結婚すると悲惨! 実は「最低なダメ夫になる」男性の特徴5つ #161

文・おおしまりえ — 2022.3.10
「こんな人じゃないと思ったのに」結婚後に男性に対して、こんな気持ちを抱く女性は多いものです。こんな人だと思わなかった…を未然に防ぐために、今回は“ダメ夫予備軍”になりそうな要素を5つご紹介します。今彼の行動に照らして、考えてみましょう。

あの時気づけばよかった、実はダメ夫予備軍だった彼氏の些細な行動

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 162


大好きな彼と結婚できたはずなのに、1年2年と時間が経つと気持ちも落ち着き、ふと「なんでこんな人と結婚したんだろう」と覚めてしまう夫婦を見かけることがあります。

また、子どもが生まれたことをキッカケに、“ダメ夫”ぶりが強調され、関係が悪くなる夫婦もいます。「あんなに好きだったのに、彼はなんで変わってしまったかな…」と悲しくなりますが、実は結婚後にダメっぷりが発揮される男性には、独身時からいくつかの片鱗が見えるものです。そういった大事な人間性を見落とさないために、今日は“ダメ夫予備軍”とも言える男性の5つの特徴を紹介します。

ダメ夫予備軍1 いじり強めで不快とギャグの線引きができない

「お前ってホントだらしないよな〜」なんて、からかい半分のやり取り、付き合っているとよくあるかもしれません。

でも、それを人前でもされたり、女性側が嫌だと言っても止めなかったりするタイプの男性は要注意。彼らの中で、家族(や親しい人)は、イジることでコミュニケーションを取るもの、という常識が根ざしている可能性があるからです。

こうした男性と結婚すると、イジりコミュニケーションを毎日取ることになります。妻をねぎらったり褒めたりすることはなく、女性側は常にサゲ発言を受け取らなくてはいけなく、長期的にはしんどくなります。

結婚するとモラハラに感じられることもありますが、こういった相手の「常識」を変えるのは難しいもの。付き合う前に気づけるのがベターです。

【実際あったサゲ発言実例】

  • 妊娠した女性に対して「ホント太ったよね〜」
  • ちょっとしたミスをした時「ポンコツだよな、俺がいないと何もできないじゃん」と笑う
  • 人前で彼女のガサツさを笑い話にする

ダメ夫予備軍2. 「好きにしていいよ」で責任回避、話し合いが成立しない

「◯◯の好きにしていいよ」一見優しく聞こえる言葉ですが、場合によってはただの責任転嫁のケースもあります。

たとえば結婚すると、引っ越しや子どものこと、将来に関する大事な話し合いが必要なシーンは必ずでてきます。そのとき、好きにしていいよ男性の場合、話もロクに聞かず「そっちの考えに任せる」といった姿勢のままであることも。

言葉の通り、女性側に全面的に任せ、どんな時も文句も言わないのならまだ良いのですが、こういうケースの場合、大体後になって「やっぱりこうすればよかった」といった不満を漏らすケースもあります。

そもそも人との話し合いという大事なやり取りを軽んじる価値観があるから、こういった対応を取るのです。そんな男性ともしお付き合いしているなら、今から「向き合って話し合う」というイベントを持てるような取り組みをすることをおすすめします。

【好きにしていいよ男性の実例】

  • 今後についてどう思ってるの? という女性の問いかけを無視してふて寝
  • 真面目な話をしようとしたら、スマホをイジりながら生返事
  • 喧嘩になるといつもだんまり、LINEも未読スルー
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ダメ夫予備軍3. 俺のペースは俺が決める! ドタキャンは日常茶飯事のマイペース男性

人生で1番大切なのは自分自身です。それは誰しも同じなのですが、自分のペースを大事にしすぎてバランスを欠いている男性は要注意です。

たとえば恋愛シーンであった話では、彼女が体調を崩してどうしても一緒に居てもらいたいとお願いしても、友達との約束があるからと出かけてしまう。なんて対応を過去には耳にしました。

こうした自分のペースを柔軟に変えず、ガンとして貫き通す男性は、結婚して子どもが生まれてからも、同じく自分のペースをガンとして貫く可能性大。そうなると、しわ寄せは女性側に全部来ますから、辛い未来が待っているかもしれません。

毎回合わせてくれとは言いませんが、柔軟に話し合って優先順位を適時入れ替えられる男性であるか、彼のことを見てみましょう。

【マイペース男性の実例】

  • 彼女の急な頼みもガンとして自分の予定優先
  • 「俺はマイペースだから!」が口癖で、周りをいつも合わせさせる
  • 自分の気持ちを優先するあまり、彼女との先約をよくドタキャンする

ダメ夫予備軍4. 「女ならさ〜」と男女役割求める男性

男だから、女だから、といった性別による役割は、年々なくなりつつあります。とはいえ、個人の価値観の中にそれが根強くあり、2人の当たり前にズレがあると、結婚した後、バランスが取りにくくなるかもしれません。

たとえば、「女性が家事をするべき」「結婚するってことは、自分の家のルールに従うべき」「稼ぐ方が偉い」なんて固定概念を持っていると、女性は一方的に無理を強いられることになりかねません。

彼がそういった思い込みの強いタイプではないか、きちんと自分の言い分にも耳を傾けてくれる人か、恋愛中から確認していきましょう。

【男女役割求める男性の実例】
・稼いでない方が家事をやるべきと、子育て中の女性に家事を押し付ける
・「結婚したんだから俺の実家とも仲良くしてよ」と家族の面倒事を押し付ける
・「女は結婚したら生活安泰でいいね」と女性全般に対して偏見を持つ

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ダメ夫予備軍5. いつまでも息子な男性

「子どもはいくつになっても可愛いもの」と思うのは、親として当然の想いです。だからといって「俺はいつだって親の子どもなんだ」と、堂々と子どもとしての権利を主張しすぎるのも考えものです。

男女に限った話ではありませんが、男性の中には親が昭和的な発想を強く持っており、長男や息子といった役割を強く望まれて育ち、成人後もそのプライドを引きずっている男性が未だに多いのです。

たとえば大人になっても「息子としての自分」を非常に重視し、その結果彼女や妻に無茶なお願いをしている男性はよくいるといいます。結婚とは、今までの価値観をお互いが持ち寄りながらも、新しい価値観やルールを作っていくことです。行き過ぎるとマザコンなんて言われるタイプですが、母親べったりに限らず、実の家族より夫婦関係をきちんと重視して考えられる男性かは、見ておきましょう。

【いつまでも息子な男性の実例】

  • 何か決める時も、親の意見を確認してから行動する
  • 結婚した途端、家族づきあいや同居などをガンガン主張してくる
  • 「俺の家では〜」といった自分ルールを常に彼女に強要する

ダメ夫予備軍につながる5つの特徴をご紹介しました。
こういった片鱗が恋愛中からも見えるようなら、ぜひ話し合いや改善策を考えた方がいいでしょう。「結婚したら変わるはず」「子どもができたら変わるはず」は、ほぼ変わらないと思った方がいいです。なぜなら、人の常識は状況から変わるよりも、本人の気づきがあって変わるものだからです。大好きな気持ちが強いと、こうしたネガティブな側面が見えなくなるかもしれませんが、ぜひ幸せな未来のために振り返ってみてください。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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