友達に彼ができてモヤモヤ焦る! 恋愛してない女性にありがちな「ザワつく心の整え方」5つ

文・おおしまりえ — 2023.3.2
ちょっと見ないうちに、友達に彼ができていた。結婚を決めていた。そんな状況を目の当たりにすると、焦りと不安で落ち込むものです。でも「ピンチはチャンス」という言葉があるように、落ち込んだときは人生を変えるチャンスです。周りと比べて焦ったとき、まずどこから振り返ればいいか5つのポイントを紹介します。

自分だけ恋愛できてないと感じる! 周りと比べて焦ったときに見直したい5つのこと

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 212


「私彼氏できたんだー!」友達からの嬉しい報告に、心がざわついた経験はありませんか。私もそろそろと思っていたら、周りが恋愛ラッシュ&結婚ラッシュで、急に置いていかれた気がして落ち込んでしまう。

そんな女性は、今日の話が参考になるかもしれません。焦ったとき、実はそれは正しい焦りではない可能性が高いです。これから紹介する5つのポイントを見返したら、ただ気持ちが不安なだけなのか、本当に焦るべきかが分かるからです。ぜひ、振り返って確認してみてください。

焦ったときの見直しポイント1. 環境のハンデはあるか

誰かと自分の状況の違いに焦ったとき、まずは相手と自分の環境の違いを冷静に比べてみましょう。たとえば恋愛だったら、相手の環境と自分の環境は恋愛のしやすさに大きな差があるかを考えます。

  • 仕事上での出会いの数…職場恋愛のチャンスの差になります
  • 職場の交流の多さ…同じく職場恋愛のチャンスの差になります
  • 残業時間の差…自由時間はその分恋愛を頑張る余裕につながります
  • 友達の多さ…出会いの多さにつながります

などは、すぐに比較することができるでしょう。大きな差があれば、恋愛に対する環境の優劣が、スタートの段階ですでにあるということです。

焦ったときの見直しポイント2. 優先順位の違いを見る

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次に見返してほしいのが、優先順位の違いを冷静に振り返ることです。友達が恋愛でうまくいった話を聞くと、多くの人は瞬間的に「同じような生活をしていたのに何で?」と感じると思います。でも、不安になる前に、まずは自分と相手が、それぞれ優先順位をどう決めて生活していたか振り返ってみましょう。

その友達は、実はあなたが仕事や趣味に全力だった頃、マッチングアプリ婚活を全力で頑張っていたかもしれません。当然優先順位を高くして取り組んだものの方が、結果は出やすいです。後から話を聞くと「実はあのとき、婚活を頑張っていたの」とわかる場合もあります。相手の優先順位の1番が恋愛なのに対して、自分の優先順位の1番が仕事だったら、結果が違うのは明白です。
あなたの優先順位は何ですか? まずはそこから振り返りましょう。

焦ったときの見直しポイント3. 好かれる要素の違いを見つける

相手と差を感じて焦ったら、冷静になって「異性から好かれる要素」がどれくらい自分と相手にはあるかを振り返ってみましょう。残酷かもしれませんが、年齢や年収などの数字にできる条件から、見た目の違いや性格的な部分まで出していきます。

この時、可能なら第三者に聞き役になってもらえると、より冷静な判断がつきやすいです。「あの子ばっかり得をしているのは何で?」なんて愚痴りたくなるかもしれません。冷静に見ると、相手は恋愛を頑張るために、見た目を磨いたり、行動を変えたりしていたかもしれませんよ。

焦ったときの見直しポイント4. 気持ちの高まりは同じくらいか

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もともと恋愛力の高い人を除き、恋愛は「何とかしたい!」という気持ちの高まりがないと、現実は変わりません。なんとなく望んで叶えられる人は、もとから恋愛力が高い可能性があり、今回の記事で紹介する人とはちょっと違うかもしれません。

今焦っている人は、比較してしまう相手と自分の「恋愛に対する気持ちの高まり」が、同じくらいかを比べてみましょう。意外と焦りの大きさに対して、恋愛に対する気持ちの高まりはそうでもなかったりするものです。

逆に言えば、結果を望むならまず気持ちをしっかり高めないと始まりません。焦りのパワーはちゃんと前向きに進むエネルギーに変えてこそ、未来は開けていきます。

焦ったときの見直しポイント5. 認知の歪みに注目

最後は、焦って出した相手への評価や今の状況が本当に正しいかを考えてみましょう。人は不安や焦りが募ったとき、「認知の歪み」を起こしがちです。具体的には、過大評価や過小評価です。

過大評価とは「あの子は実は私よりずっとモテるし可愛いし」みたいな、焦りから客観的な判断が薄れた評価です。過小評価とは「私なんて誰からも必要とされていないんだ」「私はきっと恋愛なんてできない」みたいな、偏った結果自分を小さく評価する考えです。

どちらも正しい判断とは言えず、認知の歪みを起こしている状態です。正しい認識ができていないと、その後の行動も正しいものになりません。今一度、自分と相手の状況の違いをしっかり見つめていきましょう。

10代の頃って、恋愛はそんなに努力や苦労をしなくてもできていた人が多いです。でも、社会人になってからの恋愛では、そもそも相手が見つからなくて苦労する人も多いもの。この違いはどこにあるのかというと、時間や労力をかける対象が、学生よりも社会人の方が格段に多いことが理由です。

社会人は、仕事や趣味、生活を成り立たせるなど、恋愛以外に頑張るべきことがたくさんあります。そうした日常の中で、恋愛をしていこうと考えても、優先順位が上がらなかったり、労力をかけられなかったりする人がいるのです。

「ピンチはチャンス」という言葉があります。誰かの幸せを見て焦ったら、それはピンチのサインです。そのピンチに落ち込むのではなく、チャンスとして受け止められるよう、今日紹介した5つのポイントから振り返ってみましょう。きっと未来には、素敵な恋愛が待っていますよ。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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