知らないとモテない…!? 昔とは違う「愛され女性」に必要な5大要素 #132
美人だけどモテない! 男性の本音から見える残念美人のパターン
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 132
みなさんの周りには美人はいますか? 見た目がシンプルにキレイな人もいれば、振る舞いなども踏まえると美人に見える人など、定義は曖昧です。恋愛においてはめちゃくちゃアドバンテージになる美しさですが、アラサー以降には「美人だけどモテない」という残念な人たちが一定数います。
今回は男性に聞いた、恋愛対象からは外れてしまいがちな美人のパターンを5つご紹介します。
アラサーからは美人の定義が変わる
そもそも学生時代から社会人の新人時代(おもに20代前半まで)と、20代後半以降の美人だと、定義がやや異なることに気づいていますでしょうか。もちろん見た目の美しさは必要ですが、20代後半以降からは見た目の美しさとあわせて、自立心といった大人ならではの要素が必要になっていきます。
- 男性に過度に期待や依存をしない
- 自分をしっかりもっている
- 周りへの心遣いができる
- メンタルの安定
- 努力や必要な我慢、必要な自己主張ができる
などが具体例な要素になります。こうした大人になってからのモテに大切な要素の変化に気づけない美人さんが、アラサー以降にいわゆる「モテない美人」と呼ばれるようです。
男性に聞いた美人なのにモテない女性に感じた5つの要素
ここからは、実際に筆者が過去に男性たちから聞いた、「恋愛対象から外したくなった美人」の要素を5つご紹介します。とはいえ、これは別に美人と言われる人に限らず、女性ならやらないほうがいいことです。自分はどうだったかな…と、少し振り返りながら考えてみてください。
「してもらう」のが当然
美人に生まれた人というのは、気づいた時から周りからチヤホヤされて育っている人が多いです。それはとても恵まれたことですが、一方で、このチヤホヤが当たり前と認識したまま大人になると、周りに何かお膳立てしてもらうことが当然に感じ、図々しい美人ができあがります。
- デートプランは相手が立てるもの
- ご飯はごちそうしてもらえるもの
- お店についてはきちんと彼が調べるもの
などはその代表です。
「男性だから、彼氏だからといった役割を相手に求め、自分と付き合えたんだから、して当然くらいに思っている女性が時々います。美人だけど気が強いなーと感じて、恋愛対象としては見られないですね」(30代・営業)
このように、男性が関係が始まる前に息切れするケースもあります。一瞬の恋愛を楽しむのであればその対応でもいいのですが、一生かけるパートナーを求めているなら、片方が頑張るスタイルの恋愛は“おこちゃまの恋愛”といえるのかもしれません。
気遣いや配慮がない
例えばLINEでのやり取りのとき、どうにもリズムが悪い人っていませんか。また、いつも自分のことを話す人や自分の都合ばかりで連絡をしてくる人なんかもいるかもしれません。こんな人は例え美人でも、気遣いや配慮が足りないとして相手を疲れさせます。
「以前付き合った女性は、美人だったのですが仕事中にもバンバンLINEをするし、何かあると夜中でも電話してくる。出ないと怒りはしないけど心配してこっちが恐縮するといったやり取りが何度もありました。まめな連絡は嫌じゃないんですが、だんだんと負担になっていましたね」(20代・SE)
先程も書きましたが、比較的周りが気を遣ってくれる環境に身を置いていた美人さんは、相手を気遣ったりタイミングを見たりするといった、経験から学ぶコミュニケーションの努力をしていない人がいたりもします。
しかし、大人の恋愛は忙しいなかでするものなので、こうした「相手の都合」をある程度思いやれない人というのは、付き合う前に相手からNGをくだされてしまうかもしれません。
聞く力が低く理解力がちょっと足りない
「以前セフレ関係だった女性は、美人でしたが恋愛対象といった感じにはなりませんでした。理由は単純に話していて面白くなかったから(笑)。ちょっと難しい話になるとすぐ『良くわからない』といった態度になるし、自分の話はいつも仕事の愚痴とかゲームのこととか。気楽でいい部分もあったけど、面白いって感じる部分がなくて、恋愛対象としては見られなかったです」(20代・開発)
大人同士の恋愛では、女性に知的好奇心といった面白さを求める男性は増えてきます。そうなった時、相手の話を深く聞けない女性や、話題がいつも同じようなもの(それもネガティブなもの)だと、男性によっては「物足りない」といった感覚になるようです。
大人の恋愛では、男性は女性にやすらぎと理解力を求めがちです。そうなった時、聞く力が足りない女性は、どんなに美人でも男性的には惹かれなくなっていくのかもしれません。
お金が明らかにかかる
「お金がかかりそう」と見えるのはいいのですが、実際恋愛が始まりそうな段階で、「本当にお金がかかる」と男性から認識されると、その女性はどんなに美人でも恋愛対象から外れるケースが多いです。
「以前数回デートした女性は、毎回自分が全額の支払い。そういう価値観なのかなーと思っていましたが、デートプランを2人で練る時も、金額のことは全く考えずちょっと値段の張るお店を提案してきていて…これがずっと続くのかなと思ったら、無理だなって思ってその子はやめました」(30代後半・マーケティング)
絶対割り勘を推奨するわけではありませが、奢られるにしても毎回は遠慮するとか、相手を気遣ったお店選びなどができないと、だんだんと扱いにくい美人と思われるかもしれません。
圧がすごい
「悪い意味で気が強い美人なんだなーって思いました」(30代前半・人事)
こう語られたのは、彼が以前お付き合いをしていた美人の彼女について。
「自分はあんまりオシャレじゃないほうなんですが、『あれを着ないなんてダサい』とか『もっとこうしたほうがいい』とか、俺のためというより、自分の彼氏としてどう見えるかをすごく気にしたアドバイスがありました」
美人な自分を自覚しているからなのか、周りに対して「私はこう!」という圧が強すぎる美人は、一定数いるように思います。
筆者も以前、ある合コンで男性に対して、仕事に対するダメ出しに近いアドバイスをしている美女に出会ったことがあります。彼女は仕事に対して熱量高いタイプだったのですが、付き合う前でも後でも、「〜べき」といった圧が強い人は、だいたい男性を疲れさせます。
本人はそれを「はっきりサバサバ言うタイプ」くらいに思っているかもしれませんが、男性からすると決めつけや否定と感じて恋愛熱が下がるので、気をつけたほうがいいかもしれません。
5つのモテない美人のパターンを紹介しました。あなたやあなたの周りには、こうした残念な人はいないでしょうか。結局大人になると、見た目の美しさだけでなく人間力が勝負になっていきます。それは誰しも等しく努力で伸びるもの。もし今、モテないorいい恋愛に恵まれない、と感じるなら、ちょっとだけ普段の振る舞いから見直すと、世界は変わっていくかもしれません。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
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