「面白い男性が好み」は危険!?…残念な恋愛をしやすい女性の特徴4つ #105

文・おおしまりえ — 2021.1.21
「彼氏には面白い人がいいな〜」と思って、ちょっと変わった人を選ぼうとする女性っていませんか? 相手を好きになった結果、普通より変わっているとか面白い感じの人であれば問題ないのですが、出会いを探す時点から、ちょっと面白そうなタイプを探す女性がよくいます。でもそれ、恋愛においてマイナス要素があるかもしれません。

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 105

彼氏にするなら面白い人! その希望が実は危ない理由

彼氏 面白い人 危険 

異性の好みはそれぞれですが、女性の中には、「面白い男性が好み」という人が一定数います。どこまで面白さを求めるかはバラバラですが、なかにはちょっと恋愛に危険信号がついてしまう場合もあります。恋愛において「一緒にいて面白い」というのはとても大事ですが、かといって面白い人を求めすぎるのは、なぜいけないのでしょう。

面白い人を求める女性の特徴4つ

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「面白い人が好み」と話す女性はたくさんいますが、もう少し具体例に、こんな傾向のある女性はちょっと危険な要素を含んでいるかも、という紹介からまずは始めていきます。

ネタになる! 誰かに話したい! というエピソードに目がない

面白い人が好みと話す女性は、同時にその面白い男性と体験したエピソードをだくさんもっています。また、それを誇らしそうに話すことに快感をもっていたりします。これ自体は悪いことではないのですが、本来恋愛は面白体験をストックするためのものではありません。

つまり、「この人といたら、ずっと面白いことが起きそう!」といった視点での恋愛は、本来目指してほしい安心感や信頼感の恋愛とはちょっと遠いものになります。

普通の男性にはとにかく物足りなさを覚える

「公務員です」とか「営業やってます」といった一般的なプロフィールを聞くと、「ふーん(なんかつまんなそう)」なんて感じていませんか?

面白い人が好みという女性は、芸人やバーテンダー、起業家(見習い含む)や研究者といった、個性的な職業が大好きです。本来面白さは職業に起因するものではありません。しかし面白さを求める女性は、どうしてもあまり関わることのない仕事に魅力を感じてしまう生き物のようです。

この「普通の会社員とか、つまんなさそう」といった偏見をもつことで、本来相性が合うはずの相手をふるいにかけてしまうことになります。職業に過剰な魅力を感じてしまうのは危険信号なのです。

自分は普通の人間or退屈な人間だと思っている

そもそも相手に面白さを求める女性は、「自分は面白くない」という思い込みを持っています。しかし、自分の外側に面白さを求め続けると、それは同時に自分は普通でつまらないというレッテルを無意識に貼り続けてしまうことに他なりません。
そもそも「個性的=面白い人」という考えは1つの思い込みです。人は誰しも多面的な面白さをもっているため、変わった価値観や仕事をしている人だけが面白いと考えるのは、とてももったいないことです。

相手の夢や夢中なことを応援したい

彼氏に面白い人を求める女性は、同時に相手の夢や夢中なことを応援したいと思っていたりします。応援したいという優しさを否定するつもりはありませんが、本来応援というのは、自然発生的に感じたり思ったりすることです。応援したいというニーズありきで人を見ていると、本来相性のいい人を見落としてしまう可能性があります。

ご自身に当てはまる部分はありましたか? 面白い人を好きになることが悪いのではありません。そこ縛りで相手を探そうとする性格が、のちのち問題を引き起こす可能性があるのです。ご自身の恋愛傾向を、少し振り返ってみましょう。

恋愛にはまず安心と信頼! そこから面白さを求めたほうがいい

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面白さって、確かに日常のスパイスにはなりますが、恋愛を長く続けるにあたっては、とても大切かといわれたらちょっと疑問が残ります。なぜなら、恋愛で最も大事なことは、「安心感」と「信頼感」の2つだからです。

「この人なら、大丈夫だ!」といった土台があってこそ、幸せな恋愛は叶っていきます。そして大丈夫という土台があるからこそ、相手の面白さや奇抜さといった刺激は生きてくるのです。むしろ面白さだけで突っ走ると、相手の行動に自分のメンタルはグワングワン揺れてしまうかも。つまり安定した恋愛から遠ざかってしまうのです。

では面白さを恋愛において重視する女性がまずやれることは、どんなことでしょうか。それは、自分の中に面白さを見つけ、そして普段接する生活の中に、面白さを見つけていくことです。

恋愛相手に面白さを極端に望むということは、つまり「自分は面白くない」「自分の見る世界に面白いものはない」という思い込みがあるから、彼氏に求めてしまうという仕組みがあります。だからこそ、まず自分の中にも十分面白さがあることや、世界は奇抜さや希少さを求めなくても面白いことであふれていると、実感していくことが大切です。

面白さを求める気持ちがだんだんと彼氏以外で満たされると、自然と自分に合った楽しさを恋愛にも求めるようになっていきます。面白要素は、恋愛じゃなくて趣味や娯楽から得ればよし! どうか相手選びなど、お間違えなきように!


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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