結局、別れるか浮気されます…! 恋が長続きしない「女性の特徴」3選

文・おおしまりえ — 2022.11.10
自分と付き合うと彼がいつもダメになる。なぜか私の意見を聞いてくれない。そんな悩みを抱く女性は多いものです。しかしながら、女性の恋愛スタンスが大きく間違っていることも多いんです。今回は自立した強め女性に多い恋愛の落とし穴について紹介します。

彼氏の話を聞いているようで聞けていない”隠れ暴君女子”の共通点

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 196


仕事も恋愛もめいっぱい頑張る女性って素敵ですよね。でも、自分から意見を言ったり行動を起こしたりするバイタリティのある女性の恋愛では、こんな悩みをよく耳にします。

「彼が自分の思った通りにしてくれない」
「彼がなんでもイエスで本音を話してくれなくなった」
「気づいたら誘われなくてセックスレス」
などなど。

これら悩みの本質は、女性側のパワーが強すぎて男性が萎縮していることにあります。筆者はこれを「隠れ暴君女子」と呼んでいるのですが、表では女性側も男性側のことを考え行動しているけど、気づくと男性のことを女性が支配し、押し殺させているという構図が関係に問題を生んでいます。
今回はこの「隠れ暴君系女子」とは一体どんなタイプなのか。共通点とともに何が問題かを紹介していきます。

彼の話を聞いているようで聞いてない隠れ暴君女子とは?

「隠れ暴君系女子」を一言で言えば「彼の話しを聞いているようで聞いておらず、自分のことを優先しすぎる女性」です。
例えば、彼のしたいことや希望に対して、自分が納得できないとさりげなく軌道修正させたり、論破してしまうのがこのタイプです。

以前筆者が聞いた事例を紹介します。彼女は彼との同棲で家を探していました。彼女はまだまだ仕事を頑張りたいため、都内の真ん中に住みたかったものの、彼は収入面でも不安があったため、郊外を希望していました。

意見が真っ向から合っていなかった2人ですが、結局「私が多く出すからこちらの希望に合わせてほしい」と彼女は彼を説得。彼としては納得できないまま彼女の希望する家に引っ越したそうです。

この2人がどうなったかというと、些細なことで喧嘩になり彼が不満を大爆発!
「俺はいつだってそっちの意見に従ってるんだから、たまにはこっちの意見を聞いてもらわないと困る」と言い出すと、彼女も猛反発。結局2人は別れてしまったそうです。

この話のように、隠れ暴君系女子の話し合いというのは、基本的に自分の意見を通すための説得です。そして自分の意見に応じない男性がいると、「話を聞いてくれない」とぼやくのです。

ただ、ここまで解説すれば明らかですが、本当に話を聞いていないのは、彼ではなく彼女です。自分に都合のよい話(自分の意見に肯定的な話)しか、そもそも聞く気がないので、彼の意見をスルーしていたり、そもそも彼が意見を話す機会すら奪っているのです。

隠れ暴君系女子の共通点3つ! 当てはまったら要注意

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表面的には彼と対等で自立した関係を築いているように見えるこの女性の恋愛観。しかし内情は自分の意見やリズムが何より大事で、それに従わない男性を批判し、説得するのがこのタイプの特徴です。

こうしたスタンスで恋愛した結果、男性は萎縮し意見を言わなくなったり、浮気に走ったりします。なんとしてもバッドエンドは避けたいところですが、ここからは「隠れ暴君系女子」に共通する3つの行動をご紹介します。

共通点1:結論ありきで話をする

彼との話し合いは、まず自分の結論や希望を通すために話していることがかなり多いです。その上で彼の話しを聞いているので、納得できない提案が彼から来ると、論破し始めます。

これは彼との話し合いだけではなく、誰かに相談をしたときも同じです。基本的に自分の答えが先に出ている上で、「どうしたらいいですか?」と話していることが多いのです。

もちろん、相手の話しをすべて受け止めろと言いたいのではありません。ただ、結論が先に出た上で相手の話しを聞こうとすると、結局相手を自分に合わせさせることが多くなり、男性に負担が多くなりがちであるということです。

共通点2:相手がいつも自分と付き合うとダメ男になる

「歴代彼氏が自分と付き合うといつもダメ男っぽくなっていく」
これは隠れ暴君系女子の特徴としてよく聞くことです。

例えば、付き合ったときは仕事に邁進していたのに、気づいたら家でぐーたらしている、なんてことはよく聞くことです。こうした状態はもちろん男性側が作り出しているので、女性が100%悪いとは言い切れません。しかし、根っこをたどれば、意欲減退状態の男性を作り出しているのは、強すぎる女性の存在だったなんてことはよくあります。

男性がアレをしたいコレが良いと言ったとき、隠れ暴君系女子は自分が納得できない意見だと、否定したり正しい意見に矯正したりします。その結果、男性は自分をうまく発揮できず、先程の例のように意欲や意志を消し、ぐーたらし出します。

実はこれ、指示的な親が子どもにやるのと構図としては同じです。つまり隠れ暴君系女子というのは、恋愛に限らず人間関係を支配し、相手の意志や行動力を殺すことを無意識にしているのです。

共通点3:ダメになりそうなら逆ギレやシャットダウン!

共通点1、2で説明したことをしていると、当然関係はうまくいかず、待っているのは男性の逆ギレor関係破綻の前兆です。そうなったとき、このタイプの女性が取る行動の1番は「シャットダウン」。早めに別れを決断する人が多いです。

また別れないにしてもこのタイプは両極端な行動をとりがちなので、本当の意味で話し合えるまで時間を使ったり、相手の行動を待ったりするといったことをしない傾向にあります。

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ここまで、隠れ暴君系女子の行動の共通点をご紹介しました。彼女達の行動の根っこには、「自分の思った通りに動いてほしい」という希望があるため、結局自分の思った通りの人を選んでは相手の反発(自分の思った通りに行動しなくなった彼)を受けて別れるを繰り返す傾向にあります。

こうした関係の解決策はたった1つ。自分が相手の意見に全面的に耳を傾け、相手の意見を聞く。時間がかかるなら時間をかけるということ。スタンスを大きく変えないと、関係性の変化は起きにくくなります。

なかなか難しいことかもしれませんが、もし自分のことかもと少しでも思った方は、行動を振り返るところから始めてみませんか。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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