長続きカップルになれる…! バツイチ男性との交際で「確認すべきこと」3つ #156

文・おおしまりえ — 2022.1.28
好きになった人がバツイチだった。大人になるほど、そんな出会いも増えるものです。離婚経験を否定的に見るか、気にしないかは人それぞれですが、もし彼との将来を考えるなら、今日紹介する3つのポイントは、必ず確認しておきましょう。

バツイチ男性との恋愛、長続きのコツはこの3つをチェック

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 156


好きになった人が過去に結婚・離婚経験のあるバツイチ男性だった。大人になるほど、こうした出会いも増えていくものです。離婚経験をポジティブに捉えるかネガティブに捉えるかは人それぞれですが、結婚を考えたお付き合いをする場合、やっぱり不安になる部分はあると思います。

今回はそんな不安をしっかり解消して、いい関係を長く続けるために、押さえておきたい3つのチェックポイントを紹介していきます。

ポイント1:なぜ離婚したか、本当の理由を確認

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離婚経験者とお付き合いする場合、おそらく多くの方が「なぜ離婚したのか?」という理由は確認していると思います。ただ、恋愛モードだからこそ確認が甘い場合もあります。

例えば、「離婚原因は妻の浮気だ」と話す男性がいたとします。この場合、じゃあ悪いのは元奥さんだから彼は悪くないなと、それ以上聞かない人もいるでしょう。でも、果たしてそうでしょうか。ぜひ、相手とのいい関係を望むなら、もう少し踏み込んでみましょう。

  • なぜ奥さんは浮気をしてしまったのか
  • 浮気がわかったとき、関係の再構築は考えなかったのか
  • 浮気がわかったとき、夫婦の関係はそもそもどうだったか

例えば、上記のような詳細確認はしてみてもいいかもしれません。浮気という決定的な原因を作ったのは元奥さんだったとしても、そもそも当時の2人には、浮気に走るほどの関係悪化が裏側にはあったのかもしれません。その場合、関係悪化の原因は妻側のみということはなく、夫婦両方にあるはずです。

例えば男性が家事や育児をまったくしない亭主関白な人だったとか、口論になるとモラハラ気質な部分があったとか。怖い理由も隠れているかもしれません。

ここで「自分にも悪い部分があった」と非を認める男性と、断固として相手が悪いと言い張る男性にわかれるかもしれません。どちらがいいか悪いかという話ではなく、こうした突っ込まないと出てこない本音をきちんと直視することで、あなたと彼が将来いい関係を築けるか、見えてくるかもしれません。

ポイント2:全員がハッピーな関係になっているか

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バツイチ男性の中には、前妻との間にお子さんがいらっしゃるケースも多いです。そして、多くの男性が養育費の支払いや定期的な面会交流をしている場合があります。関わり方は人それぞれですが、新たに交際をする女性の中には、こうした彼と実子&元妻との関係性に悩む方が少なくありません。

  • 自分との関係より、別れた妻やその子どもとの関係を優先されモヤモヤする
  • 養育費よりも、将来の2人のためにもっとお金を使ってほしい

 
などが悩みポイントのようです。こうした悩みを抱くことは否定しませんが、もし彼と結婚を見据えているのなら、あなたが一方的に不満を溜めるべきではありません。とはいえ、自分の意見を押し通すことが正解でもありません。

バツイチ男性とお付き合いをしていくのであれば、彼とあなた、そしてお子さんや元奥さん、全員が納得できる未来を模索していく必要があります。

例えば彼の面会が突然決まるためデートの計画が立てられない、なんて悩みがあれば、ある程度事前に日程調整をしてもらうことはできないのか、話し合う余地はあるでしょう。

ほかにも、毎月の養育費の額に納得できないのであれば、自分の不満は妥当なのか、客観的なデータから見直すことから始めましょう。また彼がどういう気持ちでその金額を払っているのか、きちんと確認しながらお互い納得できるように話し合うことも大切です。

こうしたやり取りなく、彼や元妻、そして子どもに対して不満をあなたが募らせていると、その恋愛は長い目で見てうまくいきません。自分も含め、この恋愛は全員がハッピーになるように動いているか、ちょっと確認してみましょう。

ポイント3:恋愛のスタンスがあっているか

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バツイチ男性の中には、恋愛はしたいけどもう結婚はコリゴリと考えている人が少なくありません。恋愛はしたいけど結婚はしたくない。とても都合の良い考えに聞こえますが、それくらい彼も結婚で傷ついたということです。

こうしたスタンスを知らず、結婚願望を抱いて彼とお付き合いしていると、1年2年もすると関係がこじれ始めます。筆者は過去にそういった相談を受けたことがありますが、結婚したくないというスタンスの男性を変えるのは難しく、予防策としてできることは、付き合う段階できちんと結婚や将来へのスタンスを確認しておくくらいです。

また再婚への意思の確認だけでなく、デートの頻度や距離感などは、バツイチ男性関係なくしっかり確認しておくことをおすすめします。

男女どちらも大人になるほど、自分の生活リズムをある程度尊重して恋愛したいと考える人が少なくありません。そうした希望を後から知るよりも、事前に把握し、納得できた方が、2人の関係はスムーズに深まるかもしれません。

バツイチ男性との恋愛において、関係を長続きさせるために大事な3つのポイントをご紹介しました。

恋愛は勢いも大事ですが、やっぱり“キモ”は押さえておかなくてはいけません。離婚という過去の経験を否定的に捉えるか、そうした経験もあるから今魅力的に相手を見ることができると考えるかはあなた次第です。ぜひ紹介した3つのキモを押さえて、良い恋愛を続けてくださいね。


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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