“恋愛するのが怖い”はもったいない! 誰でも「恋愛スイッチ」が入る方法

文・おおしまりえ — 2023.2.9
恋愛からずいぶん遠ざかっている。人を好きになったのはもう5年も前だ。そんな女性は、恋愛したいと思ってもスイッチが入りにくくなっているかもしれません。スイッチの入りやすさは人によって差がありますが、心をほぐすことで入れやすくもできます。今日はそんな女性に向けて、3つのワークをご紹介します。

恋愛するのが怖い…遠ざかった気持ちを温める方法

恋愛 怖い トラウマ ご無沙汰 ポジティブ 恋愛体質 方法 解決

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 209


恋愛はしたいと思うけど、何年も遠ざかっている。
私は全然人を好きにならないタイプだから、恋愛が億劫。
焦りは感じるけど、正直頑張るのが面倒。

恋愛から遠ざかった女性からこんな本音をよく聞きます。今回は、恋愛はしたいけど怖い・面倒・億劫という気持ちに、効率的にスイッチを入れる方法を紹介します。
恋愛できないのはあなたに問題があるわけじゃないんです。ただ“気持ちの切り替え”が、感覚的にできていないだけなのです。

恋する力は無意識の習慣で決まる

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恋愛ができない自分は何かおかしいのではないか。そんな風に思う女性がいます。でも、恋愛する力とか恋に落ちやすいかどうかは、特別な能力や向き不向きではありません。
強いていうなら、「癖」みたいなもの。

  • 私は恋愛していたほうが楽しい
  • 私って惚れっぽい
  • 恋愛が自分にとって大事

こんな思い込みがあると、「恋愛=して当たり前」という考えが自分の中で定着します。その結果、いつも恋愛しやすい心の状態が続き、引き寄せられる形で恋愛が始まるのです。

恋愛に限らず、人は「無意識の思い込み」によって自分が作られると言われています。
「自分はダメな人間だ」と思っている人は、ホントにダメだと感じる結果や展開ばかりが起きるというわけ。これを恋愛に当てはめると、「私は恋愛が苦手だ」「私は恋愛できない」と思いながら生活していると、その思い込みを現実にするような出来事ばかりが起きます。

まずは自分が恋愛していない状態は、「自分がダメだから」とか「才能がないから」とか「自分には向いてない」と思い込まないところから始めましょう。

恋愛スイッチを入れる 1. 男性を異性として見る

自分に対するネガティブな思い込みが少し緩んできたら、ここから具体的に、恋愛へのハードルを下げていく取り組みをしていきます。
最初は、「男性を異性として見る」です。恋愛から遠ざかっている女性は、男性をなるべく異性として見ないような癖がついています。ビジネス上はマナーですから正しいですが、こうした見方が癖になると、プライベートでも相手と一定の距離を取り、異性として見ないような振る舞いをしてしまいます。

異性として見るとき、具体的にはこんな意識を持って相手を観察するのがおすすめです。

「この人はどういう恋愛をするんだろう」
「この人は結婚したらどんな感じかな」
「この人ともし付き合ったら、どんなデートするかな」

こんな感じで、プライベートな部分を想像しながら見ればOKです。おそらく最初は妄想に恥ずかしくなると思います。でも、少し我慢して続けてみてください(ただし相手にはバレないように)。

その恥ずかしさが大きければ大きいほど、普段男性と接するときに抱えているネガティブな感情が大きい証拠です。それがあると、恋愛へのハードルが上がってしまうことに。

このワークは、何も全方位の男性を今から恋愛対象として接してくださいというものではありません。現実の行動は変えなくていいんです。ただ、身近な男性を恋愛対象として見ることで、頭の中に「自分が恋愛をしている状態」を想像させ、緩める効果を狙っています。

「恋愛したらどんなか」を感覚的に覚えてもらうことで、恋への最初の一歩を縮めているのです。

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恋愛スイッチを入れる 2. 人のデート姿を観察してみる

異性への妄想が終わったら、次は人のデートを観察してみましょう。町中のカフェとかに座り、人のデートをぼーっと眺められると最高です。
デートを観察しながら、先ほどのような「もし自分が妄想したら」を想像するのもおすすめです。
このワークが良いのは、現実に恋愛している人を見ることで、自分の頭の中にある妄想の恋愛を、現実的なイメージに近づける効果があります。

恋愛期間が空くと、誰しも現実感覚が薄れて妄想しがちになります。ちょっと楽しむ分にはいいですが、それだけだと恋愛へ過剰な期待を抱いたり、理想が膨らみすぎて逆に遠のいたりしてしまうリスクもあります。

人のデートを観察することで、そうしたゆがみを現実的に整えることを期待しています。また、人のデートを見ていると、恋愛しているのがうらやましいなと感じるものです。そうなれば、さらに恋愛へのやる気が高まってチャンスに近づきます。

恋愛スイッチを入れる 3. 安全な環境で男性と触れ合う

最後は少しハードルが上がるかもしれません。ズバリ「安全な環境で男性と触れ合ってみる」です。
具体的には、整体とか美容院とか、安全かつ合法な場で男性に触れられる機会を作れればOK。なぜ男性に触れられる機会が大事かというと、妄想などで恋愛へのイメージを現実的にしたならば、触れるという五感でも異性を現実的に思い出してほしいからです。

でも、危ないチャレンジは避けたいところ。そこで最初は、整体や美容院、マッサージなどのボディメンテナンス系のサロンで良いので、男性に施術してもらい、異性と触れ合うことを安全に体験し、カラダにその感覚を思い出してもらってください。
くれぐれも、施術者に惚れたらダメですよ!

また、もしやる気があるならば、個人的にはペアダンスを体験することをおすすめします。いわゆる社交ダンスとかですが、特にサルサがおすすめ。サルサはダンスを通して疑似恋愛をしていると言われています。筆者も一度体験したことがありますが、かなりスイッチが入ります。とはいえ、これはハードルが高いので可能な人向けです。

恋愛から遠ざかっている人向けのワークを3つご紹介しました。もちろん、異性とデートするシーンが用意できればそれも良いです。ただ、デートって身構えると恋愛よりも相手のあら探しをして終わりがちです。そうなっては恋愛からさらに遠のくだけなので、事前ワークとして今日の取り組みがやれたらいいですね。
素敵な恋愛を引き寄せましょう。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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