結果、彼から雑に扱われるかも! 実は「自分を安売りしている」女性の特徴

文・おおしまりえ — 2023.4.27
安売りって、どういう行動を指すと思いますか? 実は多くの安売りしがちな女性には、共通するNG行動があります。今回は5つのやりがちNG行動を例に、なぜそれが安売りになってしまうのかを解説します。

安売りをやめると恋愛がうまくなる…「安売り女性」がやっているNG行動

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 220


「愛されたければ安売りしてはダメ」

よく恋愛テクニックで言われることです。確かに安売りは、相手にとっていつでも手に入る存在に感じさせ、あまり良いことはないものです。しかし、安売りって一体どういう行動を指すのでしょう。今日は安売り女性がやりがちなNG行動を5つ紹介していきます。

1. スケジュールや気分をいつも相手に合わせる

デートの予定や行き先などは、2人の都合や気分で決めるべきものです。しかし、安売りしがちな女性は、毎回相手に合わせていることが多いもの。「嫌われたら嫌だし」「楽しんでもらえれば幸せだし」といろいろ理由をつけるけど、結局相手に合わせると、その場は感謝されても、だんだん彼としても刺激不足になっていきます。

「なんかいつもついて来るだけだしなー…」と、彼の中であなたの価値がダダ下がりしているかも。安売りとは、自分から安く(手頃に)見せるという意味もありますが、行動した結果、相手から見て都合の良さそうな存在として認知されることも含みます。
まずは自分の都合ファーストでデートプランを決めるところから始めましょう。

2. 頑張って実行可能ならお願いを受け入れる

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人からのお願いって、無理して受けるものではありません。でも、安売りしがちな女性の場合、彼からの「頑張ったらなんとかなる」レベルのお願いは、涼しい顔で「いいよー」なんて答えてしまいがちです。
彼に喜んでもらいたいという優しさの根っこにあるのだと思いますが、無理した結果、相手には感謝はされても今以上に愛されることはありません。

ここで特に強調しておきたいのが、「お金を貸して」といった金銭系のお願いについてです。お金の貸し借りについては、できるだけ避けることをオススメします。なぜなら、人間はお金を貸した・借りた関係になると、借りた側は貸した側に罪悪感を抱くようになるからです。
意外かもしれませんが、人は貸してくれた人に感謝ではなく罪悪感を抱くんです! これが恋人同士であったら、関係がうまくいく可能性がとても低いことが理解できると思います。

金銭的なお願いを始め、友達相手だったら断るようなお願いは、彼に対してもきっぱり断っていきましょう。

3. 本心ではNOだけど好きだからいつもYES

本心を捻じ曲げて良いことはありません。でも、恋愛中って、相手のことが好きだからこそ、嫌だけど受け入れることをしがちです。

その代表としてよく聞くのが、夜のお誘いについてです。女性は体調の波がありますから、気分が乗らない日もあるでしょう。そんなとき彼に声を掛けられたら、つい本音が言えず受け入れてしまった…なんて経験は、誰しもあると思います。

こうした行動は、その瞬間は相手を満足させられると思いますが、間接的に自分を傷つけ、また相手の中でも「いつでもOK」という認識を抱かせ、両者の関係に良い影響がありません。
ダメだなと思った日は、なんとなく避けるのではなく、ちゃんと理由(今は体調が悪い)と一緒にNOを伝えましょう。センシティブな内容ほど、無理をすると間接的に自分を傷つけることにつながります。

4. いつも笑顔とにかく笑顔

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人は楽しいときに笑い、楽しくない時は笑いません。当たり前のことなのに、安売り傾向の強い女性ほど、いつもどんなときも彼の前では笑顔でいようとする傾向があります。
でも、無理して笑顔を作れば作るほど、彼には自分の機嫌を取っていることが感覚的に伝わります。そしてそんな自分の機嫌を取る彼女に対して、「雑に扱っても大丈夫だ」と無意識的に思ってしまう男性がいます。

これは彼が悪人だからではなく、人間の性質が関係しています。
例えば友人関係を想像してください。いつもニコニコなんでも明るく笑い飛ばしてくれる人がいたら、周りは冗談や声がけの勢いが強くなることがあります。でもそれは、相手が打たれ強そうで明るいから自然とそうしているだけであって、相手を傷つけようといった意図はありませんよね。
これと同じ仕組みが、いつも笑顔を無理しても絶やさない彼女には起こっています。

「何をしてもどんな態度でも笑顔で居てくれる彼女なら、ちょっと強い態度や言動をしても大丈夫だろう」

無意識に彼の頭の中には、そんな気持ちが芽生えているかもしれません。笑顔は楽しい時にするもの。無理な笑顔や愛想笑いを過剰にする必要はありません。

5. おねだり&奢りは負担になるから避ける

彼氏へのおねだりや奢りは、当然彼のお財布に負担がかかります。そんな負担を気にして、常に自腹を心がける優しい女性が多いです。
とてもステキな行動ですが、頑なにその気遣いを発揮するのは、逆に彼の中の「何かしてあげたい」といった気持ちを失わせるリスクがあります。

男性という生き物は、“してあげたい”という願望を強く抱いている特徴があります。もちろんしてあげたい度合いは人それぞれ違いますし、した結果、相手から褒められたいという下心とセットです。

このしてあげたいを叶える手っ取り早い行動が、ちょっと奢ってもらうとか、小さくおねだりするといった行動です。相手にとって負担かもと思うかもしれませんが、逆に相手の自尊心を満たす行為になる可能性があるのです。

安売りしがちな女性は、こうした視点が薄く、つい相手の懐の負担ばかりを気にしてしまいがちです。それ自体はとても気遣いのできる行動ですが、懐具合を気にした結果、相手の満足度を下げていることもあるかもしれません。

自分を安売りしている女性に共通するNG行動を5つご紹介しました。
どれも今すぐ意識すれば止められることばかりです。恋愛は相手を気遣うことが大事ではありますが、その前に自分を気遣うことをちゃんとする必要があります。どんなに相手が好きでも、優先順位は「相手<自分」です。ぜひ覚えておきましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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