5項目でわかる…! 高確率で「モラハラ予備軍」になりやすい男性の特徴 #122

文・おおしまりえ — 2021.5.26
モラハラって、相手を罵倒したり否定したりするケースが一般的です。しかし、世の中のモラハラのほとんどは、もっとナチュラルで気づきにくいケースも多いかもしれません。 今回はモラハラをする側に共通する性格と、受ける側がとりがちな5つの誤った対応についてご紹介します。

付き合うと危険! モラハラ予備軍に共通する性格

モラハラ モラル ハラスメント

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 122


「彼氏の言い方、なんか乱暴かも」

そんな違和感を覚える瞬間はありますか? 最近当たり前になってきた「モラハラ=モラルハラスメント(言葉の暴力)」は、年齢問わず夫婦でも恋人同士でも起きているものです。

「死ね」「クズ」「生きる価値ないな」など、わかりやすい批判ならすぐに気づけるものですが、モラハラの多くは判断に困るような微妙なものがほとんどです。

また、モラハラはコミュニケーションの中で起こるものなので、微妙なやり取りに関して言えば、受ける側のリアクション次第で、モラハラがさらに加速してしまうケースもあります。

モラハラがある彼と向き合うのか、別れるのかは皆さんの判断ですが、今回は付き合う前or付き合っている最中に気づきたい、モラハラする人の片鱗について、ご紹介します。

モラハラ傾向の人がもつ性格5つ

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まずはモラハラにつながる行動を起こしやすい人に共通する性格を5つご紹介します。ちなみに、モラハラは男性が女性に対してするイメージを持つ方も多いですが、逆のパターンも当然あります。

また、モラハラを我慢していた人が、別の相手には逆にモラハラしてしまうといったケースもあります。目の前の大切な人の性格をまずは見ていきましょう。

こうあるべき、こうしてほしいが強い

モラハラをする人の根底には「べき論」が強く存在しています。自分の中でのべき論を基準に、外れたものを認められず許せない。そんな心情から、相手に攻撃的な態度を取ってしまうのです。

自分は正しいし常識的だと思っている

モラハラする人は弁が立ち、相手を言い負かすのが上手な人も多いです。受けた側は「そうかも…」と納得してしまいがちです。しかし、ケンカの目的は一方的な勝ち負けをつけるのではなく、お互いが納得し、理解を深めていくことです。強い正しさに捕らわれている人は、このお互いの理解より自分の正しさの主張を優先してしまうのです。

人を上下で判断しがち

「店員は客より下」「女より男が偉い」「稼いでいるほうが上」などなど、人を批判しがちな人は、独自の上下ルールをもち、それによって態度や言い方を変えたりしています。

誰しも上下の意識はもってしまうものですが、モラハラに発展する場合、この上下意識が過剰に言葉や態度に表れる傾向があるので、注意してみてください。

きちんと不満を伝えてこない相手が悪いと思っている

モラハラをする側は、基本的に自分が正しいと思っています。その結果パートナーには批判や罵倒といった行動を取り、相手がそれに対して怖くて反論できなかったとしても「言い返してこない相手が悪い」と、完結してしまう部分があります。

褒めない! 労わない!

モラハラをする人は、基本的に自分以外を下に見てしまう傾向があるため、結果として何かしてもらったりしても「ありがとう」「嬉しいよ」「感謝してる」といったリアクションはありません。また「ごめん」「俺が悪かった」といった謝罪も基本ありません。心のどこかで自分は労われて当然、相手は頑張って当然、くらいに思っているのかもしれません。

モラハラする側に共通する5つの性格をご紹介しました。特定の相手を思い浮かべた時、思い当たる部分はあったでしょうか。

モラハラをエスカレートさせる受け手の対応5つ

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モラハラなど攻撃的な行動は、当然ながらする側が改めるべきことです。しかし一方で、微妙なラインのモラハラの場合、被害者側の対応が、モラハラする側をさらにエスカレートさせているケースもあります。では、どういった対応が相手の攻撃的な言葉を助長させているのか、5つ見ていきます。

不満や恐怖は黙って我慢やスルー

怖いと思うと、相手にきちんと言い返せないことってありますよね。また言い返したらさらに倍返しされてしまうため、黙るしかないケースもあります。しかし、攻撃する側からしたら、我慢やスルーは「響いてない」と捉えられる場合もあります。

怖くてひとりで言い返すことができないなら、中立的な第三者を入れてきちんと対応することも考えてみると良いでしょう。

何かあると、自分が悪かったのかなと謙虚に考えすぎる

受け手に共通するのですが、何か相手を怒らせることをしたかな…と、謙虚に反省してしまうケースがあります。もちろん改善すべき部分がわかっているなら直した方がいいですが、モラハラに当てはまるケースの場合、受け手は過剰に反省しすぎている場合もあります。

つい相手の気分や空気を読もうとしすぎる

強い言動が日常になると、つい受ける側は相手の機嫌や空気を読もうとした行動をとりがちです。しかし人間関係は不思議なもので、相手の機嫌を伺うと、相手は無意識に合わせるように、さらに横暴な態度を取ってくることがあります。必要なら空気や気分は気遣ったほうがいいですが、不必要に相手の顔色をうかがう必要はありません。

耐えることは良いことと考える

女性に多いケースですが、「相手に合わせるのが当たり前」「女は耐え忍ぶもの」みたいな、偏った古い考えを持っている人は一定数います。しかしモラハラする側に合わせ過ぎたり、耐えすぎてしまうと、逆に相手の行動をエスカレートさせる側面があります。必要なのは、耐えるのではなく、勇気をもって自分なりの決断をすることです。

「恋人なら」と思うと、判断が曖昧になる

人と人には、心や精神の境界線が存在します。家族や恋人など親しい間柄でも、この境界線を超える権利はありません。例えば「お前は人としてダメ」といった他者の人格否定をする権利は、他人は誰も持っていないのです。しかし、この境界線が曖昧になっていると、恋人や家族など親密な関係だと、「言ってもいい」といった判断になりがちです。

恋人から「お前はダメだな」なんてナチュラルに批判されることに慣れたりしていませんか。これは言い方次第ではジョークに聞こえますが、れっきとしたモラハラの第一歩なのです。

モラハラについて、する側、される側に分けて傾向を紹介しました。コミュニケーションの基本は人それぞれ育った環境次第で異なるため、偏りがあるものです。わかりやすいモラハラを直していくのは、正直とても大変なことですが、ナチュラルに気づかず相手を傷つけるような発言をする人には、きちんと指摘してあげることで改善していくケースもあります。

モラハラは我慢しても何の解決にもなりません。もし自分や相手との関係の中でこうしたいびつなやり取りがされているなら、何らかの対処をすることをおすすめします。


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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