サルのエロ姿も…! 『上野動物園』で小動物を超かわいく撮っちゃうコツ #34
【カメラマンが教える！ いいね！ がつくスマホの撮影テク】vol. 34
小さな動物の撮り方は？
今回プロカメラマンの佐藤朗先生に教わる小型動物の撮り方は、大型動物に比べると動きが速いタイプも多く、テクニックもより難しくなりそうです。
まずは、人気のプレーリードッグ。網目状の柵があり、なおかつ動物の色と飼育場の岩場などが同じような色のため、観覧場所から普通に撮ると小さな被写体はあまり目立ちません。
このような場合、「スマホ用の望遠レンズを使い、網目の柵を避けてプレーリードッグにズームするとよい」とのこと。
また、動物を撮るときは基本的に「顔の向いている方向を空けて撮る」とよいそうです。
左は顔の方向に空間がない写真、右は空間を空けて撮りました。ちなみに、あえて顔の向いている方向を狭くして意味深に写すというテクニックもあるそうです。
ミーアキャットを撮ってみる！
上野動物園の西園にある「小獣館」では、ハダカデバネズミやコウモリなど珍しい動物たちを見ることができます。ただ、室内なので薄暗く、写真を撮るには難しい環境です。もちろんフラッシュは禁止。ここでも最初にフラッシュをオフにしてから撮影にのぞみます。
「小獣館」で人気の動物ミーアキャットを撮ってみます。ガラス張りの飼育室内で激しく動き回るため、シャッターチャンスはなかなか訪れません。また、ガラス張りのため、離れて撮ると自分の姿やスマホが写り込んでしまいます。
まずは無理のない範囲でガラスに近づき動きをよく観察します。ミーアキャットはときどきピタっと立ち止まるので、その瞬間を狙うとよさそうです。また、天気の良い日に行けば窓から自然光が入るので、暗い室内でも比較的きれいに撮れます。
顔をアップで撮ってみてもかわいいです！
おサルさんはどう撮る？
最後は、サルの撮り方について。観覧場所から距離があり、かつサルの色と山の色が同系色なのであまり写真映えしなさそうです。
まずはふつうにサル山を撮ってみましたが、サルがどこにいるのか全然わかりません……。
佐藤カメラマンおすすめの撮り方は、「観察しておもしろい仕草をしているサルを狙う」。ただサルを撮るだけではつまらないので、親子愛が感じられるサル、エサを盗むサルなどサル山のドラマを撮ってみるとよいとのこと。
ということで、筆者が撮影したサルドラマを妄想セリフとともにご紹介！
こちらは体重計に乗っているサル。「ちょっと太ったかな……」
ノミ取りをしてもらっているサル。「あーそこそこ。めっちゃ気持ちええわ～」
サル山の頂上でジャンプするサル。「ひゃっほー！」
最後はサルのエッチシーン!? 「見てんじゃねーよ！」
小さな動物の撮り方編、終わり
小さな動物の撮り方編、いかがでしたか？ どれも動きが速いのでブレやすいですが、観察しているとシャッターチャンスが必ず訪れます。特にサルは食後の時間帯がおすすめ。飛んだりイチャイチャしたりかわいい仕草をたくさん見られます。佐藤カメラマンのアドバイスを参考に、楽しい写真を撮ってみてくださいね。次回は、トラやゴリラなど人気動物の撮り方をお伝えします。
Information
取材協力：
上野動物園
http://www.tokyo-zoo.net/zoo/ueno/
佐藤朗先生の著作情報！
『おいしいかわいい料理写真の撮り方』（イカロス出版）¥1458
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プロフィール
佐藤 朗（さとう あきら）
株式会社フェリカスピコ代表。日本大学芸術学部卒業。有名雑誌や書籍、Web媒体などで活躍中。また、料理写真専門のカメラ教室フェリカスピコを設立、毎月各地で開かれる教室は常に満席となる人気ぶり。著書に『もっとおいしく撮れる！お料理写真10のコツ』（青春出版社）。
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田代 わこ（たしろ わこ）
出版社勤務を経て、フリーランスのライター・エディターに。主にエンタメ系コンテンツ記事を執筆。趣味は美術鑑賞。ananwebでは「女子的アートナビ」を連載中です！
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