親に結婚や交際を反対されたら…聞き入れるべきものと無視すべきもの #135

文・おおしまりえ — 2021.8.26
大好きな彼を親に紹介したら、まさかの大反対をもらってしまった…。そんな人はきっと傷心モードかもしれません。でも、親の意見というのは、突っぱねるにしても受け取るにしても、一旦当事者が冷静になることが大切です。今回は子どもの恋愛や結婚に反対する親に対して、どう向き合えばいいかヒントをお伝えします。

恋愛と結婚に反対する親! どう付き合ったらいいか?

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【おおしまりえの恋愛道場】vol. 135


大好きな彼と結婚を考え、いざドキドキしながら親に紹介。さて、ご両親からはどんなリアクションが来るでしょうか。当人としては、もちろん「この人を認めてほしい!」という気持ちだと思います。でも、親から「もっと冷静に考えなさい」なんて言われたら、あなたは納得いくでしょうか。

親の意見をガン無視して突っ走るのもひとつですが、本当に無視していいものか…そもそもこれから結婚も考えたいのに、親とスタート時点で“しこり”を生んでいいのかも気になりますよね。

今回は恋愛や結婚に対して反対する親とどう付き合ったら良いのか、またその意見を冷静に受け入れたり拒否したりしていくためのヒントをご紹介します。

親の意見をガン無視するのが危険な理由

「親の意見より、自分たちの気持ちのほうが大事! だから何が何でもこの相手と突っ走る」と考えるカップルは多いものです。もちろん当人たちが後悔のない人生を歩むことが1番大事ですから、否定するつもりはありません。ただ、無視する場合は注意が必要です。

1つは親の反対を押し切ると、後々親が原因で別れにつながるケースが一定数存在するということです。普通の恋愛だったら、さほど親は関係しないかもしれません。しかし結婚に至るとなると、家と家のつながりが色濃くなり、親が過剰に介入してくるケースは多いのです。

結婚とは、当人同士で新たな家庭を築くわけですが、それに対して親との距離が近すぎたりすると、自分達の家庭と育った家庭、2つの価値観が存在した状態で過ごすことになります。そうなると、当然ながら彼(彼女)がないがしろにされた際、いい気持ちにはなりません。これが別れにつながることも多いのです。

親の意見、聞き入れるべきものと無視すべきもの

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ではここからは、今後結婚などを見据えた場合、親から反対されたとき、耳を一旦は貸したほうがいい意見とそうではないものをご紹介していきます。

ケース1:金銭感覚の差は、事実として受け止めて話し合いを

親の反対で1番多いケースは、金銭感覚の差に対する苦言です。女性であれば、相手の年収が低かったり、定職についていなかったりする場合の反対です。
これは正直、親の言っていることが客観的かを判断したうえで、2人で今後を話し合ったほうがいいでしょう。なぜなら、金銭感覚の差や収入の不満は、離婚理由に直結しやすいからです。

親の意見も、例えば「年収1000万円以上の相手を見つけなさい」みたいな、浮世離れしているものであれば無視してもいいでしょう。結婚を決めようとしている彼がフリーターや無職であるとか、浪費グセや借金があるといった場合は、事前に話し合いをして、今後どうしていくべきかは決めておくのが吉です。

お金の話を苦手と感じる人は多いものですが、こればかりは親の意見が正しいケースもあります。ぜひ、冷静に意見を一旦は聞きつつ、2人でできることはないか話合ってみましょう。

ケース2:家庭環境の差は、客観性をもって考える

続いてよくあるケースが、家庭環境の差に対して反対する場合です。ある種の差別感情もあるため、あまり容認すべきことではありません。とはいえ、育った環境はその人の性格を大きく決める要素でもあるので、一旦立ち止まってみましょう。

家庭環境の差を指摘された場合は、実際指摘されてきたことが2人のケースに当てはまっているのか、それとも一般論を決めつけて話しているか、どちらであるかを見定める必要があります。

実際家柄の違いが目に見えてあったとしても、日々の生活ではその差が感じられない程であるケースもあるでしょう。また家庭環境の差から来る価値観の違いを感じたとしても、お互い話し合って向き合っていけるような間柄なら、この場合は無視するという選択肢もありだと思います。こうした親からの一方的な違いを指摘されたとき、どういった態度をお互いに取るか、それもひとつの判断材料になるかもしれません。

離婚原因の1位は「性格の不一致」です。性格の不一致に関係するのは、ケース1のお金との関係であったり、今回の育った環境であったりします。つまり、親の言っていることはデータとしてもある程度無視しないほうが良い要素ではあるので、その発言が客観的かをこちらで判断するのが良いでしょう。

ケース3:性格の指摘は、第三者を入れて見直しを

最後は、性格の不一致に直結する「彼(彼女)の性格に対する親からの指摘」です。これも基本的には一度冷静になって考えることが必要ですが、性格は目で見て判断できる要素が少ないので、若干難しくなります。

「優柔不断な性格が娘を預けるのに不安に感じた」とか「気が強そうな彼女で息子が心配」など、ふんわりとした指摘は、言われた時はピンと来ない場合もあります。

この場合は、親の意見が正しいのか、それとも息子(娘)贔屓なのか、別の視点を入れて見ていくのが良いでしょう。例えば信頼している第三者に彼(彼女)を紹介するという場を設け、同じような印象を受けるかどうか試してみることをオススメします。もし余裕があれば、長年の友達といったフランクな関係だけでなく、長年自分を知っている先輩など、ちょっと目上の人からも意見を聞くと、意外なフィードバックがあるかもしれません。

実際結婚生活を長く続けている大人というのは、人を見る目が肥えている傾向があります。とはいえ、子どものパートナーとなれば、その肥えた目も正しく使われているか定かではありません。親の意見を冷静に捉えるために、他者の視点を入れてみるのは、ひとつアリではないでしょうか。

親のアドバイスは、本当に自分の幸せを願っている?

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親からの反対に対して、感情的に突っぱねるのではなく、冷静にそれを踏まえて判断できるようなヒントをご紹介してきました。最後に伝えたいのは、もし親が「毒親」だった場合、意見は冷静に受けとめすぎないでほしいという話です。

毒親というのは、どんな意見も視点が「自分のため」になっています。つまり、言っていることが正しかろうが正しくなかろうが、「あなたのため」に放たれていません。冷静に意見を聞き、納得してもらおうとすればするほど、こちらのエネルギーが削がれてしまいます。これは例外的な話ですが、親に振り回されすぎない強い心も、自分の人生を歩むためには大切です。

パートナーを親に紹介して反対されると、悲しいし反発する気持ちになりますよね。もしそうなった場合は、少し深呼吸して冷静になり、自分の人生にとって1番良い選択がどこにあるのか探してみてください。大事なのは親の意見ではなく、あなたの人生が良くなることです。素敵なパートナーシップを見つけていきましょう。


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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