっとりキメが整う「肌メンテ最強フード」

文・大久保愛 — 2020.4.28
外出時にマスクをするのは、もはやマナーとなっていますが、それにより肌荒れする人が増えているかもしれません。漢方薬剤師の大久保愛先生によると、マスク環境に加え、花粉やPM2.5、紫外線なども加わり、肌が揺らぎやすくなっているのだそう。そこで、大久保先生が、肌荒れしている人に摂ってほしい食材をお伝えします!

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 55

マスクで肌荒れ

ここ最近の外出時のマナーと言えば、マスクですよね。ただ、化粧をしてマスクをしたら化粧が崩れる、化粧をしていなければマスクを外したとき人に見られたくない、マスクを長時間したら肌荒れしてしまうなど、女性にとってマスクは少し厄介な存在と感じてしまうときがありますよね。

マスクで肌荒れしてしまった場合、マスクがマナーとなっている時期が過ぎるまでは肌荒れは治まりにくくなります。そんなときには、ただ耐えるのではなく、内臓の鏡とも呼ばれるお肌を少しでも強くするために内側からのケアもしていきましょう。今週は、マスクで肌荒れをしている人のための食薬習慣を紹介します。

自然の変化が体調に影響している

漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 1か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

今週は、マスクで肌荒れをしている人のための食薬習慣

マスクをしていると保湿効果にもなって肌荒れが改善する人もいますが、蒸れてしまうことで肌荒れしてしまう人もいます。湿度が高いと、汗や、くしゃみや咳をした時に付着した唾液に潜んでいる雑菌が繁殖して肌荒れを起こしたり、蒸れた皮膚の皮脂分泌が増えてニキビができたりしてしまうことがあります。

また、サイズの小さいマスクだったり、不織布でできたマスクだったりすると皮膚への摩擦刺激が大きくなり肌荒れを起こしてしまうことも。さらには、抗菌剤が含まれるマスクの場合には、皮膚の常在菌が減ることで肌荒れの原因となってしまうこともあります。

肌荒れの原因をたくさんもっているマスクを着けていなければならない今の時期には、お肌を強くしておきたいですよね。そして、花粉やPM2.5も多く飛散しているため、それらが皮膚へ付着し刺激となったり、紫外線も徐々に強くなり肌への負担が出始めたりする時期が重なっているため、お肌のメンテナンスはいつも以上に必要な時期です。

漢方医学では肌荒れしやすい状態を、皮膚の新陳代謝が落ちている「陰虚」であり、アレルギーや炎症の原因となる「湿熱」が体にたまっている時と考えます。そこで今週は、肌荒れをしている人のための食薬習慣を紹介します。食べるとよい食材は、【炊飯器に入れるだけでできる参鶏湯】です。

今週食べるとよい食材:炊飯器に入れるだけでできる参鶏湯

参鶏湯と聞くと絶対に自宅では作れるようなものではないと感じてしまう人が多いと思います。しかし、炊飯器を使うと材料を入れて放置するだけで完成してしまうのです。味付けは塩だけなので、失敗も少ないです。ぜひ、肌荒れをしている人はチャレンジしてみてくださいね。

手羽先

骨付きの手羽先からしっかりとったお出汁は、体を潤す「陰」を補うために役立ちます。また、鶏肉には、必須アミノ酸のBCAAが多く含まれ新陳代謝を整えるのに役立ちます。さらに、肉の中でも抗酸化作用のあるビタミンAが多く、炎症を抑えたり粘膜を強化するのに役立ちます。

切り干し大根

高麗人参の代わりに切り干し大根を使います。乾物は、干すことによって栄養素とうまみがギュッと凝縮されています。切り干し大根には、食物繊維、水分の排泄に役立つカリウムをはじめカルシウム、鉄などのミネラルが含まれています。炎症の原因となる「湿熱」を取り除くのに役立ちます。

炊飯ジャーで参鶏湯作る方法

特殊な食材は、よくある食材に代用してもよいです。例えば、高麗人参は切り干し大根に、松の実は胡桃にするのがおすすめです。

作り方は、お米1合に対して5合分の水分をベースとします。もち麦をプラスするとお水をたくさん吸ってくれるので失敗しにくくなります。塩で下味をつけた手羽先や手羽元を5本くらい、胡桃、ネギ、ニンニク、ショウガ、昆布、切り干し大根、お酒、干しシイタケ、塩をお好みでいれ、普通の炊飯で炊いたら完成です。

炊き上がった後に水分が足りなければ、お湯を好きなだけ足して10分くらい蒸らすとよくなじみます。お皿に盛り付けたら、塩コショウで味を整え、いただきます。ナツメやクコの実を入れたり、ゴボウや人参、マイタケなどを入れてアレンジしても美味しくなりますよ。

肌が荒れたら、その都度薬を塗って対応をしているだけの人はぜひ体の内側からのケアもお試しくださいね。参鶏湯は、実は失敗しづらい料理なので毎日のレパートリーにプラスしてみましょう。

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大久保 愛 先生
アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。
昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

https://aika-inc.co.jp/

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著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。
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