好きな人にはやっちゃダメ! 男性が退屈に感じる「女性の振る舞い」

文・おおしまりえ — 2022.10.27
どんなに見た目が素敵な女性でも、大人になると男性から退屈と思われ、ご縁が消えてしまうことが恋愛ではあります。では一体どういうふるまいが退屈と思われるのか。記事では5つの要素を具体的に紹介しています。ぜひ脱・ 退屈な女性を目指しましょう。

男性から見て「退屈」と感じさせる女性の振る舞い

男性が退屈に感じる女性 特徴 振る舞い 行動 言動

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 194


ビジュアルの良さは、恋愛に大きなアドバンテージを与えます。しかし、20代より30代、そして40代と年齢が上がるほど、見た目だけが良くてもモテなかったり、いい恋愛ができなくなったりします。その理由の1つは、男性に退屈と感じさせてしまうから。

男性も年齢とともに人間的な深みが出てきて、見た目の良さだけでなく中身の面白さといった人間的な魅力も求めるようになります。しかしこの中身の魅力が感じられないと、どんなに可愛くても退屈と思われてしまうのです。
では具体的に、どういった女性の振る舞いが男性から見て、中身がなくて退屈と感じさせるのか、今回は5つの項目をご紹介します。

1. 「いいね!」「任せる!」 理由なく全肯定

以前 、恋愛では「さしすせそ」と呼ばれる肯定言葉が鉄板と言われていました。
「さすが」「知らなかった」「すごい」「センスいい」「そうなんだ」の5つです。もちろん今でも有効ではありますが、理由も分からずこの言葉を連発していると、男性からつまらない女性と思われてしまうかも。

過去にある男性から聞いた話をご紹介します。仕事の話をしたら「すごいねー 、頑張ってるね」「さすが〇〇くん」と褒めてくれるものの、「どの辺にすごいと感じるの?」と聞き返すと、「えー難しそうでわかんない」と一言。つまり、わからないことは全部「さしすせそ 」で切り返していたのです。
それがわかった男性はゲンナリ。結局いろんな話をしてもリアクションがいつも同じで自分の考えは空っぽなのがわかり、退屈と感じてしまった ようです。

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2. 興味の範囲が狭すぎる

恋愛の醍醐味の1つには、お互いの好きなことや考えを交わらせることで、新しい刺激を生み出すことにあります。
好奇心旺盛な男性ほどこの新しい刺激を女性に求めているものですが、残念ながら興味の範囲が狭かったり、広げることに興味が薄かったりする女性は、男性から見て退屈と感じられがちです。

具体的には、毎日家と会社の往復だったり、美容や女友達といった、男性も加わるのが難しい興味しかなかったりする場合。逆に自分の好きな趣味や生活スタイルが決まっていて、絶対に崩したくないし、それ以外を全く受け付けない女性は要注意です。

自分の好きがはっきりしていることは良い部分もありますが、せっかくなら変化する良さや相手に新しい刺激を与えられた方が、男性には魅力的に映ります。
無理して新しい何かを見つけるべきとは言いませんが、常に前向きで興味や行動の範囲が広い人というのは、それだけ魅力的に映るのです。

3. 仕事や趣味の話に生返事

人は、自分の大切にしていることについて肯定的に受け止めてくれたり、興味関心を持ってくれたりする女性に対して好印象を抱きます。
男性の場合、それが仕事や女性にはちょっと理解しがたい趣味であることも多いもの。そんなとき、100%理解できなくとも、前向きに受け止め、そして自分ごとのように聞いたり興味を示してくれたりする女性はとても魅力的に映ります。

これはある男性が教えてくれた実際の話です。マッチングアプリで出会った女性とデートしたときのこと。好みだったので好印象を抱いていたそうですが、結果として2回目のデートには発展しなかったといいます。理由を聞くと、その女性は男性の仕事の話や将来の展望について話が及ぶと、「ふーん、へー」と右から左へ生返事。今の仕事にやりがいを感じていた男性は、つまらなさそうにする女性になんだか興ざめしてしまったそうです。

結果としてご縁につながらなかったのですが、自分の興味や守備範囲外の話が出たときの態度というのは、その人の人間性が出るものです。
ノリノリで聞けとまでは言いませんが、相手の大切にしているもの(ここでは仕事)を尊重する姿勢は大切で、それができないと相手からつまらないと思われても仕方ないのです。

4. 愚痴がとにかく多め

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愚痴というのは話すことでストレス発散になるため、それ自体は否定しません。しかし、愚痴を呼吸のように頻度高く話してしまうと、聞く側にとって負担でしかありません。
愚痴る女性と聞く男性の関係だったら、間違いなく男性は女性に対して退屈な印象を抱くでしょう。

また、 どうしても話したいときや、気づいたら愚痴ってしまったときは、「少しだけ話しを聞いて」と前置きしたり、「思わず話しやすくて愚痴ってしまった! ごめん!」と宣言して話題を切り替えるなどして、相手への配慮の姿勢を示すことも覚えておけると安心です。

愚痴を言ってしまう女性が退屈なのではありません。愚痴というものの性質を理解せず、垂れ流す女性が良くないのです。

5. 結婚や出産以外に夢がない

結婚や出産をいつかしたい。そう願う女性は多いものです。しかし、気をつけたいのが、「結婚と出産以外に夢がない」という状態は、男性にとって非常に退屈で窮屈に映ることがある、ということです。
なぜかというと、結婚も出産も彼という相手があって成立するため、それ以外夢がない=男性頼みの人生を見せられていると感じるのです。

自立した大人の男性ほど、パートナー女性にも同じように大人としての自立や成熟さを求めます。もし自分には結婚や出産以外に 夢がないと思うなら、そういった他人がいないと成立しない夢とは別に、それ以外に自分1人でも叶えられる夢はどんなものがあるか、少しでも 考えていくのが良いでしょう。

こういう家に住みたい。
趣味をこんな風に充実させたい。
働き方の理想はこうだ。

など、どんな目標でも構いません。ぜひ自分1人でコツコツ目指せる夢がさらにあると、魅力が倍増して相手には映ります。

男性から見て、退屈に見える女性の要素を5つご紹介しました。どれも今から意識を変えるだけですぐに変化が起こせることばかりです。
とはいえ、1のエピソードは男性が退屈と思う前に女性がゲンナリしていたのかもしれないし、3の体験談は男性の話が本当につまらなかったのかもしれません。男性の話し方や内容が問題の場合もあるので、どんな相手にでもするべきではないということではなく、好意を持った人に対しては気をつけたほうがよさそうです。

どうかちょっとした振る舞いでせっかくのご縁が途切れませんように。脱・退屈な女性を目指し 、素敵な魅力ある女性になって、いいご縁につながりますように。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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