だから長続きカップルになれない!? 男性が「面倒に思う女性」の特徴 #189

文・おおしまりえ — 2022.9.22
感動するとすぐ泣いてしまう。人の話を聞いただけで、喜びや怒りの感情が高まってしまう。そんな感情豊かな女性ってとても魅力的です。一方で、恋愛では彼とのやり取りで失敗することも多いのがこのタイプ。感情豊かだとなぜ恋愛で苦戦することが多いのか。鍵はコミュニケーションのとり方にありました。

よく泣く女はモテない? 大人の恋愛で感情豊かな女性が苦戦する理由

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 189


涙もろくてよく泣いてしまう。嬉しいことがあると飛び跳ねてしまうほどオーバーに表現する。恋愛で落ち込むとどこまでもネガティブになる。こうした性格は、一般的に男性よりも女性の方が多いと言われます。

感情豊かなタイプと言われますが、恋愛においても、コロコロと変わる表情が魅力的に見えることも多い一方で、感情の起伏が激しく、男性から面倒臭がられることもあるのがネックです。

良さもあり悪さもあるのが特徴の感情豊かなタイプ。ただ年齢を重ねると、短所として捉えられることも多く、結果として恋愛で苦戦することも多いといいます。

では、感情豊かなのはマイナスなのかといえば、そうではありません。今回はなぜ感情豊かなことがメリットなのか、メリットなのに恋愛では苦戦してしまうのかについてご説明します。

感情豊かなのは圧倒的な魅力である! でも…

感情豊かな人とは、言い方を変えれば感情的で気分屋で、精神的に子どもっぽい人ともとらえられがちです。
では、いい大人が感情的なのはよくないのかと言えば、まったくそんなことはありません! むしろ恋愛や人生を自分らしく歩むためには、大きなアドバンテージになると思っています。

なぜなら、感情に素直であればあるほど、自分の心の声に気づき、行動に反映できるからです。人は心の声を無視して物事を選ぶと、無意識にストレスを貯めて体調を壊すこともあります。生きるうえでは感情豊かで自分の心に素直であればあるほど、幸せになれる可能性が高いのです。

感情が豊かすぎて恋愛で失敗する女性の特徴

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前提として、感情が豊かなことは良いことです。しかし、それに反して恋愛面では感情的で面倒だと言われ、数々の失敗を繰り返すのもこのタイプです。せっかくの豊かな感覚がいい方向に作用しないのはもったいないですよね。

ここからは、感情豊かと言われる女性が恋愛でやってしまいがちな失敗を3つ解説していきます。

1. 感情の伝え方がヘタで相手を疲れさせている

感情豊かなことは良いのですが、その感情を良いときも悪いときも相手にとって負担なく伝えられないと、受け取る側としては「また始まった…」と疲れてしまうかもしれません。

過去に聞いた失敗例を1つご紹介します。彼女は感情豊かで非常に魅力的な反面、周りからはいつも「何言っているかよくわからない」と評されることが多い女性でした。

ポジティブな空気のときはそれも可愛らしくていいのですが、これが喧嘩になると大変です。
彼女はとにかく怒りを表現はするものの、一向に何に対して怒っているのか、どうしてほしいのか、どうしたら場が収まるのかを言葉にしません。受け止める彼としては何度も経験していると、「またかよ」とうんざりしていたそう。過去にも「話ししていると疲れる」という理由から、何度か振られることがあったといいます。

人に何かを伝えるときは、感情と事柄がワンセットになることで、相手によりわかりやすく状態や要望が伝わるようになります。喧嘩や相談など、解決を目的にしたときほど、このコミュニケーションの基本ができているか振り返ってみましょう。

2. ネガティブな感情だけ出している

感情表現が豊かな人の魅力は、当たり前ですが楽しい時はより楽しいと感じさせてくれることです。しかしなかには、ネガティブな感情ばかりを出すタイプがいます。

愚痴や悪口といったことを話し始めると、延々と饒舌に語り続けるのがこのタイプ。本人は「はっきり言える自分っていいでしょ」くらいに思っているかもしれません。でも、恋愛もそれ以外も、ネガティブなことばかり口にする人は歓迎されません。

またネガティブな感情ばかり口にする人が恋愛をすると、相手はあなたの話を聞かなくなったり、流すような対応をしたりし始めることが多いです。
自分ははっきり感じたことを口にできるのに、なんか周りとうまくなじめない。そんなふうに思うときは、ネガティブな感情と同じかそれ以上に、嬉しさや褒め言葉、感謝の言葉、ポジティブな感情を口にしていくと、人間関係は変わっていきます。

3. 周りをおいてきぼりにしすぎる

感情豊かな人は、表現方法が独特だったりします。それが魅力に映るときがありますが、なかには独特すぎて彼をおいてきぼりにして疲れさせてしまう女性がいます。

例えばある女性は、彼が仕事で落ち込んでいると聞き、それなら温泉でゆっくりして神社めぐりでもしようと提案しました。とりあえず家でゆっくりしたかった彼ですが、彼女は自分の話した旅行プランに盛り上がり、どんどん一人で話を進めて予約も取ってしまったそうです。

結局旅行は彼女のスケジュールどおり進んだそうですが、当日の彼女はテンションが上がり、旅先でも出かけたいモードが爆発。彼の英気を養うという当初の目的はほぼ無視し、後々うんざりされたといいます。

感情豊かな女性の多くは、気持ちが高まるとその勢いにノッてどんどん前に進むことが多いです。それは良いことですが、周りのペースを無視してしまうと、とくに恋愛ではうまくいかない種にもなります。2人で楽しむ時は、相手の遅いペースに合わせて楽しむこと。これを意識できるだけで、恋愛はもっと安定し、自分ひとりでは感じられない世界も見られるものですよ。

感情豊かな女性がやりがちな、恋愛での失敗を3つご紹介しました。
長所と短所は紙一重と言われていますから、ぜひいい部分に光を当てて、より自分も彼もハッピーになれるような恋愛ができたらいいですね。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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