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おこもり疲れを吹き飛ばせ!…体力低下を防ぐ「お助けフード」

文・大久保愛 — 2020.4.22
在宅時間が増え、以前に比べて体力が落ちたと感じる人もいるでしょう。そこで、漢方薬剤師の大久保愛先生が、体力低下を防ぐ食べ物をご紹介します。これらを取り入れつつ、適度に体を動かすことも忘れずに毎日を過ごしましょう。

【カラダとメンタル整えます 愛先生の今週食べるとよい食材!】vol. 54

体力が低下していませんか?

自粛のため家の中でじっとしているだけなのに、「あー疲れた」が口癖になるくらい疲労感を感じることはないでしょうか。いつもよりも歩く量が大幅に減り、座ったりゴロゴロ横になっている時間が増えていませんか? 

日頃、運動していなくても、意外と普段動いていたんだなと実感する人も多いかもしれません。そろそろ、動かなすぎることで体の重だるさを感じたり、体力や筋力の低下を感じたりし始めるころだと思います。

こうなると自粛明けが心配になりますよね。今はポカポカ陽気で過ごしやすいですが、そろそろ過ごしづらい、蒸し暑い梅雨や夏を迎えることになると思います。今から体力を低下させていたら、これから先の体調が思いやられますね。そこで今週は、体力の低下を回復する食薬習慣を紹介します。

自然の変化が体調に影響している

漢方医学で人は自然の一部であり、自然の変化は体調に影響を与えると考えられています。気温や湿度、気圧の変化だけではなく、太陽や月の動きまでもが体に影響を与えています。学生の頃、太陽暦や太陰暦を学んだことを覚えていませんか? 1か月の日数や季節などは太陽や月の動きから決められていたことはご存知のかたは多いと思います。

月や太陽は、地球との位置により引力が変わり、地球では潮の満ち引きが起こります。地球の約七割が水分と言われていますが、同様に人の体も約七割が水分と言われています。そう考えると、人間も月や太陽の影響を受けることは想像しやすいことだと思います。中国最古の医学書である皇帝内経(こうていだいけい)にも、月が体調に影響を与えることは記されています。

つまり、気温、湿度、気圧、太陽、月の変化とさまざまなものを指標にすることにより、より正確に体調管理をすることができます。この体調管理に食事内容を役立てることを『食薬』と呼びます。

今週は、体力の低下を回復する食薬習慣

いつもと違った生活リズムのなか、ふとした瞬間に自然とため息が増えたり、「よいしょ」「疲れたー」「どっこいしょ」と体の重だるさから掛け声が増えてしまうこともあるのではないでしょうか。

もし、今体力の低下を感じていたら、長期化する自粛の結果、自粛前と比べ、体がたるんだり、足腰が弱ったり、太ったり、息切れしやすくなったり、免疫が落ちたりと全身的に衰えてしまうことでしょう。

そして、今の季節は過ごしやすいのでまだよいですが、これから始まる梅雨や夏に大きくダメージを感じてしまうかもしれません。気圧の変化に振り回されたり、夏バテをしたり、気候の変化に自律神経を乱したりと例年より今後の季節の移り変わりに影響されやすい体となってしまいます。

漢方医学では、運動量が減り体力が低下している状態を「気虚」と考えます。そこで、今週はこれ以上体力の低下をさせない食薬習慣を紹介します。今週食べるとよい食材は、「補気」作用が強い【ネギ類×豚肉】です。

今週食べるとよい食材:ネギ類×豚肉

豚肉とネギ類の組み合わせは、体力の低下を防ぐために役立ちますが、料理が苦手な人でも基本的に美味しく仕上がる食材です。コンビニ食、レトルト、冷凍食品、お菓子などに食事を頼り、普段料理をしない人でも失敗しにくい組み合わせなのでぜひチャレンジしてみてくださいね。

ネギ類

ネギ類には、ネギ、ニラ、玉ねぎ、にんにくなどがあります。これらには、「硫化アリル」が含まれています。硫化アリルは、ビタミンB1の吸収を助け疲労回復に役立ちます。また、強い抗酸化作用をもち抗ウイルス作用、抗菌作用もあります。ネギ類は、ビタミンB1を含む食材と一緒に取ることで疲労回復の働きをアップでき「補気」作用が期待できます。

豚肉

豚肉は、ビタミンB1を多く含む食材です。ネギ類と合わせて「補気」作用をアップするだけではなく、エネルギーをつくるために必要なアミノ酸や鉄などのミネラルも豊富に含まれています。ただ、豚肉は部位によって脂質が多い部分もあるので、ひれ肉、もも肉、ロースなどを選ぶようにするのがおすすめです。

おすすめ献立は、ネギたっぷりの豚汁、ニンニクと玉ねぎたっぷりの豚の生姜焼き、豚ニラ炒め、豚肉のネギ巻きなどです。もともと豚肉を食べる時には、自然とネギ類を合わせて食べる人は多いと思うので、意識して豚肉を食べるだけでも続けやすく便利です。

自粛が長期化し、体力の低下が気になる人は、豚肉を選んでみてくださいね。また、食べものだけでは、限界なこともあるので、おうちで簡単なストレッチやスクワットなどの筋トレを1日30回でもいいので取り入れていくこともおすすめします。

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大久保 愛 先生
アイカ製薬株式会社代表取締役・漢方薬剤師。
昭和大学薬学部生薬学研究室で漢方を学び薬剤師免許を取得。その後、中国で漢方・薬膳・東洋の美容などを学び資格を取得。漢方相談、調剤薬局、エステなどの経営を経て商品開発・ライティング・企業コンサルティングなどに携わる。

https://aika-inc.co.jp/

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著書『1週間に一つずつ 心がバテない食薬習慣』(ディスカヴァー)。
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