【キラキラの街を撮る①】#16 カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク
【カメラマンが教える! いいね! がつくスマホの撮影テク】vol.16
イルミネーションの撮り方、4つのポイント!
今回、佐藤先生から教わったイルミネーションの撮り方ポイントは、全部で4項目。ひとつずつ、ご紹介します。
夜景はブレやすいので、スマホをしっかり構える!
イルミ撮影でまず重要なのは、スマホの構え方。夜景はブレやすいので、スマホをしっかり持つことが何よりも大事。なぜブレやすいのかというと、暗い場所でカメラが日中と同じような光の量を取り込もうとするため、シャッタースピードが遅くなり、手ブレをおこしやすくなるとのこと。以前の記事「スマホの構え方」でご紹介したように、両手でしっかりとスマホを持ち、神経を集中してシャッターボタンを押します。すると……
結構クリアに撮れました! この写真は六本木・けやき坂のイルミが見える連絡通路で撮影したのですが、通路の手すり部分に手首を乗せ、スマホを安定させて撮ったら、ブレが少なくなりました。
明るさを調整して好みのイメージにする!
スマホカメラでは、明るい部分をタップすると、カメラは「明るい」と判断するので、暗めの写真に撮影されます。
逆に、暗い部分をタップすると、明るめの写真になります。
カメラの自動露出で明るすぎる、暗すぎると感じたら、「光を操る編①」で教わったように手動で明るさを調整し、自分好みの明るさにするとよいそうです。
構図は全景でも切り取りでもOK!
イルミネーションの構図は、ふつうに全体の景色を撮るのもOK。ただ、例えば真ん中にひとつのツリーを入れるだけでは、あまり見栄えがしないこともあります。そんなときは、ツリーの全体を無理に入れず、一部をデザイン的に切り取ってもよいそうです。
インスタグラムの画像処理でグレードアップ!
イルミネーション写真も、インスタグラムで加工すると、ステキな仕上がりになります。
まずはこちら、加工前の写真です。
上の写真を佐藤先生にインスタグラムで加工していただくと……
こんなにステキに大変身!
この写真での加工方法は、まず「Hefe」というフィルターを使って真っ赤にします。次に、編集画面の「ビネット」で周辺を暗くし、「暖かさ」で赤みをプラス。さらに、「コントラスト」「明るさ」「ハイライト」「影」でイルミネーションが白飛びしすぎず、夜の空が明るくなりすぎないところを目指して微調整をすると、上の写真のように仕上がるそうです。
次回は……?
スマホでイルミネーションをキレイに撮るテクニック、いかがでしたか? ステキな夜景写真が撮れるようになると楽しいですよ~! とはいえ夜は寒いので、しっかり防寒対策をして、チャレンジしてみてくださいね。次回は、イルミネーションをおもしろく撮る方法について教わります。お楽しみに!
Information
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プロフィール
佐藤 朗(さとう あきら)
フリーランスフォトグラファー。日本大学芸術学部卒業。有名雑誌や書籍、Web媒体などで活躍。また、料理写真専門のカメラ教室フェリカスピコを主宰、毎月各地で開かれる教室は常に満席となる人気ぶり。著書に『もっとおいしく撮れる!お料理写真10のコツ』(青春出版社)。
Facebook Instagram:@felica_spico
田代 わこ(たしろ わこ)
ライター&エディター。出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞と絵を描くこと。ananwebでは「女子的アートナビ」を連載中です!