大人女子的 アップデート仕事術 vol.5「すみません」が口癖の”逆マウンティング女子”は伸び悩む?
仕事って人生に欠かせないし、夢中になると本当に楽しい。大人女子が仕事をもっと好きになるために、”ほの賢く”働くコツをサイバーエージェント・SELECTY編集長の山崎ひとみが考えます。
「すみません」が口癖の”逆マウンティング女子”は伸び悩む?
後輩と接していて、伸びる子だな、伸び悩む子かもしれないな、
と直感的に思うことのひとつに「謝らなくてもいいことに『すみません』と言っていないか」ということがあります。
ランチをごちそうしてもらった時に「すみません」。エレベーターやドアを先に開けてもらった時に「すみません」。最近驚いたのが、トイレに並んでいて、私の番になった時、前の女性にすれ違いざま「すみません」。前にトイレに入っていたことを申し訳ないと思うなんて、どれだけ世の中に恐縮して生きているんだろうと、こちらまでなんだか申し訳ない気分になってしまいました。
この話、要は、本当に自分が謝るべきこと以外は全部「ありがとう」に自動変換したほうが、自分もまわりもハッピーになるのですぐに実践した方がいい!というとてもシンプルなことなのですが、なぜか結構難しい。
どうしてかと考えると、1番の理由は、“逆マウンティング的発想”で、様々な状況で瞬時にへりくだり「申し訳ないと思っているという立場」をとった方が、人間関係の「下手(したて)」に入れるので、楽だから…なのかなと。
でも、これは相手のことを考えているように見えて実は自分の殻に閉じこもっている行動で、ビジネスシーンにおいては、非合理的な思考停止。仕事で成長し、たくさんの人を動かしていくために、必要のない場面でまで「下手(したて)」に入っていればいいなんてことがあるわけがありません。
「すみません」が癖になって、つい口をついて出る人をみると、成長するための殻がやぶれなかったり、合理的な判断に基づいて動けない人なのかも?ということが透けて見えるから、この先伸び悩むのでは、と感じてしまうのかもしれません。
相手に良く思われたくて「すみません」と言っているのに、そんなネガティブな印象を与えてしまっていたら、本当に損。明日から、やはりまず「すみません」を全部「ありがとう」に自動変換していくことをオススメしたいです。
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