ラブラブのまま長続きできる…! 「交際初期に絶対したい」5つのこと #117
新しい恋愛のスタート時、意識して取りたい彼とのコミュニケーション5つ
【おおしまりえの恋愛道場】vol. 117
春は出会いと別れの季節です。この時期、新しい恋をスタートさせる男女も多いことでしょう。付き合ったばかりというのは、好きという気持ちの高まりと、相手をまだ知りつくしていない気持ちがせめぎあい、どうしても普段どおりの自分でいられなかったり、言いたいことがうまくいえなかったりする場合もあるでしょう。
そんな初々しい時期もまた楽しいものですが、でもこの時期だからこそ押さえておきたいコミュニケーションのポイントがあります。今回は5つ、ご紹介します。
1. 普段の自分でめいいっぱい楽しむ
付き合い初めというのは、この恋愛がずっとうまくいくのかな…と、不安な気持ちが好きという感覚の中にずーっとあったりします。でも、恋愛初期にいちばんやったほうがいいことは、とにかく徹底して恋愛を楽しむことです。普段ならやらないようなノロケやバカップルっぷりを発揮しても全然良いです。
なぜこの時期めいっぱい楽しんだほうがいいのかというと、関係の初期にたくさんのハッピーを溜めておくと、その後2人の関係がさまざまな変化を迎えても、初期の楽しかった頃を1つのよりどころにできるからです。
周りの目を気にして「そんな好きじゃないよ」とか「まあ普通だよ」なんて本心とは違う振る舞いをしていると、ホカホカの恋愛を味わうことができず、その後の関係構築にも影響するかもしれません。
2. 好きだからスルーは✕! 好きだから伝えるを習慣に
恋愛スタート時というのは、相手のツボがまだわかりきっておらず、ちょっとした要望や苦言も伝えにくいことがあります。
例えばある女性の悩みをご紹介します。彼女は付き合いたての彼とデートの約束を立てていた時、ふとこんな不満を抱いたそうです。彼は「明日は13時ごろに新宿駅で」と決めてLINEが終わったのに、当日時間が近くなっても連絡が取れず、彼女は「本当に来るのかな? 新宿のどこかな?」と不安な気持ちのままデート場所に行ったそうです。
彼としては当日の時間と大まかな場所さえ決まっていたから、後は時間になったら連絡を取り合えばなんとかなると考えていたようです。しかし彼女としては、不安だからもう少し前からこまめにやり取りしたかったようです。
こうした些細なツボの違いは、だんだん慣れてくることもありますが、相手と自分のツボの違いを感じたら、スタート時ほど要望はフラットに伝えたほうがいいでしょう。
伝えないことで、我慢したほう(今回の場合女性側)には、「私は我慢している」といった不満がたまりますし、相手(今回は男性側)も「相手が合わせて当然」といった感覚が勝手にたまっていくこともあります。
長い付き合い、お互いが極力我慢や無理を抱えて過ごさないためにも、最初に自分のペースや価値観を積極的に出していくことが大切です。
3. たくさん心からの感謝を与え合う
「ありがとう」「嬉しい」などなど、感謝の言葉って日頃から相手に伝えていますか? 逆に相手からもらっていますか? 「感謝の言葉は意識して出すものではない」と言う人もいるかもしれませんが、それは違います。
まず、感謝というのは口にすることで、その状況をさらに味わうことができます。つまり、恋愛関係をさらに楽しくて温かなものにしてくれることが、感謝の言葉にはあるのです。
また感謝の言葉を口にする習慣をもつことで、嬉しいことや、相手の気遣いなど、ありがたいなと感じるポイントに敏感になれます。些細なことにも喜びや愛を感じられたほうが、恋愛に対してより充実感を覚えられるのは皆さん想像できますよね。
最初は少し気恥ずかしいかもしれませんが、ちょっとのことでも恋人にありがとうの気持ちを伝え続けていると、その恋愛は自分にとって自然と充実感を覚えさせてくれるものになるかもしれません。
4. 無理と頑張りはほどほどに
恋愛初期ほど、女性は相手にさらに好かれたいと思うと、つい無理な頑張りをしてしまうものです。例えば過去聞いた話では…。
- 彼のために手料理を頑張る
- 彼の残業が終わるのを待って起きている
- 彼の好みの服を着る
とかとか。みなさんもやったことがありませんか。もちろんこうした頑張りは否定はしません。でも、無理をして頑張ると、結局後から自分が辛くなったりするものです。それにお互い今の自分をさらけ出したところから、最適なカップルの形を作っていくことに恋愛の良さがあります。ぜひスタート時の“猫かぶり”も、ほどほどに。自分のためにいつもの自分を積極的に出していきましょう。
5. 主導権をお互いが持つ
最後は関係性の主導権についての話です。目に見えないことなので、ピンと来ない人もいるかもしれません。例えば「いつも彼の都合に合わせている」とか「いつも私の行きたい場所にばかりデートしている」とかが続いているようなら、意識的にコミュニケーションを取り、主導権を一方が握りすぎていないかを確認したほうがいいでしょう。
女性というのは、どうしても好きになると相手に尽くして合わせてしまう側面があります。その結果、いつも彼のペースであったり、丸投げの彼に合わせる形で、いつも自分が計画を立てている、といった関係になっているカップルがいたりします。
しかし、恋愛は相互に刺激を与え合うからこそ、より楽しいものになります。一方のリズムにもう一方が合わせっきりの関係は、できるだけ積極的にフラットにしていくように。恋愛初期ほど意識してみると良いでしょう。
新しい恋愛のスタートって、ドキドキと不安と安心がごっちゃになり、なんとも言えない時期ですよね。2人の関係をより良くしていくポイントは、ありきたりですがコミュニケーションのとり方です。
でも恋愛初期ほど、遠慮や不安もあり、表面的なコミュニケーションで盛り上がりがちです。でも最初から意識して本音で話せる関係を築くことが大事で、今回のコラムは、そんな本音を話すためのポイントを紹介しました。ぜひ彼とフラットに、そして良い対話をしていき、いい恋愛をしていきましょう。
おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト
10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。
©Westend61/Gettyimages
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