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ついエッチしちゃう…「セフレを抜け出す」ための方法 #77

文・おおしまりえ — 2020.7.10
断るのが気まずくて、好きでも好きじゃない人とでも、つい先に体の関係を持ってしまう。 そんな経験、きっとみなさんにもあることでしょう。若い頃の失敗や、1回2回のつまずきならまだ良いものの、実はそんな風にセフレからセフレを渡り歩いてばっかりな女性は、ちょっと心に“クセ”があるかもしれません。それは、「被害者意識」という、人間関係のクセです。

【おおしまりえの恋愛道場】vol. 77

いつもセフレになってしまう女子が抜け出すための方法

気づくと不本意にセフレ関係ばかりを結ぶ女性の心には「私なんて」といった、自分を尊重できない気持ちが強く存在しています。自分の気持ちを1番に尊重できないから、「セックスを今断るのは気まずい」といった、相手を優先した答えを出しがち。その結果、体の関係を押し切られるわけです。

対処法として、多くのコラムや本では「自己肯定感が高ければ、こういったことはない」と書かれていたりします。たしかに自己肯定感が高い=自分を優先する生き方ができる、ということなので、セフレに流されず、断れるようにはなっていきます。

ただ、セフレ女子には自己肯定感の低さと合わせて、ある“クセ”があります。それは「被害者意識」という落とし穴です。

「仕方ない」は被害者の発想

被害者意識と聞くと、「男が悪い!」「私は悪くない!」といった、強い怒りの感情をイメージする方が多いでしょう。もちろんこういった気持ちも、被害者意識の1つです。でも実は、自分に原因がないと考える気持ちは、全て被害者意識です。その幅は、私たちが意識するよりもっとずっと広くて複雑。ではどういったモノが被害者意識に含まれるのか、具体的に3つご紹介します。

  • 状況的に仕方なかった
  • 私はそういう扱いを受けて当然だ
  • 今後どうなるかは流れに任せた

パッと見ると、「被害者」というより「諦め」に近い感覚かもしれません。でも状況を受け入れるために自分の本音を諦めるという選択は、イコール自分を尊重することを辞める行為です。つまりこれも、被害者意識のひとつというわけ。

不本意なセフレ関係を何度も繰り返してしまう女性は、自分の気持ちを「諦め」という被害者エネルギーで打ち消すことに慣れてしまっているかもしれません。

「責任を持つ」という強さを身につける

そもそもセフレになるorセフレを続けるエネルギーは「断るのが気まずい」とか「彼と関係が終わることで傷つきたくない」といった、弱虫な自分が原因ですよね。

この弱虫はどんなに自己肯定感が高まっても、消滅することはありません。弱虫な自分はいてもいいのですが、セフレを続ける自分をやめたいのであれば、同時に「それでも自分を尊重する」といった選択肢を選ぶ強さを身に着けなくてはいけません。

ではその強い自分を選べるようになるにはどうしたら良いかというと、「自分で選択した責任」を意識することで、少しずつその力はついていきます。

心理学ではそれを「アカウンタビリティ」と呼びます。どういう意味かというと、「私たちに起きる問題は、全て私たちの選択の責任であり結果なので、誰も悪くない」と常に考える発想です。つまり、セフレになるという問題も「彼が悪い」「弱い自分が悪い」と二択で考えるのではなく、「私が選んだひとつの結果」と受け止めます。

ここで注意したいのが「私が選んだ結果だから私が悪い」と自分を責めるのは間違いだということ。あくまでも自分に現実を選ぶ責任があるから、今この時から関係が良くなるような選択を自分で取る、という考えを持つだけで良いのです。

どうしてもどちらかが悪いと思えてならない人がやること

とはいえセフレは自分の選択結果と考えても、同時に「彼が悪い!」とか「やっぱ自分はダメなんだ!」といった、片方を責める考え方になることってありますよね。

そうなると「すべてはただの自分の選択の結果」とフラットに考えることはできません。そんな時はいったん呼吸を整え、事実ベースで状況を整理することで、気持ちは整っていきます。

1:自分が100%悪かったところと、相手が100%悪かったところを書き出す

この時、「でも向こうだって」といった相手を責める気持ちや、「私なんて」といった沈んだ気持ちに引っ張られないようにします。物事はどちらかが100%悪いということはほぼありませんが、この時だけは極端に自分と相手を切り離し、悪いと感じる原因を見つめます。

2:その時湧く感情をしっかり意識する

1をやっていくと、おそらくムカムカしたり、恥ずかしいといった感情がどんどん出てくると思います。でもそれには蓋をせず、ゆっくりその感情が“ある”ことを認めてあげましょう。なぜなら、このムカムカや恥ずかしさ、後悔といった気持ちが、正しい選択を取ることを阻んでいるからです。

人は傷つくのが怖くて、本当に取りたい選択が取れないことがよくあります。この傷つくというのは、今あげたような不快な感情がもとになって起こります。だからこそ、不快な感情は無視するとずっと心に居座るので、「あるんだ」「このくらい大きいんだ」という認知をしてあげるだけで、気持ちが整理しやすくなるのです。

今日のまとめ

今日の話を順番にちょっとまとめていきます。

  • セフレ女子の心には「私なんて」といった自己肯定感の低さとあわせて、「仕方ない」といった諦めの被害者意識がある
  • 被害者意識をやめるには、「物事はすべて自分の選択した結果である」というどちらが悪いとかではない考えを持つことが大事
  • フラットな考えを持つのが難しい場合は、一旦自分と相手がしてしまった原因を振り返り、その時湧く感情を見ていく

セフレという悩みを入口に、ちょっと深い話になりました。不思議なもので、本音と行動はリンクしているようにみえて、現実にきれいに反映されていないことがよくあります。それは本音の上に余計な感情がボンボンと乗っかり、本音がうまく発揮されないようになっているから。

だからこそ、この乗っかった感情を整理して、本音と行動がスムーズにリンクして発揮できるようになればOK。そうすれば、セフレという苦しい関係をやめることができます。

あなたはそれでも、セフレを続けたいですか? それともやめたいですか? もっというと、自分や相手に怒りを抱えていたいですか? 少し自分の心と話をしてみませんか。


おおしま りえ/恋愛ジャーナリスト

10代より水商売やプロ雀士などに身を投じ、のべ1万人の男性を接客。本音を見抜く観察眼と、男女のコミュニケーション術を研究し、恋愛ジャーナリストとして活動を開始。私生活では20代で結婚離婚を経験した後、現在「女性自身」「週刊SPA!」など大手メディアを中心にコラムを執筆中。


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