結婚前に絶対確認…! 夫婦になっても「ずっとラブラブでいられる秘訣」3つ #164

文・おおしまりえ — 2022.3.24
円満が続く夫婦というのは、実は恋愛中からパートナーシップの築き方が違います。具体的に何が違うかというと、仲良しでいるために共有するべきテーマをきちんと押さえているということです。そのテーマとは一体何か。今回は代表的な3つのテーマをご紹介します。

夫婦円満がずーっと続く、結婚前に話し合っておくべき3つのこと

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 164


一生の愛を誓ったはずなのに、日本では離婚する男女がめずらしくありません。その理由の第一位は、「性格の不一致」とも言われています。年齢や経験を重ねていくうちに、性格が合わなくなっていくわけですが、一方で時間の変化を経ても、長く仲良しな夫婦というのも存在します。そうした夫婦は、一体何が違うのか。また、結婚前に話し合っておくとより円満が続く3つのテーマについても、ご紹介します。

夫婦は時間とともに変わる、わかっているかいないかがカギ

人間というのは、誰でも時間や経験をへて価値観が変わっていくものです。つまり、どんなにラブラブな恋人同士でも夫婦でも、長く一緒にいたら性格がズレていくことは起きるものなのです。こうした自然の流れをまず分かっているかどうかが、長く続くパートナーシップの1つのカギになります。

性格がズレていくことが必然であれば、当然2人が歩み寄っていく取り組みも必要です。例えば夫婦であれば、子どもが生まれたなど、大きな変化があった時はもちろん、定期的に今自分が感じていること、したいことは共有することが大事です。

また、カップルであれば、異動や誕生日といった節目の時期には、思うことが変わったり強まったりするものです。こうしたタイミングで、相手とフラットに話し合いができていると、関係は年数とともにより良くなっていきます。

お互い恋愛感情が高いと、こういった話は表面的になります。また、仕事などで忙しすぎると、どうしても話し合いは後回しになります。しかし、意思の疎通をしていく努力こそが、円満な関係を長く続ける秘訣といえます。

理想生活スタイルについて

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意思の疎通をしていく努力をしていくとしても、一体結婚前に何を話しておけば良いか、意外と迷う人はいるでしょう。そこで、特に大事になってくる3つのテーマをご紹介します。

1つ目は、自分の理想の生活スタイルや将来の希望についてです。どこで暮らしたいか、仕事はどういったリズムや方向性を今は考えているかなどを話しましょう。こうした話をしていないと、突然「本当はこれをしたかった」と後から希望を聞かされて困るケースがあります。

例えば、結婚した後に突然夫が地元へのUターン転職を希望して揉めたとか。夫が結婚後の家事を全部妻に望んできたとか。はたまた子どもが生まれたら妻が仕事を辞めてしまったといった不満も聞きます。

もちろん理想の生活スタイルは時間とともに変わるものではありますが、事前に今の希望を伝え、そして聞き、今後も適度に希望を共有しあっていくことは大切です。

コミュニケーションのとり方について決めておく

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人は付き合いが長くなればなるほど「言わなくてもわかるはず」を相手に求めがちです。生活のちょっとしたことなら良いのですが、大事な話をしたい時、不満を感じた時、ストレスが溜まっている時などは、相手とマメにコミュニケーションを取れた方が、長い目で見て関係はプラスに働きます。

また、夫婦の満足度を調査したあるデータでは、1日1時間の言葉でのコミュニケーションを取っている夫婦ほど、満足度が高いという結果もあります。
どんなに忙しくても、相手とすれ違いにならないような会話の仕組みを、恋愛中から構築しておくことは、長く夫婦円満を保つのにとても大切です。

例えばある夫婦は、話したいことがあると一緒にお風呂に入り、会話を楽しむことをルールにしているそうです。ルールは何でもいいのです。ただ「話したい」と思ったとききちんと話せるよう、コミュニケーションのとり方のルールはある程度決めておけると安心です。

お金の管理方法について

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最後は生活に欠かせないお金の話についてです。お金の話を真っ向からするのって、抵抗感を覚える人が多いものです。しかし、離婚原因の上位には「生活費を渡してもらえない」「相手の浪費がすごい」といった理由があがることもあります。つまり、お金のやり取りをクリアにできているだけで、実は夫婦円満に一歩近づいていると言えるのです。

恋愛中の段階から、金銭感覚について確認しておくことや、同棲のタイミングでは生活費のやり取りについて細かい話し合いをしておくなど、今の状態から話せることはいくつもあります。ぜひトライしてみましょう。

意外と話をしてみると、金銭感覚にだらしない相手だったことがわかることもあります。また、元々はルーズなタイプだったのに、2人で話し合ってルールを見つけていくなかで、お金に対してキッチリ向き合えるようになったケースもあります。

日々のお金を扱うという力というのは、特殊なものではありません。知識と取り組んだ回数で、ある程度上がっていくものです。だからこそ、恋人同士で話し取り組めた方が、よりよい関係づくりに繋がるのです。

今からでも話し合えるとより夫婦円満にもつながるテーマについて、3つご紹介しました。好きだとどうしてもこういった深い話は後回しになりがちですが、ぜひ彼とより良い関係を作っていけるよう、チャレンジしてみてください。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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