会社を辞めて、こうなった。【第9話】 英語が、わからない。
どちらも“断る”だけど・・
例えばrefuseとreject。どちらも日本語で訳すと“断る”という意味です。けれど語学学校の先生によると、この内容ではこっちを使うとなんだかヘンで逆もしかり、みたいな感じらしいんですよね。具体的には食事やらパーティーの誘いを断る場合には“refuse”を使えるけど、”reject”はなんかちょっとヘン。逆に何か考えやイデオロギーに反対するというニュアンスで法案や建設計画を拒否する場合は、“reject”なんだそうです。
わからない、わからない、全然わからないーーー。語彙を増やすために、ただ単語帳を作って暗記するってわけにもいかないのですね…。
こればっかりはネイティブの人がどう話し、どう書いているかに慣れるしかないそうです。本をたくさん読み、会話を注意して聞く…。はぁ〜、一体あと何年かかるんだろう!!
“novel”と”book”
今語学学校で勉強しているのは、TOEFLのコースです。ここでは徹底的にこの間違いを指摘されます。先日もハリーポッターのことを”novel”と言ったら、ブ~! 「“novel”は日本語で訳したら小説だからいいやん、別に」と思うのですが、ライトノベル的な児童文学なので”book”というほうがしっくりくるんだそうです。
もうこのあたりにくると英和辞書に頼ったところで、お手上げです。英語を学ぶということは、まず日本語で訳すことを諦めることから始まるのかもしれません。
今感じるのは、「この言葉の意味を私は本当に理解しているのだろうか?」ということ。つまり、「この言葉に関して本当にアメリカ人が思っているのと同じ概念を持っているのか」と思うわけです。正直、かなり怪しいです。そして考えれば考えるほど、無言になってきてしまっている今日このごろです。話せば話すほど誤解も産むし、バカもバレてしまうからです。