元カレを忘れられない…失恋を引きずる女性が迎えた「哀れすぎる末路」 #192
元カレが忘れられない! 引きずる女性の末路
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 192
過去の恋愛が忘れられない。そんな未練に苦しむ女性は多いようです。しかし、過去の恋愛は断固としてポジティブに忘れることをこの記事ではオススメします。なぜなら、今回ご紹介するようなケースのように、元カレが忘れられないという事実が、あなたの人生に長く影を落とす場合があるからです。
今回は実際あった元カレにとらわれる女性の話を3つご紹介しつつ「引きずることで起きる悲劇」の怖さを知っていただければと思います。
SNSをチェックしすぎて友達からドン引かれる
元カレを忘れられないとき、多くの女性がやりがちなのがSNSをウォッチしすぎることです。たまーに思い出して検索するくらいなら可愛いものですが、忘れられない人は1日に数回検索することも。
ある女性のケースをご紹介します。彼女は別れた後、一緒にプレイしていたオンラインゲームに彼がログインしているか、ログイン履歴をつぶさにチェックしていたそうです。しかもこれ、別れた直後だけではなく2年間ずっとやっていたというから驚きます。
また彼女がよくなかったのは、彼への未練を友達に会うたび愚痴っていたことです。
最初こそ周りも同情していましたが、1年も経つと「またか…」と周りもうんざり。しまいには彼女と会うと彼の話を聞かされることが知れ渡り、お誘い自体がなくなってしまったそうです。
未練というのは、引きずった結果周りにも良くない印象を与えることがあります。
こうしたケースにならないよう、早いうちに消化し忘れること。もし忘れないとしても、友達を感情のサンドバッグにするのはオススメしません。
1年引きずって病んだけど、理由が理由でクリニックにも行けず
未練というのは、抱え続けるとご自身のメンタルにもよくない影響が出るものです。
彼からの浮気&振られるという経験をしたある女性は、そのときの心のキズからだんだんと体調を壊すようになったといいます。
そもそも、浮気されたといっても振り返れば自分が遊ばれていただけだった。そういった事実に気づき、振り返るほど、彼女は自分の不甲斐なさや無価値感に悲しくなり、不眠や意欲減退といった精神的な不調をきたしていったといいます。
周りにはクリニックなど専門機関を頼ることをすすめる人もいたといいます。しかし「理由が失恋なんて恥ずかしい」と、彼女は今も自分で問題を抱えたままです。
浮気された彼女の立場はかわいそうですが、別れるのは個々人の理由です。どんな理由であれ、別れを受け入れ忘れる(消化する)という行為には痛みがつきまといますが、その痛みを避けた結果、自分の心がダメージを受けて精神的に不調が続くのは本末転倒です。
もし今失恋の苦しさと向き合っている人がいたら、そのまま引きずって、別れを受け入れる痛みから逃げ、自分の心に負荷をかけ続けていいのか考えてみてください。
見返す精神で急いで恋愛し結婚もほどなくして離婚
失恋は新しい恋で忘れる!
よく言われる話です。確かに失恋をバネにいい恋愛をすぐにスタートできる人もいますが、なかには「彼を見返してやる」というエネルギーで恋愛を始め、失敗する人もいます。
ある女性は、彼から突然別れを告げられ、どうすることもできず怒りを募らせていたそうです。そうして彼女は、なんと元カレの仕事上の先輩だった男性と恋愛関係をスタートさせたそうです。
なんとも当てつけのような行為ですが、彼女としてはそこまで深くは考えていなかったとか(本当かな?)。
そしてあれよあれよと新しい彼と結婚まで進みます。しかし、彼女いわく新しい彼にすごく気持ちがあったかと言えばNO。どちらかと言えば振られた悔しさから「絶対に元カレより先に幸せになってやる!」というモチベーションが先行していたといいます。
“負のモチベーション”から結婚まで突っ走った彼女でしたが、結局結婚後は仕事観の不一致により、あっけなく2年半で離婚したといいます。
子どもがいなかったのが不幸中の幸いですが、そもそも見返す気持ちをモチベーションに新しい恋愛をすると、スペックやスピード感を重視した相手を選んでしまいがちです。
今回のケースでいえば、彼女は否定しましたが、彼の目に留まるような「彼よりも立場が上の人」という新しい彼に惹かれた部分は多少なりともあったでしょう。
恋愛は「この人としたい!」という気持ちを持って望むこと。ぜひ覚えておいてください。
失恋を忘れられず起きた悲劇を3つご紹介しました。別れって本当に辛いし痛いですよね。でも、その痛みは受け入れることで、きっとあなたの人生の糧となり、強さや優しさに変化していくはずです。どうか終わった関係に心を奪われることなく、前へ前へと進んでいきましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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