絶対に別れたらダメ…! 結婚して「いい夫になる」男性の特徴5つ #161

文・おおしまりえ — 2022.3.3
結婚したら彼は変わった。こうした言葉はよく聞くものです。では、どういうタイプの男性だったら、結婚しても変わらず幸せな夫婦関係でいられるでしょう。今回はいい夫婦関係を築ける男性に共通する、5つの素敵な価値観をご紹介します。

結婚後に幸せ確定!? いい夫婦関係を築ける男性はここが違う

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 161


恋愛と結婚は違う。
よく聞く話です。では、ずっと幸せが続く結婚をするためには、相手がどんな性格や価値観だったらよいか知っていますか。今回は結婚した後もよい関係が築ける男性が持っている5つの要素を紹介します。ぜひ、自分の彼やこれからお付き合いする男性に当てはめ、考えてみましょう。

性的な役割を決めつけてない

「男なら」「女なら」私たちは長く男女に根ざした役割を、当たり前に受け入れてきました。

  • 男は仕事で成果を出して一人前
  • 女は愛嬌
  • 女は料理ができた方がモテる

などなど、人それぞれいろんな男女の思い込みがあるでしょう。これを今からゼロにするのは難しいのですが、だからといって自分や相手が性的な役割の思い込みを強く持ちすぎていると、結婚後はハードモードが待っているかもしれません。

男性の性役割への強い思い込みについては、過去にこんな要望をされた話を耳にしました。

  • 家事は女性の方がやるべき。
  • 子育ては女性の方が得意だから、俺にできることはない。
  • 俺より稼がないで!

どれも言葉にすると嫌な感じがしますが、相手に言葉で伝えなくとも、こうした思いを抱えている男性はまだまだいます。彼と子育てや家事、仕事についてどう考えているか話し合うことで、これらの価値観を確認することができます。ぜひ事前に聴いてみましょう。

自発性と改善力がある

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例えば家のことや2人のイベント、約束事に対して、彼は自分から気づき、行動を起こしてくれるでしょうか。

男性の多くは仕事の時はいろいろできても、オフになると、自分から環境や関係を良くしていこうという力が働きにくくなる人もいます。女性よりも男性の方がプライベートに休息(力まず頑張らない自分)を求めたがるからかもしれません。

でもプライベートだからといって、何もしない、何も気づかない、言っても動かない、むしろ頼むと不機嫌になる…なんて男性では、今後家庭というプライベート基地をともに作る相手としてやや心配です。

もちろん、最初から完璧かつ自発的に動ける男性はそういません。だんだんと「こういう時はこれをしてほしい」とこちらの希望を具体的に共有していくと、改善されていく男性もたくさんいるのです。

その結果、自発的な行動が生み出されたり、生活が改善されたりしていくような男性であれば、きっと2人の結婚生活も安心したものになるでしょう。

肯定的でポジティブ

「ホント◯◯(彼女の名前)って、バカだよな〜」

こんな男性からの言葉があった時、あなたはどう受け止めますか? 言い方はマイルドかもしれませんが、こうした否定的な言葉が常に出るような男性だと、あなたは彼とコミュニケーションを取れば取るほど、知らぬ間に心が傷ついていくかもしれません。

男性の中には一定数、女性を下に見たり、批判的なコメントを投げかけたりする人がいます。本人からしたら、女性の改善を願ってのことらしいです。しかしこうした男性と一緒だと、女性は何をしても肯定されたり褒められたりすることがなく、だんだんと心が乾いていきます。

人の成長は肯定や褒め言葉がないと促されない、と言われています。つまり、日常的に肯定的でポジティブな言葉をたくさん使う男性は、結婚した後のコミュニケーションもスムーズに取れ、お互いの成長にもいい影響を与えてくれる可能性が高いのです。

否定的な発言をする男性は「お前を思って言っている」「だって事実だし」と自分を正当化して変えようとしないことが多いです。相手を思うなら、相手の嫌がることはしない。これって普通のことですよね。あなたの隣にいる彼は、こうした無自覚の攻撃言葉を使っていませんか。

話を聴く姿勢をもっている

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例えば彼に大切な話をしたとき、きちんとスマホから目を外し、体を向け、自分の話を最後まで聴いてくれているでしょうか。話をさえぎってアドバイスしてくる、後回しにしたがったりする、はたまたスマホを操作しながら話を聞こうとするなどはよくある態度かもしれません。

「聴く」とは、相手の話にきちんと向き合い、言葉の意味や感情を深く理解をしようとすることを指します。一般的な「聞く」は、ただ発せられる音を耳に入れるだけであり、これだけでは深くお互いを尊重したコミュニケーションを取っていくのは難しくなります。

この違いをきちんと理解していると、彼は(自分も)会話に対してどの程度「聴く」姿勢を持てているか、どの程度信頼してコミュニケーションを取れる相手なのか、わかるかもしれません。

パートナーをちゃんと優先する

恋愛でも夫婦関係でも、パートナーとなる相手は、人生において優先し大切にすべき存在です。相手が何か困っていたり不満に感じていたりすることがあれば、できる限り優先して相手と向き合い、解決策を一緒に考えていくことが大事といえます。

しかし、世の中には「パートナー=優先するべき存在」という価値観がない男性がいます。

友達や仕事の予定を常に優先し続ける。
親の言うことを絶対的に守る(彼女や妻の意見は後回し)。
自分のやりたいことしかかなえない。

彼はこんな価値観をもっていませんか。仕事に関しては優先するかどうか、判断が難しい局面もあるかもしれません。しかし、常に「仕事なんだから」を盾に、問答無用で彼女や妻を後回しにする男性は、人生のパートナーとして見た時、不安を覚えるものです。

状況を変えられないにしても、困っている相手にまず意識を向け、そしてどうしてなのか話を聴き、その上で今できる解決策を一緒に考える。これだけでも、相手は「自分をちゃんと優先してもらえた」と感じるものです。彼はちゃんと優先順位を間違わず、あなたに寄り添ってくれる相手でしょうか。ちょっと考えてみましょう。

結婚したあともいい夫婦生活を築くために、男性に欠かせない5つの要素を紹介しました。これは男性に向けて書きましたが、女性にも同じことが当てはまります。ご自身も相手も今回紹介した5つの要素がちゃんと備わっているか、今一度振り返りながら、素敵なパートナーシップを築いてくださいね。

おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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